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*8*
たくっちスノー
「たぶん、こいつは『番犬ガオガオくん』系統だな」
ジーン
「なんですかそれは」
たくっちスノー
「大きい犬と、その下に骨の形をしたボタンが複数あるような奴だ」
たくっちスノー
「プレイヤーは1つずつ、骨のボタンを推していく」
たくっちスノー
「その内のほとんどがダミー、ハズレはひとつのみだ」
ジーン
「‥‥‥‥‥もしハズレを引いたら?」
たくっちスノー
「ガオガオくんが目覚め、骨を押した手をガブッ!!」
メアト
「ひいいっ」
たくっちスノー
「‥‥‥と、これの場合は玩具だから痛くないし、せいぜいビックリするくらいだ」
たくっちスノー
「でもこいつは‥‥‥‥多分、噛まれたらマジでやばい」
ユニ
「でも、このドラゴンの周囲には餌らしきものはありませんよ?」
たくっちスノー
「多分、歯がボタンになってるタイプなんだよ‥‥‥そういうやつもある」
ユニ
「歯の数は合計40本‥‥‥‥この内1つがハズレで、この位置から外したら‥‥‥」
ユニ
「貴方のように首と胴体が分離しますね」
たくっちスノー
「だな、死んじまう」
ジーン
「‥‥‥‥まさか、我々で1つずつこのドラゴンの牙を押せということですか!?」
イグニス
「しかも‥‥‥‥ルール上どれがハズレなのか誰にも分からない‥‥‥運頼りだ」
たくっちスノー
「ああ、不死身である俺がなるべくハズレを引きたいがそういうことも狙えない」
ユニ
「僕は運命操作で幸運バフは掛けられますが‥‥‥‥」
ジーン
「私も縁起のいいエレメントを呼んで気晴らししておきましょうかね‥‥‥」
イグニス
「俺も影柱をいつでも出せるようにしておく」
メアト
「ちょっ‥‥‥‥それ、あたしはどうすればいいのよ!?」
ジーン
「なんとか噛まれる直前に次元層に避難するんです!」
メアト
「無茶言わないで!」
ユニ
「無茶でもやらなくてはなりません!死ぬかもしれないんですよ!」
メアト
「う‥‥‥‥わ、わ、わ、かったわよ!」
メアト
「やってやろうじゃない!!あたしからいくわよ!!」
ジーン
「えっ!!?ダメです、ここは私が!!」