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MM逃走中 イグニスの出られない1日(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開 
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*33*

飛羽真と倫太郎を通してイグニスに掛けられた呪いと危険性が逃走者にも伝わっていった。



「ヤンデレに追われまくる逃走中したことある?」

レオン
「そんな色物みたいな逃走中に出るわけないだろ」


「今この外には大量のヤンデレ達がいる、このままではなだれ込んでしまう」

レオン
「で、なんでそれが人形に繋がるわけ?」


「たくっちスノーによると、イグニス人形を作って大砲で発射して、それを餌に遠くに追いやる作戦らしいんだ」

レオン
「発送がぶっ飛びすぎて頭痛くなってきた」

???
「今のは飛んだ発想と飛ばす発送を掛けたギャグです」

レオン
「ちげーよ!誤字を誤魔化すな!」

…………


ユージン
「それでお前の人形を大砲に飛ばすことになったと?」

イグニス
「そういう事になった」

ユージン
「何食ったらそんな発想出てくるんだ?」

ユージン
「お前が大砲で放出される姿すげぇシュールになりそうだぞ?」

イグニス
「……………」



イグニス
「つかぬ事を聞くが………恋を、したことがあるか?」

ユージン
「恋?…………まぁ」

ユージン
「好きな女は、いるよ。」

ユージン
「なんつーか、結婚はしてないけど一緒に暮らしてる」

イグニス
「お前やその女は幸せか?今の人生に不満はないか?」

ユージン
「ヒルデは………どうなんだろうな、俺は満足してるけどさ」

ユージン
「俺って、正直才能があるような人間じゃねーしな」

ユージン
「それでもそいつは幸せにしたい」

ユージン
「たくっちスノーが言ってたんだ、【好き】っていうのは自分の人生や運命なんて簡単に変えちまうくらい凄いエネルギーみたいなもんが込められてるんだってさ」

ユージン
「その気持ちに素直になったおかげで、たくっちスノーも俺もクズの道を歩まずに済んだ」

イグニス
「そうか………運命すらねじ曲げるほど、ときたか」

ユージン
「好きな女が出来たら守れ、死なせるな、命を賭けさせるな」

ユージン
「きみのためなら死ねるとか、ふざけたことは抜かすな」

ユージン
「そして…………そこまで好きならそいつの為になるいい男になれ、ってさ」

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