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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 63ページ)
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*39*
剣丸
「マリーはそなたが目覚めるのをずっと待っていたのでござるよ」
天夢
「え………そうなの?」
マリー
「う………うるせぇ!悪いかよ!」
マリー
「アタシはお前に負けたわけだし………それに………」
マリー
「た………助けてくれた……し」
天夢
「…………」
剣丸
「それで天夢よ、少々気になる事が………バイオ達から聞いたが、定期的に意識が飛んで何かに会っているそうでござるな?」
天夢
「え?ああ、はい……実は、ついさっきも」
剣丸
「それは誠か?」
天夢
「ああ、前に姿を見たいと言って………その時、出てきたんです」
天夢
「確か……白いワンピースで、金髪の女の子………保証はないのに、マスターって呼んでしまった」
剣丸
「………先に言っておくとマスターはそのような見た目ではないでござる」
天夢
「ああ、やっぱり?なんというかあの人はマスターとは別の………いや、ただの少女ではないはずなんだけど、神々しさを感じて………」
剣丸
「ふむ、ダンテ達の言う【適合者】とも何か関係があるのかもしれぬでござるな」
マリー
「………なんの話ししてんだよ?」
天夢
「正直なところ俺もよくわかってない」
天夢
「それでマスターってどんな人?なんか、与えるだけ与えて何もしてないって空束から聞きましたが」
剣丸
「悪意が感じられるが、概ねその通りでござるな………」
剣丸
「拙者たちはこの世界に来てすぐ、雲のような、天国のような道を歩いていると、マスター・サトルという男に出会ったのでござる」
剣丸
「何やら紙を書かされて、それを元に能力を与えられ活動に至るのでござる」
天夢
「そうだったのか………」
剣丸
「だから本来は天夢のように、最初から版権世界に1人で迷い込んでたなんて有り得ないはずであったが………」
天夢
「俺、マスター・サトルの顔1回も見てないんだよな………暗滅教と違って光救教の適合者って能力がパワーアップする感じって言ってたし」
剣丸
「………調べようにも拙者たちは動くことは出来ぬ」
剣丸
「天夢、暫くマリーと2人きりになるが……」
天夢
「分かりました、俺がマリーを守ります」
剣丸
「かたじけない」
マリー
「おい!?」