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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 63ページ)
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ダンテは黒い液体の入った瓶を出す
マガイモノの液体と違い、反射して顔が映るほど綺麗な黒をしていた
天夢
「なんだ………なんか、綺麗だな」
ダンテ
「ダーズ様が、成分に含まれた不純物を取り除いてくれたものです」
ダンテ
「前々からこれには特殊なエネルギーが込められていましたが、普通に摂取しては死んでしまうのでね………」
マック
「それを奴らに差し込んだ、というわけか」
マック
「幹部様というよりは、ただの実験動物(モルモット)だな」
ダンテ
「その分マルキューを失ったのは惜しいと思ってるのですよ、彼は貴重な成功者でしたので」
天夢
「………貴重な?じゃあ、あれは?」
ダンテ
「………適合するのはあくまで力のみ、適合者には2つ大きな欠点がある」
ダンテ
「マガイモノの不死性は失われ、絶望を心で感じた途端成分は炎に変化し己を消滅させる」
ダンテ
「もう1つは………まぁ、細かく話すと難しい話になってしまうので要約すると」
ダンテ
「彼のように邪で、忌々しい感情を抱えた人間は、能力を発動した途端自我の崩壊が始まり」
ダンテ
「そして、もう二度と能力を解除出来ない」
天夢マリー
「!!」
ダンテ
「わたしはデスプレイにやらせても何とも思いません」
ダンテ
「何故なら結果はどうあれ貴方に挑んだ時点で、デスプレイは敗北していますから」
デスプレイ
「ダンで!!さいしょがら、お前は!!」
デスプレイ
「………いや、どうでもいい!!」
デスプレイは無我夢中でダンテを殴る
ダンテ
「わたしは今、左手しか実体はありませんよ?」
デスプレイ
「お前だけは、お前はつぶしてやる!!」
デスプレイ
「なにが、暗滅教だ!!なにが、闇は救うだ!!神に祈らなきゃ何も出来ない底辺クズの、集まりが!!」
デスプレイ
「神の力も、お前らも、利用して俺が、王者に、なるんだ!!」
デスプレイ
「お前みたいな、空っぽの、バカとは違う!!俺と同じで、お前も」
ダンテ
「うるさいですよ」
ダンテの左腕はピストルのように弾丸を放った
ダンテ
「…………適合者だから、自分が特別だと思いましたか?」