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ざくざくアクターズZ!(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 58ページ)
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*51*

....先に言っておくと、俺のこの体は誰かの死体であり、元々こういう体ではなかったらしいことを付け加えておく


「『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』だっけか?走るスピードは世界で一番速いと言われていたんだ。」

「ああ、実際の名前はない」

「だからいつもexeって呼んでたんでちね」

「まぁ、着ぐるみのようなものだ、本題に移ろう。」

....俺はとある世界で生まれた...いや、マガイモノだから作られたが正しい表現か。

俺の世界は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の世界と類似していた


「後でそっちも教えて星井でち」

「長くなるけどいいか?」

...俺は、何をすればいいか分からなかった、何のために生まれたのか、何をやればいいのか...

答えはすぐに出てきた、キツネの少年が近付いてきた。


俺はそいつに話しかけたとき....視点が暗転して、気がついたら燃え盛る一本道をあいつは走っていた。

後々気づいたんだが、これは『鬼ごっこ』だと分かった。

鬼の俺が奴を追いかける...差はどんどんと縮まっていき、やがて俺は....


『I eat your internal organs』

大きな悲鳴が響く

狐を殺した、意図的な物ではない、腕が勝手に動いたんだ。

「...『マイルス・パウアー』には惜しいことをしたと思ってるんだろ?」

「あいつは...そんな名前だったな」

「知らなかったの?」

「...前にTが似たようなことを言ってたが、俺は原作(ソニック)の住民ではないからな。」


...次に俺は廃工場のような所で、赤い生物..Tによればハリモグラを待っていた。


奴は俺を狙ってきた...俺はただ避け続けた、避けただけだった、その時はな。

....

『I eat your internal organs』

「.....」

「おいT、やっぱりガキには刺激が強すぎるだろこの話」

「大丈夫大丈夫!自分の描写がヘタクソだから全然怖く感じないし!」


....そして、最後に人間を襲った。

暗闇のなか、俺は奴に現れ、こう呟いた


『I AM GOD』


【 G A M E O V E R 】

そして物語はここで終わる、全ての生き物を俺が滅ぼし、全てが無くなる

...俺がどうしてこんなことをしなくちゃならないのか、分からないまま終わる

「殺したくなかった?」

「当たり前だろ...好き好んで殺しをするほどイカれちゃいない」

GAMEOVERの後は、意味もなく死んでいった生き物達の弔いをしなければならない、そう考えていた

...そして、その翌朝のことだった


俺は、最初の場所に立っていた

嫌な予感がした


....俺の後ろから、キツネが歩いてくるのを感じた。


「えっ、これループものでちか!?」

「そりゃまぁ、GAMEOVERであってGAMECLEARではないからね」

その後、俺は何度も何度も、同じ奴を殺し、同じ事を繰り返した。

もう気が狂いそうだった、まるで俺に殺されるために現れているように見えてきた。


何回目の始まりかは数えてないから知らないが、いつもと違うキツネが現れた。


紫色の髪と耳を持つ、少年の体と少女の顔つきを持つ異形の存在


...それが、Tだ。

「この見た目、結構お気に入りなんだよね、最強のゆっくり実況者の顔と体を混ぜてみたの」

ここから、あの世界の運命は変わりはじめた

「自分、生きる原作ブレイカーなので!」


~回想~

Sonic.exe
「貴様は誰だ」

たくっちスノー
「俺の中の俺」

Sonic.exe
「...ふざけているのか?」

たくっちスノー
「ごめんごめん、ちょっと言ってみたかったの、コレ。」

Sonic.exe
「無駄話はもうゴメンだ、さっさと消えてくれ...俺はもう。」

たくっちスノー
「ね、ね、ね!そんなことよりさ、聞きたくない?この世界の事を。」


たくっちスノー
「この悪夢から解き放たれる方法を」

Sonic.exe
「...なに?」

俺は驚いた、まさかこんなことを聞いてくるとは思わなかったからな


Sonic.exe
「...聞きたいことが沢山ある、全部答えろ」

たくっちスノー
「どんとこい!」


Sonic.exe
「Q.俺は何なんだ?」

たくっちスノー
「A.マガイモノっていう種族さ、つまりは作られた存在、作った人は自分も知らない」

Sonic.exe
「Q.この世界は何なんだ?」

たくっちスノー
「A.一種の呪いさ、キャラクターを惨殺するという趣味の悪い作品の為だけに作られたお人形、それが君!」

Sonic.exe
「Q.このループはいつ終わる?」

たくっちスノー
「A.残念だけどこのゲームはGAMEOVERで完結するクソゲーだから一生終わらない」

Sonic.exe
「Q.俺はここから出たい、生き物として過ごしたい」

たくっちスノー
「A.じゃ、自分の護衛になってくれない?君の力が欲しかったんだ。」

Sonic.exe
「その条件飲んだ、お前の名前は?」

たくっちスノー
「最強実況者たくっちチャンネルと!無敵の実況者black-snow!二つ合わせてたくっちスノー!!」

Sonic.exe
「...長いからTでいいか?」

たくっちスノー
「ちょっ、おい...じゃお前の名前は今日からexeな!実行ファイルのexe!これでお揃いだ!」

~回想終わり~

....と、まぁ、そういうわけで俺はTと一緒に付くことになり、様々な世界を渡り歩いていたんだ。

まぁ正直に言って信頼はしていないがな

「あのさぁ...」

だが、それでもお前に感謝していることは1つだけある




それは、あの終わらない地獄のような世界から俺を連れ出してくれたことだ。

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