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ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 106ページ)
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*11*

K
「ま、いいか...とりあえず翼くらいは生やせるし」バサッ

「なっ、それは!!」

K
「よし、空中戦だ!」

ズガッ バキッゴォォン

野獣先輩
「あのさぁ...ドラゴンボールはまだ早いんだよなぁ」

アライグマ
「タドコロ止めるのだ!」

野獣先輩
「止めるほどの力があったら既に止めてるんだよなぁ...(諦め)」

「貴方、ドラゴンの力を...どこでそれを」

K
「さぁ、どこだったかな?」

「...どうやら私を本気にさせたみたいですね」

K
「おっ、それが見たかったんだよ」

「後悔しても遅いですよ?ハァーーッ」

『女』は口元から火球

野獣先輩
「あっ(察し)ふーん」

アライグマ
「口から火が出ているのだ!」

野獣先輩
「アライグマ」

アライグマ
「どうしたのだタドコロ」

野獣先輩
「お前、走馬灯って見たことあるかゾ?」

アライグマ
「何の話なのだ」

野獣先輩
「走馬灯って気になるシーンがあったら見る暇あるのだろうか」

アライグマ
「し、知らないのだ」

野獣先輩
「突然終わりが来るときってどんな消え方するか気にならないか?」

アライグマ
「だから何の話なのだ」

K
「あ、炎か...場所的にここはまずいな...あっ、あれを使おう」

Kは近くにあった電柱を引っこ抜き、バットのように構える


「ハァッ!!」

K
「ホームラッ!!」カーン

電柱を振り回し、火球を跳ね返す


「!」

跳ね返された火球は大空で大爆発を起こす

「中々やりますね...ですが今度は!」

「おーーーいっ!!何やってんだお前!!」

「あっ」

K
「ん?...来たか」

野獣先輩
「アーイキソ...」

アライグマ
「パークの危機なのだ!」

「おい、トール!何やってるんだ空の上で!降りてこい!」

トール
「で、でも小林さん、元はと言えばこの方が私を付けてくるから!」

小林
「ストーカー相手にオーバーキルすんな!いいから降りろ!」

K
「.....なるほど」

小林
「って...あれ、もしかして」

トール
「えっ、あれっ、えっ」チラチラッ

K
「やっぱりそうだった...本人を見てると記憶がよみがえるよ」


K
「久しぶり、かつての私」

小林
「なんで私が空飛んでんの!?」

野獣先輩
「ファッ!?」

トール
「えっ、小林さん姉妹とか居たんですか!?」

小林
「いや、姉も妹もいな...ちょっと、降りてきてください!!」

K
「はいよ、その前に...これ、直しておくか」

Kが指を鳴らすと、壊された町や電柱が元通りになる

小林
「なっ...お前、本当になんなんだよ、ドラゴンなのか?」

K
「ドラゴン...ではないな、まぁ家上がらせてよ、そこで話をする」

トール
「...どうします?」

小林
「...気になるし、上がらせる、何かあったら頼むぞ」

トール
「お任せあれ」

野獣先輩
「これ、俺達もいいんすかねぇ」

アライグマ
「ついていけないのだ...」

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