完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~
*11*
K
「ま、いいか...とりあえず翼くらいは生やせるし」バサッ
「なっ、それは!!」
K
「よし、空中戦だ!」
ズガッ バキッゴォォン
野獣先輩
「あのさぁ...ドラゴンボールはまだ早いんだよなぁ」
アライグマ
「タドコロ止めるのだ!」
野獣先輩
「止めるほどの力があったら既に止めてるんだよなぁ...(諦め)」
「貴方、ドラゴンの力を...どこでそれを」
K
「さぁ、どこだったかな?」
「...どうやら私を本気にさせたみたいですね」
K
「おっ、それが見たかったんだよ」
「後悔しても遅いですよ?ハァーーッ」
『女』は口元から火球
野獣先輩
「あっ(察し)ふーん」
アライグマ
「口から火が出ているのだ!」
野獣先輩
「アライグマ」
アライグマ
「どうしたのだタドコロ」
野獣先輩
「お前、走馬灯って見たことあるかゾ?」
アライグマ
「何の話なのだ」
野獣先輩
「走馬灯って気になるシーンがあったら見る暇あるのだろうか」
アライグマ
「し、知らないのだ」
野獣先輩
「突然終わりが来るときってどんな消え方するか気にならないか?」
アライグマ
「だから何の話なのだ」
K
「あ、炎か...場所的にここはまずいな...あっ、あれを使おう」
Kは近くにあった電柱を引っこ抜き、バットのように構える
「ハァッ!!」
K
「ホームラッ!!」カーン
電柱を振り回し、火球を跳ね返す
「!」
跳ね返された火球は大空で大爆発を起こす
「中々やりますね...ですが今度は!」
「おーーーいっ!!何やってんだお前!!」
「あっ」
K
「ん?...来たか」
野獣先輩
「アーイキソ...」
アライグマ
「パークの危機なのだ!」
「おい、トール!何やってるんだ空の上で!降りてこい!」
トール
「で、でも小林さん、元はと言えばこの方が私を付けてくるから!」
小林
「ストーカー相手にオーバーキルすんな!いいから降りろ!」
K
「.....なるほど」
小林
「って...あれ、もしかして」
トール
「えっ、あれっ、えっ」チラチラッ
K
「やっぱりそうだった...本人を見てると記憶がよみがえるよ」
K
「久しぶり、かつての私」
小林
「なんで私が空飛んでんの!?」
野獣先輩
「ファッ!?」
トール
「えっ、小林さん姉妹とか居たんですか!?」
小林
「いや、姉も妹もいな...ちょっと、降りてきてください!!」
K
「はいよ、その前に...これ、直しておくか」
Kが指を鳴らすと、壊された町や電柱が元通りになる
小林
「なっ...お前、本当になんなんだよ、ドラゴンなのか?」
K
「ドラゴン...ではないな、まぁ家上がらせてよ、そこで話をする」
トール
「...どうします?」
小林
「...気になるし、上がらせる、何かあったら頼むぞ」
トール
「お任せあれ」
野獣先輩
「これ、俺達もいいんすかねぇ」
アライグマ
「ついていけないのだ...」