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*13*
K
「...でもまぁ、まさか私とこうやって話せるとは思わなかったよ」
小林
「ホントだよ...しかも、怪物となった私を...」
K
「世界を元に戻すために一生懸命だったんだよ、私も...」
野獣先輩
「その結果がこの調子と」
K
「この体も悪くはないんだけどさ」
アライグマ
「どういうところがなのだ?」
K
「そりゃ、酔わない体質な上に不死身だから、二日酔いも急性アルコール中毒も気にせず好きなだけ酒が飲めるし」
小林
「マジか」
K
「あとむっちゃ強い、流石にトールほどじゃないけど、一人でも戦えるってくらい」
小林
「ふーん...で、この世界には何の目的で?」
野獣先輩
「トールをからかいにきただけでもないんしょ」
K
「目的の3割はそれだけど...大事な目的もある」
トール
「大事な目的...」
K
「また、世界が崩壊するかもしれない」
野獣先輩
「ファッ!?」
トール
「ええっ!?」
K
「田所が追っているというカオスの遣い...『害悪動画生物』がここら辺に来ると言われてるんだ」
野獣先輩
「そいつらが来たら...?」
K
「この世界もろとも、運営の手によって動画生物を削除しに来るだろう、そうなったら私でもどうしようもならない」
トール
「そんな!?」
野獣先輩
「だから俺とKはカオスの跡地に行ってカオスらしきものを叩きにいくんだゾ」
アライグマ
「えっ、そんなこと言ってたのだ?」
野獣先輩
(そういえば言ってなかった)
K
「そう...だから、トールに会いたかったんだ」
トール
「私を戦わせるために?」
K
「ああ、一応聞いておこうと思ってさ」
小林
「お前なぁ...」
トール
「未来の小林さん、その話は...信じていいんですね?」
K
「ああ、小林さんの言うことは聞いておけ」
K
「信じられないと思ったら、すぐ抜けてもらって構わない」
トール
「...」
小林
「トール...」
トール
「小林さん...私、行ってきますね」
トール
「ちゃんと帰ってきますから...心配しないでくださいよ?」
小林
「...ああ、分かった」
小林
「というわけだ、未来の私」
小林
「トールのこと...よろしく頼むぞ」
K
「当然だ、トールは必ず守る」
K
「二度と失わせたりはしない...!!」
野獣先輩
「...」
アライグマ
「アライさんは不安なのだ」
K
「不安?」
アライグマ
「だって、そのが、がいあ...」
K
「害悪動画生物」
アライグマ
「そうそれなのだ!それに会ってないからどれだけ恐ろしいのかを...」
K
「ふむ...」
野獣先輩
「ま、後に分かるっすよ!行きますよ~行く行く」
【part2 END】