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ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 106ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ニコニコ動画 アングラ ○夢 
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*13*

K
「...でもまぁ、まさか私とこうやって話せるとは思わなかったよ」

小林
「ホントだよ...しかも、怪物となった私を...」

K
「世界を元に戻すために一生懸命だったんだよ、私も...」

野獣先輩
「その結果がこの調子と」

K
「この体も悪くはないんだけどさ」

アライグマ
「どういうところがなのだ?」

K
「そりゃ、酔わない体質な上に不死身だから、二日酔いも急性アルコール中毒も気にせず好きなだけ酒が飲めるし」

小林
「マジか」

K
「あとむっちゃ強い、流石にトールほどじゃないけど、一人でも戦えるってくらい」

小林
「ふーん...で、この世界には何の目的で?」

野獣先輩
「トールをからかいにきただけでもないんしょ」

K
「目的の3割はそれだけど...大事な目的もある」

トール
「大事な目的...」

K
「また、世界が崩壊するかもしれない」

野獣先輩
「ファッ!?」

トール
「ええっ!?」

K
「田所が追っているというカオスの遣い...『害悪動画生物』がここら辺に来ると言われてるんだ」

野獣先輩
「そいつらが来たら...?」

K
「この世界もろとも、運営の手によって動画生物を削除しに来るだろう、そうなったら私でもどうしようもならない」

トール
「そんな!?」

野獣先輩
「だから俺とKはカオスの跡地に行ってカオスらしきものを叩きにいくんだゾ」

アライグマ
「えっ、そんなこと言ってたのだ?」

野獣先輩
(そういえば言ってなかった)

K
「そう...だから、トールに会いたかったんだ」

トール
「私を戦わせるために?」

K
「ああ、一応聞いておこうと思ってさ」

小林
「お前なぁ...」

トール
「未来の小林さん、その話は...信じていいんですね?」

K
「ああ、小林さんの言うことは聞いておけ」

K
「信じられないと思ったら、すぐ抜けてもらって構わない」

トール
「...」

小林
「トール...」

トール
「小林さん...私、行ってきますね」

トール
「ちゃんと帰ってきますから...心配しないでくださいよ?」

小林
「...ああ、分かった」


小林
「というわけだ、未来の私」


小林
「トールのこと...よろしく頼むぞ」

K
「当然だ、トールは必ず守る」


K
「二度と失わせたりはしない...!!」

野獣先輩
「...」

アライグマ
「アライさんは不安なのだ」

K
「不安?」

アライグマ
「だって、そのが、がいあ...」

K
「害悪動画生物」

アライグマ
「そうそれなのだ!それに会ってないからどれだけ恐ろしいのかを...」

K
「ふむ...」

野獣先輩
「ま、後に分かるっすよ!行きますよ~行く行く」

【part2 END】

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