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*22*
数分前...
野獣先輩
「お、おいあんたら...」
田所達の前に、三人の男が立ちはだかる
「ひでを倒したか...」
「だがひでは我ら四天王の中でも最弱...」
「そもそもあの人余ってたから取り付けただけですし」
野獣先輩
「いや、余り物かよ...」
アライグマ
「なんなのだこいつら...!?」
K
「四天王..いかにもな幹部格が現れたな」
「久しぶりだな田所、お前ニコニコワールドに帰ってきたんだな」
野獣先輩
「葛城...まぁ、そうなるっすね、あんたらから見て俺は裏切り者ってことになる」
葛城
「オオ?」
野獣先輩
「あるんだろ?第二のカオスが...俺たちはそいつを潰しに来た」
葛城
「カオスを潰す...本気か?」
野獣先輩
「頼まれたもんでね、あんたらとは古い付き合いだけどしょうがないね」
「蓮さん、ひょっとして奴は気付いてないのでは...」
葛城
「いや、どっちでもいいだろ...やることは変わらねぇ」
「ええ...では葛城、ここは任せましたよ」
葛城
「あ、いいっすよ」
「残りの四天王どうします?」
葛城
「ゆうさくとかでいいだろ」
葛城と呼ばれた男以外の四天王は時空の渦に乗り、消えていく
葛城
「そんなわけだ、覚悟はいいか田所」
野獣先輩
「オッス...お願いします」
K
「あいつは強いか?」
野獣先輩
「ええ、うちの知るマガイモノでは指に入るくらい」
トール
「なるほど...」
シュンッ!!
葛城は高速じみた動きでKの背後に回り込む
K
「速い!?」
葛城
「YO!!」ペシィッ!!
トール
「危ない!!」
バッシイイイイイ!!
葛城の振るう木刀を、トールが左手で受け止める
葛城
「俺の木刀を見切ったのか」
トール
「なんて力...貴方、本当に人間ですか!?」
葛城
「人間じゃねぇ、この世界に生を受けた視点でやめたさそんなの」
野獣先輩
「葛城、なんで味方してくれないんだ、カオスはこのニコニコワールドを...あんたらの世界さえも消してしまうかもしれないんだゾ?」
葛城
「それは10年も前の話だろ...分かっていない、10年も俺たちを見捨てたお前には、分かりはしない!」
葛城
「俺の目的はお前を始末することじゃない...」
ミク
「やっぱりあそこに居た!さっきの人!」
K
「初音ミク!」
葛城
「見つけた、初音ミク...あいつを消してコンテンツを終わらせる!」