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ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 106ページ)
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*23*

葛城
「死ねやオラァ!!」

ミク
「えっ...!?」ガキン!

木刀を手に飛びかかった葛城をミクはネギでガードする

葛城
「チッ...流石御三家、そう容易くは死なないか」

アライグマ
「あいつ、結構強いのだ!」

ミク
「貴方はもしかして、カオスの...どうして、こんなことを!?」

葛城
「分からないままでいい、あんたにはいくらでも【居場所】はあるんだからな」

ミク
「え?」

葛城
「ひとまず...あんたには消えてもらうっ!!」

ミク
「ううっ...!!」

アライグマ
「すごい、互角なのだ!」

K
「いや、わずかだが向こうが押されている...」

黎斗
「何をしている、木刀で抑えられている今がチャンスだ!」

野獣先輩
「流石悪役、そういうことに頭回るなぁ」

アライグマ
「それは流石に卑怯だと思うのだ...」

K
「言っても無駄だよ、もうヤル気満々だし」

黎斗
「まずは一人目、取ったぁ!!」

黎斗は野獣先輩から刀を受け取り、葛城の背へと


ゆかり
「先輩!」ブオオオオン

ミク
「えっ」

野獣先輩
「ファッ!?」

葛城
「ええ!?」

ガツーン

前から結月ゆかりが走り込み、マイクで頭を殴り付ける

黎斗
「ぐほっ」

葛城
「ンーーー!?」

野獣先輩
「おい社長にも当たったぞ」

ゆかり
「あ、すみません」

ミク
「ゆかりちゃん!」

頭を叩かれ、葛城は拘束を解く

葛城
「オー...仲間が増えてやがったか」

ミク
「ありがとう、助かったよゆかりちゃん」

ゆかり
「いえ...それよりこの方は?」

アライグマ
「さっき言っていたカオスって奴の手下なのだ!」

ミク
「ええっ、そうなの!?」

黎斗
「しかし...田所だったか、君は奴を知っているように見えるが?」

野獣先輩
「知ってるもなにも、アクシード四天王も、ひでも...というか害悪動画生物自体、俺と同じ存在だからな」

葛城
「...はっ、そうだったな、裏切り者」

野獣先輩
「俺は裏切りじゃない、あんたらより先に見切りをつけたんだ」

葛城
「先生や先輩後輩があんたを探してたぞ?いずれ刺し違えることになるだろうがな」

野獣先輩
「...その時は、一思いにやれって伝えておいてくれ」

葛城
「OK、OK牧場」

葛城は立ち上がり、時空の渦を開ける


葛城
「今回は頭も痛いし引き上げるが、これだけは忘れるなよ」

葛城
「ニコニコはもう昔に戻れない、カオスがいようと、いなくともな」


そう言って葛城は渦へと消える


野獣先輩
「...ああ、そうっすね、だからこそ、俺はここから逃げ出したんだ」

part4 END

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