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*24*
【part5】
『fighter』
トール
「例のアレ?」
野獣先輩
「ニコニコワールドの世界はカテゴリ分けされてるんだよ、初音ミクや結月ゆかりは『ボーカロイド』アライグマやトールは『アニメ』」
野獣先輩
「で、俺や黎斗、葛城達が属するのが『例のアレ』」
黎斗
「檀黎斗神だぁ!」
ゆかり
「例のアレって、一体どんな世界なんですか?」
野獣先輩
「常人お断りのカスみたいな世界さ」
ゆかり
「なんですかそれ...」
野獣先輩
「初音ミクはビリー・ヘリントンを知ってるっすよね?あれも例のアレっす」
ミク
「うん、そんな人居た!」
K
「どうりで...」
野獣先輩
「くわしくは頼むぞ上司」
たくっちスノー
「はいはい...人使い、いやマガイモノ使いが荒いんだからもう」
トール
「あっ、さっきの」
たくっちスノー
「うわぁすごい、本物の初音ミクだ...おっとそうじゃなかった」
たくっちスノー
「田所、君の言ってた通りだ...調べてみたところ、害悪動画生物は『例のアレ』のカテゴリで構成されていた」
野獣先輩
「だろうな、ニコニコ動画で害悪なもの...消されるようなものといったら俺らしかない」
K
「そうなのか...」
アライグマ
「でも...なんでなのだ、どうしてタドコロの友達がカオスっていうのをうんぬんかんぬ...」
アライグマ
「そもそもカオスってなんなのだ?」
ミク
「カオスその物の事は私も知らないけど...ほっといたら、また世界が滅んじゃうかもしれない」
たくっちスノー
「あの、ミクさん...かつてカオスに挑んだ貴方に頼みたいんです、田所と一緒に...」
ミク
「...申し訳ありません、私では無理です」
アライグマ
「なんでなのだ!?」
ミク
「さっき見たように...どうやら、全盛期ほどの力が出せなくなってしまったんですよ」
たくっちスノー
「そんな...!!」
ミク
「私では力になれませんよ」
たくっちスノー
「そこをなんとか...」
ゆかり
「.....」
野獣先輩
「たくっちスノー、別に無理して誘わなくてもいんじゃねーの」
たくっちスノー
「それは...そうだけど」
ゆかり
「...全く、しょうがありませんね」
ミク
「え?」
ゆかり
「その旅は私が同行します、先輩」
K
「えっ」
たくっちスノー
「ええっ!?」
ミク
「え、えーと...いいの?」
ゆかり
「大丈夫ですよ、私は歌よりゲーム実況がメインなのでいくらでも時間があります」
ゆかり
「それに、結月ゆかりはいくらでも代わりはいますから」
トール
「どうするんです?」
たくっちスノー
「結月ゆかりも人気の人物だから、まぁ...」
ミク
「えっと...そういうことなら、ゆかりちゃんをよろしくお願いします」ペコリ
ゆかり
「行ってきます、先輩」