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*8*
野獣先輩はアライグマを担ぎ、けものフレンズ.exeの銃弾から逃げる
アライグマ
「はぁ、はぁはぁ...」
野獣先輩
(アライグマを見捨てて逃げれば、エピソードが終わり俺は助かる)
野獣先輩
(しかし、けものフレンズという世界は奴によって呑まれる)
野獣先輩
(たくっちスノーなら...どうする?)
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たくっちスノー
「僕はもう、誰も死なせたくないんだ」
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野獣先輩
「今のあいつは...そういう奴だったなぁ」
野獣先輩
「オルルァ!!」ブンッ!!
けものフレンズexe
「!?」ドスッ
野獣先輩は立ち止まり、exeの肩めがけて刀を投げ飛ばした!
野獣先輩
「よりによってけもフレで殺戮とは...あんた、動物..いや、けもフレが嫌いなんすか?好きな子ほどいじめたくなる理論が通用するのは小学生中学年までっすよ?」
野獣先輩
「それとも...殺すことに快感を覚えるアレな性癖持ちっすか?」
けものフレンズexe
「...嫌いなんかじゃ、ないさ、僕は、動物が好きさ」
野獣先輩
「は?」
けものフレンズexe
「ボクたち『ヒト』は動物が好きだからここまで来たんだ、そうだろう?」
「動物を可愛がるのが好き」
「動物を育てるのが好き」
「動物の肉が好き」
「動物の毛皮が好き」
「動物を狩るのが好き」
けものフレンズexe
「だから...君だってそうなんだろう?人間」
野獣先輩
「うるせぇ!!!」
ズガン!!
野獣先輩はexeから銃を奪い取り、exeの額に打ち込む
野獣先輩
「さっきから聞いてりゃベラベラと!!」ダァン‼
野獣先輩
「exeになぁ!!そんな綺麗事は必要ねぇんだよ!!」ダァン
野獣先輩
「てめぇはワーッ!!とホラーな画像をバーッ!!と出して!」ダァン
野獣先輩
「人気キャラをギャーッ!!と殺すだけで充分なんだよ、exeってのはなぁ」ダァン
野獣先輩
「てめぇなんかより...Sonic.exeの方が有意義だ、ゲームの屑がこの野郎!」ダァン‼
カチッカチッ
野獣先輩
「ちっ、怒り込めすぎてジャムった...あーさっぱりした」
けものフレンズexe
「ヒトを殺すことに躊躇いの無い君だって...僕たちと、何も変わらないじゃないか」
野獣先輩
「『愛』が無い限り殺すことに躊躇いを持たないんだよ、生き物ってのはな」
野獣先輩
「まあいいや、俺はたくっちスノーやexeほど甘くない...カオスよ浄化しろ」
野獣先輩は突き刺さっていた刀を掴み、けものフレンズexeの首を叩き斬る
野獣先輩
「バッドエンドをハッピーエンドにするのは大好きだけどよォー、ハッピーエンドにバッドエンドはいらねーんだ、じゃあ俺アライグマ持って帰るから...」
アライグマ
「かばんさん?」
野獣先輩
「だからあれはかばんちゃんじゃねーゾ、ひとまずここを抜けよう」
アライグマ
「フェネックは?」
野獣先輩
「後で俺の知り合いが探してくれるゾ」
けものフレンズexe
「.....」
野獣先輩とアライグマはけものフレンズの世界を抜ける
...そして、けものフレンズの世界の生体は無くなった、一人の『生き物』の手によって
野獣先輩
「俺悪くねぇからなぁ?」
part1 終了