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*106*
早苗
「こ、これが………!!」
晴香
「静岡の人ならざるものの真実……!!」
巧
「人ならざるもの………少なくとも、あそこにいた奴は全て『人』であり『ヒト』じゃなかった」
巧
「ま……そんな事俺にはどうでもいいけどな」
弘司
「イエイヌを殺し今度こそ証拠隠滅を図る………か、あの嵐も偶然に思えなくなってきたな」
巧
「俺もそう思っていた………というよりは、遂に来たかって感じだったな」
ミエル
「貴方はいつから気付いたの?」
巧
「草加とキュルルが来た時点でな………嵐が来て、いよいよ本格的に乗り出してきたと」
イエイヌ
「乾さん………」
巧
「なぁ、いるんだろ?草加、キュルル、そして………ウィンディ」
晴香
「ウィンディ?」
巧
「ウィンディはオルフェノク計画の立案者であり………あんたらが探している【十黒柱】だ」
那雄宏
「はあ!?マジかよ!!」
「あーあ、もうバレちゃったよ」スポッ
巧
「ウィンディ……!!」
ウィンディ
「久しぶりだね、ウルフオルフェノク!実に250年ぶりだよ!」
巧
「俺は乾巧だ、オルフェノクの名で呼ぶな!」
晴香
「貴方が6番目の十黒柱………!!」
弘司
「ん?この姿、何かに似ているな」
眞子
「え?見覚えが?」
冴子
「………貴方はまさか、不霊夢!?」
ウィンディ
「不霊夢?誰それぇ?まあそんなことはどうでもいいか」
巧
「何しに来た」
ウィンディ
「交渉さ、そこのエージェント達にね」
晴香
「私に?」
ウィンディ
「僕は他の十黒柱と比べてとっても寛大でねぇ、君達だけなら見逃してあげてもいいんだよ?」
晴香
「なんですって!?」
ウィンディ
「そもそも今回の件、僕はイエイヌとウルフオルフェノクを殺したいだけだったのに運悪く君らが巻き込まれちゃった」
ウィンディ
「台風に関しては僕がなんとかするからさ、忘れてくれない?君らはこいつらとは何の思い入れもない無関係者なんだから」
晴香
「それはそうだけど………」
那雄宏
「そんなこと出来るかよ」
晴香
「ま、松山………そうよ、私達は」
那雄宏
「俺らはてめぇらみたいな十黒柱を殺せりゃなんでもいいからなぁ!!」
巧
「はあ!?」
那雄宏
「仲間なんて過程に過ぎねぇ!お前らを殺すことが俺達の目的なんだよ!」
ウィンディ
「………ふむ、僕らを殺すと、確かに君たちは既に4人殺害している、なんでそんなことを?」
那雄宏
「俺達が世界征服するためだ!!」
巧
「!?」
イエイヌ
「!?」