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*18*
晴香
「えーと...」
冴子
「何してるんですか?晴香さん」
晴香
「いや、ハンカチ持ってなかったかなって」
早苗
「あ、私持ってますよ」
冴子
「ハンカチで酒拭いてどうするんですか...」
那雄宏
「ねぇなぁ」
冴子
「貴方は何探してるんですか」
那雄宏
「『近海の主』」
冴子
「貴方目ぇ腐ってるんですか?」
...
早苗
「良かったらこれどうぞ」
蟷螂
「ああ...すまない」
早苗
「いやー、それにしても散々でしたね、あんなのがいるんですか」
蜜蜂
「ええ、山に居たのは知ってましたが里に降りてくる事は無かったはずなのに...」
蝶々
「...というかあんた、格好からして忍者じゃないな?」
早苗
「格好に関しては人の事言えない気がしますけどね!」
蟷螂
「一体何をしにここに来た?」
早苗
「あ、そこら辺は晴香さんお願いします」
晴香
「あ、急に!?えーと...」
トウマ
『晴香は異常現象のことを虚偽まとめて話した!』
晴香
「話してない話してない!全部正確!」
蝶々
「ふーん、忍者から情報を聞きに来たわけか」
蟷螂
「我々忍者が主らに気安く語ると思っていたか?」
晴香
「ですよねー...」
奈津子
【問題ないわ晴香、プランBがあるわよ】
弘司
「プランBとは?」
奈津子
【私が不確定な要素だけで里に向かわせたと思う?】
晴香
「まさかこの辺りにも!?」
奈津子
【そうよ、あの渋谷の時のような反応があったから向かわせたの、この里に無いとするなら...】
冴子
「風鈴山...」
晴香
「つまりあの山賊達ともやりあうんだ」
蟷螂
「...何が言いたい?」
晴香
「つまり協力して...」
弘司
「待て晴香、ここは俺に任せろ」
弘司
「お前達忍者を雇いたい」
蜜蜂
「えっ?」
弘司
「報酬は藤堂奈津子が用意してくれる...ということでいいか?」
奈津子
【考えたわね...いいわ、この件が終わったら用意する】
蟷螂
「協力する気は微塵もないが、依頼となれば引き受けよう」
蝶々
「その代わり金は大量に用意しろよ、俺たちはそこらの忍とは違うんだからな」
早苗
「そういえば聞いていませんでしたが、お名前は?」
蟷螂
「我らは...虫組」
蝶々
「蝶のように舞う、真庭蝶々!」
蜜蜂
「蜂のように刺す、真庭蜜蜂!」
蟷螂
「そして...蟷螂のように喰らう、真庭蟷螂」
蟷螂
「我々は真庭忍軍『虫組』だ」
晴香
「えっ」
晴香
「この人たちが真庭忍軍!?」
【真庭忍軍『蟷螂』が仲間になった!蝶々と蜜蜂もアシストするぞ!】
蟷螂 レベル10 1340/1340 210/210
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【真庭蟷螂】
耐性 即死 睡眠 斬属性
弱点 風属性
真庭忍軍虫組の司令塔にして頭領の一人、常に冷静沈着の切り捨て役
得意忍法は爪を鋭く伸ばす忍法爪合わせ、その切れ味は人を容易く切り刻めると言われている