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カオスcross混屯物語(消失)『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 108ページ)
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*17*

晴香
「忍者...忍者ねぇ...」チラッ

那雄宏
「どれも忍者って感じはしねぇな」

弘司
「当たり前だろ、忍者が目立つ格好をしてどうする」

早苗
「でもアレみてくださいよ」チラッ

...

蝶々
「あー、なんだよシケてんなぁ、依頼ゼロかよ」

蜜蜂
「最近は色々ありすぎて、逆に僕らに回ってこないみたいですね...」

蟷螂
「焦る必要はない、何れ我々にも命が下される」

...

早苗
「コスプレ集団です」

弘司
「あれも忍者なのか...!?」

晴香
「ちょっと近寄りたくない雰囲気ある...」

冴子
「どうします?念のため話しかけてみます?」

晴香
「嫌だよ、ちょっと怖い...」

ガラッ

ヒグマ
「邪魔するぜェ」

晴香
「ん?」

那雄宏
「なんだありゃ?」

蟷螂
「...」


ヒグマ
「ほほう、ここに忍者って奴が居る話だが...寄ってみる価値はある。へへ、金の匂いするぜ」

ヒグマ
「おれたちは山賊だ。が、べつに店を荒らしに来たわけじゃねェ、酒を売ってくれ。樽で10個ほど」 

忍者マスター
「あいにくと、米酒は切らしている」

蟷螂
「私の瓶で良ければくれてやろうか、まだ開けてはいないぞ」

蜜蜂
「えっ、蟷螂さん!?」

蝶々
「おいおい!そりゃ一番高い奴だろ!」

蟷螂
「騒動を起こすことに比べれば安いものだ」

ヒグマ
「フンッ!」ガシャーン!!

晴香
「あっ、酒が!」

那雄宏
「もったいねぇ!!」

冴子
「二人とも少し静かにしてくれませんか」

ヒグマ
「おい貴様、この俺を誰だと思ってやがる。ナメたマネするんじゃねェ」 

ヒグマ
「おれの首には800万の賞金がかかってる。第一級のおたずね者さ。お前のような生意気な奴を、64人殺してる」 

蟷螂
「...誰か、拭くものを用意してくれないか?床が濡れてしまった」


ヒグマ
「っ!!」 


 ガシャァンッ!! 


ヒグマ
「これで、ちっとは掃除のし甲斐もあるだろ」 


ヒグマ
「じゃあな、腰抜けども」スタスタ 

山賊
「くくく……」スタスタ 

...

蝶々
「蟷螂殿、なんでやり返さなかったんだよ、俺達ナメられてるぞ?」

蟷螂
「ただ酒をかけられただけだ、怒る程の事でもなかろう」

晴香
「山賊...あんなのいたんだ」

奈津子
【どうやら風鈴の里の近くにある『風鈴山』を根城としているようね、まあならず者程度よ、気にするほどでもないわ】

弘司
「なるほど、だから客の忍者達も反撃をしなかったのか」

冴子
「些細なことで感情を露にしては、忍者としての資格はない...みたいな?」

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