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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナルゲーム 
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*43*

カイム
【村瀬蛭馬(むらせひるま)】

カイム
【彼の世界では『騒音殺し』という異名を持っています】

カイム
【音に敏感で、普段は寝ていますが音を出して起こした相手を殺しています】

カイム
【ていうか、彼の行動で世界が滅んでいます】

松山
「おいシャレになんねぇ設定を公開するな、旧・メイドウィンシリーズが全員キチになっちまったじゃねーか」

カイム
【大丈夫です約一名はギリギリセーフです】

カイム
【そんなわけで皆さん、アニマトロニクスを封じても殺人鬼に殺されないようにしてくださいねー】

ローグ
「もう違うゲームになってるぞ!!」

パープ
「...こんなに人間が多いから、俺は眠ることが出来ないんだ」

松山
(...こいつ、よく聞いたらテレパシーで会話している!?)



パープ
「もう一度、【ひとり】にならなければ」

パープ
「邪魔なものは」


パープ
「全て、壊してしまえばいい」

パープは持っていたエレキギターを変形させ刀を向ける

ローグ
「...仕込み刀か!」

パープ
「level『Ⅰ』」

ーーーーーーーーーー

パープは一瞬でローグの背後に回る

パープ
「雷速」

ローグ
「ウアッ!!」ガクッ

松山
「ローグ!?」

ローグ
「何てことはない...油断しただけだ!!」

パープ
「おい、お前男か?」

ローグ
「何?」

パープ
「男なら...誰だって考えるよな、必殺技」

ローグ
「...」

パープ
「オレも、ガキの頃はよく考えたものだ...ただオレの必殺技は他の奴等が考えるようなものとは違う」

パープ
「セミの鳴き声のように騒がしくもなく」

パープ
「それでいて花火のように美しい、そんな技を考えていた」


パープ
「この雷速でオレは5000万個ものの騒音を切り裂いた」

ローグ
「クッ...」

パープ
「...『個』というのは生き物に当てはまらないからだ」

パープ
「家電、自然、万物...全てが音を出す」

パープ
「実を言うとこうやって会話をするのも出来ればやめてもらいたいところだ」



パープ
「この世の全てが静かな世界『音の無い世界』を作りたかった...だからオレは殺したし、メイドウィンにもなった」


パープ
「ただ...全てが眠るように静かな世界は、『オレ自身』が眠らなければ入ることすら出来なかった」

パープ
「だからオレは眠り続けなくてはならないのに、お前がジャマをした」

パープ
「音と共に死ね」

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