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*57*
松山
「俺は菜花と会話するまで、組み合わせはこう考えていた」
松山
「こいつら全員人間じゃねーと」
シンシア
「人間じゃない」
幻徳
「俺は兵器、シャルロットはゾンビ、アンジェはダンピール、お前はマガイモノ...」
パープ
「アタシもメイドウィンだから違う...でもこの説は外れた」
松山
「ああ、この説を正しいものとするなら菜花黄名子も人間じゃないと考える必要がある」
松山
「その時は俺みたいにマガイモノなんだろうと思って、場合によっては撃ち殺す事も想定していた」
松山
「だがお前も原作通りと発覚してこの説は無効になった」
シャルロット
「撃ち殺すって...」
幻徳
「お前ぶちまけてよかったな...」
黄名子
「なんで味方に殺されないといけないね」
松山
「で、じゃあどうなるのかって必死に考えたが...死がキーワードと聞いて、完璧なものが当てはまった!」
松山
「おいカイム!!出てきやがれ」
カイム
「ハイハイ...」
カイムは崩れた建物の隙間から液体のように現れる
カイム
「ごきげんよう、どうやら答えを見出だしたようですね」
アンジェ
「ねぇ、その動き...もしかして」
カイム
「ええ、私もマガイモノです...そちらと違って、同一人物ではありますがね」
松山
「...『なる』方のマガイモノかよ」
カイム
「では、視聴者と読者の皆様に答え合わせの時間です」
カイム
「氷室幻徳」
カイム
「地球をかけた決戦の最中、エボルトに単身で挑み敗北し、消滅」
カイム
「シャルロット」
カイム
「先ほど本人が言ったように、シャンデリアが頭上に落ちてきたことによる事故死」
カイム
「松山那雄宏」
カイム
「運命は数多くありますが、基本的には同僚に裏切られ射殺されています」
カイム
「アンジェ」
カイム
「吸血鬼としての自身に気付いてすぐ、火炙りで処刑されています」
カイム
「パープ・メイドウィン・村瀬及び村瀬蛭馬」
カイム
「5000人ほどの人間を殺してる最中、銃弾の雨を浴び肉体は死に絶え、その魂は仲原真夜の元へ」
カイム
「そして最後に菜花黄名子」
カイム
「彼女の時代から数年後に息子『フェイ・ルーン』を授かった直後に死亡...と、記録には残っています」
カイム
「私は間違った事はしていませんよ」
カイム
「『死ぬ』と決まってる方々の魂を貰っているだけなのですから」