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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナルゲーム 
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*58*

カイム
「時空監理局はあくまで『死んではいけない者』を殺すことを規制しています」

カイム
「ですが...いずれ近い内に『死ぬことが決まっている』貴方達なら問題はありません」

カイム
「どうです?完璧ですよね...私の考えたこのゲームは!!」

幻徳
「俺が、エボルトに負けるだと...!?」

アンジェ
「私が火炙り...それって、吸血鬼の...」

カイム
「ああそうでした、貴方達にとっては少し『先』の事でしたね」

カイム
「言っておきますと、貴方の知り合いも貴方達の死ぬ直前に...」

幻徳
「ポテト...!!」

アンジェ
「ベル...!!」

パープ
「...アタシは何?ヒルマの魂を奪いに来たの?」

パープ
「そうだとしたら、ぶっ殺してやるから」

カイム
「殺す?マガイモノをですか?中々笑わせてくれますね」

カイム
「私が欲しいのは真夜さん、貴方の魂ですよ」

パープ
「アタシの?」

カイム
「貴方は蛭馬氏に体を乗っ取られています...主導権を握られた時点で貴方は死んだも同然なんですよ」

カイム
「ですから、蛭馬氏ではなく貴方が消えるべきです」

アンジェ
「なんでそうなるのよ!!」

幻徳
「それに菜花も問題があるだろう!」

幻徳
「息子が生まれてすぐということは...死亡したのは少なくとも大人の時期!」

幻徳
「しかし今ここに居るのはどう見ても子供じゃないか!!」

カイム
「そうですね、確かにそちらに居るのは中学生の彼女です、しかし...」

カイム
「実際のところ、彼女の死因は不明なんですよ?」

カイム
「たった数年のズレ程度誤魔化せますよ」

松山
「で、俺は?」

松山
「俺の死因まで挙げるなら本物の松山那雄宏を持ってくりゃ良かったじゃねーか」

カイム
「いえ、貴方じゃなければダメだったんですよ」



カイム
「だって、邪魔なんですもの」

カイム
「私の計画をここまで台無しにしてくれたんですからねぇ」

カイム
「このゲームの主役は私です、貴方ではありません」

カイム
「貴方も、そこに居る五人も、その記憶も、アニマトロニクスも、私に弄ばれるオモチャに過ぎません」

カイム
「だから、私に利用されて消えてくれませんか?」

松山
「テメェ...主役は俺だ!!!」

カイム
「まぁいいでしょう、五日目もルールを変更します」




カイム
「貴方達六人を狙うエネミーは二つのみです」


カイム
「私と【NIGHTMARE】です」

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