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仮面ライダーメモリアル(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 86ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*37*

黒田
「真黒町は暴力だらけの世紀末な町や」

黒田
「何事も殴って解決する、強いヤツが正しいを地で行く無法地帯」

黒田
「だからどんな事でも強ければ許されるんや」

ゲイツ
「ふざけているな………」

ソウゴ
「じゃあ皆白い方に行ってるの?」

黒田
「せやな、まぁホワイトシティもホワイトシティで問題だらけなんやけども」

黒田
「ホワイトシティは真黒町とは真逆でルールに忠実な厳格な町なんや」

黒田
「暴力なんてありゃしない、皆平和なんや……ルールさえ守れたらな」

黒田
「人間一人一人に生活ルールが与えられて、国が人間の生活を1時間単位で管理、監視カメラも至る所についとる」

黒田
「守れんやつは真黒町送りや」

ゲイツ
「なるほどな………徹底的にルールを付けることで民の動きを抑制しているのか」

ソウゴ
「な………なんだよそれ!」

ソウゴ
「それって、黒も白も独裁国と何も変わらないじゃないか!」

フィリップ
「黒は自由な力による独裁………白は完璧なルールによる独裁、歪だね」

黒田
「せやろ?だからワイは亡命して黒からも白からも離れたんや」

黒田
「でも思うんや」

黒田
「そらルールは大事やけども、時に破らなアカン時だって来る」

黒田
「ワイは黒とシロ、両方の考えを受け入れて丁度いいぐらいの町を作ろうと思っとるんや」

黒田
「このシロクロもその内の1つやな」

ソウゴ
「それって王様になるってこと?」

黒田
「王様……は規模がデカイな、町長くらいでええわ」

ソウゴ
「国じゃなくて町でいいの?」

黒田
「ワイには国なんてとても扱いきれんわ」

黒田
「下積みを得て、町以上でもイケそやなと思ったら王様になる」

ツクヨミ
「凄い、ちゃんと段階を踏んでる!………同じ志でもこっちとは大違い!」

ソウゴ
「………いいでしょ別に、俺だってちゃんと王様になってるんだから」

黒田
「お、なんやそっちも王様なんか」

ソウゴ
「俺は常磐ソウゴ、将来最高最善の王様になる男だ」

黒田
「最高最善………へぇー、そりゃでかい夢やな」

黒田
「ワイらは今を安全に生きる余裕を作るので精一杯なのになぁ………」

フィリップ
「…………」

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