完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~
*70*
【ライダーエピソード「後」】
「未来から過去へ」
ソウゴ
「俺は千国の力を継承する、その条件……壱姫を助ける」
ソウゴ
「それでいいかな?」
信吉
「千国の継承などどうやって………」
ソウゴ
「出来るよ、俺王様になる男だから」
ソウゴ
「なんかいける気がする!!」
ゲイツ
「…………はァ、そのサイバーサムライとやらについてはよく分かったが、具体的にどうやって新たな人間を作るんだ?」
壱姫
「ここはデータさえあればなんでも作れる世界、常磐ソウゴの体の隅々のデータを取れれば作ることは動作もない!」
壱姫
「というわけじゃからちょっと借りるぞ」
ソウゴ
「改造はしないでね!」
………
信吉
「…………あの男は、いつもあの調子か?」
ゲイツ
「そうだ、よく分からないだろう?」
ゲイツ
「だが………あんな風だったからこそ、これまでウォッチをこれだけ集めてこられた」
ゲイツ
「あいつは、王だ」
信吉
「………王、とはなんだ?」
ウォズ
「王とは………この世の頂点に立ち、支配した物を守り抜く存在のことです」
信吉
「なるほど」
ツクヨミ
「ちょっと違うような…………」
…………
壱姫
「王か、姫のようなものか?」
ソウゴ
「まぁそんなところ」
壱姫
「…………常磐ソウゴ、聞いてもいいか?」
壱姫
「お主は王様になったら………何をしたい?」
ソウゴ
「え?」
壱姫
「わらわは正直に言うと………ジパングを統一した後何をすべきなのかさっぱり分からなくてな………」
壱姫
「ソウゴはどうじゃ?王様になったら何をする?」
ソウゴ
「何を………そうだなぁ………」
ソウゴ
「まず、王様として国民に挨拶して…………して…………」
ソウゴ
「分かんないや、でもそういうことは…………」
ソウゴ
「王様になってから考えることにするよ」
壱姫
「…………そうか、そうするか!」
ソウゴ
「データの調子はどう?」
壱姫
「凄いぞ!これまで出てこなかった物がどんどん出てきておる!」
ソウゴ
「あとで見ていい?」
壱姫
「記憶以外ならいいぞ」
ソウゴ
「ありがとう」
壱姫
「…………ソウゴ、わらわは」
ソウゴ
「ん?」
壱姫
「平和というのはみんな集まってこそじゃなって思う!」
ソウゴ
「ああ。そうかも!」