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仮面ライダーメモリアル(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 86ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*30*

【ライダーエピソード「後」】
「タイヨウ村の祟り神」

真司
「……………おかしい」

ソウゴ
「うん、ジークに聞くまでもないよ」

真司とソウゴは異変に気づき始める、辺り1面から鳴り響くセミの鳴き声、真夏の太陽、だが………足りない


ソウゴ
「人の声がしない………」

真司
「活気が………感じられない…………」

…………

鈴原
「この村には名所がない事はご存知です?」

ゲイツ
「昔からそうなのか?」

鈴原
「………これでも、私が日向と過ごしていた頃はまだ活気があったのですが」

鈴原
「今の時代、山と海だけで暇を潰せる人間は限られていて………1人、また1人と村を離れていきました」

鈴原
「今、あの村には」



鈴原
「日向以外の人間は存在しません」

ゲイツ
「日向は………」

鈴原
「分かっているけど、目を背けています………日向はそういう方ですから」

ゲイツ
「お前が土地を買い取ろうとしたのは………」

鈴原
「村を守りたい、それが日向の願いだった」

鈴原
「だからせめて………その場所が風化しないように、形だけでも留めておきたい」

鈴原
「維持するために土地を買い取りたい、けど…………」

ゲイツ
「それを認めない、と」

ウォズ
「どうしたものかね………我々が説得してどうにかなる話でもないし」

ジーク
【そもそも我らは仮面ライダーホムラの継承を………】

鈴原
「継承?」

ウォズ
「言ってなかったね、私たちの目的は仮面ライダーの力を継承すること………ホムラの力を我が魔王に与える事が私の使命」

鈴原
「日向の………となると、戦いは避けられませんわね………」

ゲイツ
「何?」

鈴原
「お二人方、もう一度私とタイヨウ村に行ってくれませんこと?…………日向の為に」

ジーク
【我らに関わる為の相応な対価はあるのか?】

鈴原
「なら、一緒にこれを」

鈴原はポケットからふたつのライドウォッチを渡す

ゲイツ
「………なるほど、【ダイヤ】と【ハリケーン】のライドウォッチか」

ゲイツ
「良いだろう、何を考えてるかは知らんが乗ってやる」

鈴原
「………タイヨウ村の守護神についてお話します」

ウォズ
「守護神?」


鈴原
「ダイヤド、ハリケル………そして、ホムラタタリ神」


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