コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 彼と私と弟(完結しました。)
- 日時: 2010/05/17 21:29
- 名前: 実姫 (ID: 2vs8PEO6)
あんまり上手く書けないかもしれませんが、読んでいただけたら幸いです。
・荒らし等をしに来た人は今直ぐ回れ右してください。
もしよければコメントしていただけたら嬉しいです。
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プロロ—グ>>1
登場人物 >>3
第1話 >>7 第16話 >>30
第2話 >>8 第17話 >>31
第3話 >>9 第18話 >>32
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第10話 >>46
第11話 >>47
第12話 >>48
第13話 >>49
第14話 >>50
第15話 >>51
皆様へ
今まで見ていて下さった方もそうでない方もありがとうございました。
これからはこのおはなしのその後などを書きたいと思ってますが書けたら他の小説も書いて行きたいと思っています。
今まで応援して下さった皆様。本当に感謝しています。
2010・5・17 作者より
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- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.45 )
- 日時: 2010/04/25 19:03
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第9話
—帰国準備—
6月になった。
私はもうすぐ休みがもらえるから一時帰国するつもりだ。
優平にも会いたいし仲間にも会いたいなぁ・・・
荷物の整理をしていると最近使っていなかった楽譜入れが出てきた。
「合唱団のやつだ・・・。」
私は久しぶりにその楽譜入れを開けた。
中には懐かしい日本の曲が色々入っていて懐かしくなった。
日本に帰ったら合唱団にも顔出してみよう。
荷物をまとめながら優平と母にメールをした。
「来週には日本に戻るつもりだから部屋の用意と学校の手続きお願い。」
と母に。
「来週日本に帰るよ。日曜の夜便で帰るからね。会えるの楽しみにしてるよ。」
と優平に。
荷物をまとめ終えて学校に手続きを出すのに書類をもらって・・・
明日から忙しそうだな。
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.46 )
- 日時: 2010/04/27 19:45
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第10話
—帰国—
空港でお見送りをしてくれたのは先生とレンツだった。
「「楽しんでこいよ」」
先生たちは私の肩を叩いて優しく微笑んでくれた。
「いってくるね。」
私は先生たちに手を振って飛行機に向かった。
☆・★・☆
飛行機に乗って数時間たった。
もうすぐ日本だ・・・
帰ってきたんだなぁ。
私が空港に着くと母と友達数名がいた。
もう友達は中学3年。
私は皆と同じ3年生のはずだけど、イタリアでの経験からして高校1年だそうだ。
私は優平と同じ学校の同じクラスに入るようだ。
でも何でなんだろう・・・?
まぁ楽しい高校生活だといいと思っている。
家に帰ると新しい高校の制服があった。
「可愛い・・・。」
私はためしに制服に袖を通してみた。
結構似合っている。
明日から学校。
優平には学校で会いたいな。
ここ数カ月でかなり顔も体も変わったから。
びっくりさせてやろう
優平にはメールで、
「今帰ったよ。明日学校で綺麗になった私見せてやる!
冗談だけど、明日学校で会うの楽しみにしてるね☆」
と送って置いた。
久しぶりの和食。
久しぶりの布団・・・
ゆっくりと寝て明日はちゃんと高校生として過ごそう・・・。
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.47 )
- 日時: 2010/04/28 19:51
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第11話
—再会—
朝が来た。
メールをチェックすると優平と友達からたくさんのメールが来ていた。
★・☆・★
「今日から皆と一緒に過ごす渡瀬実咲だ。」
先生にそう言われ私は教卓の前に立った。
「渡瀬実咲です。イタリアで留学していて一時帰国なので少しの間しかいられませんがよろしくお願いします。」
私が挨拶をすると何故か、
「「「帰国子女〜〜〜!!!」」」
と叫ばれた。
なんか五月蠅い教室・・・。
私は優平の横の席に案内されて席に着いた。
「本当に実咲?」
優平は驚いた顔をしていた。
「私は私。なんで?」
私が聞くと
「だって・・・実咲じゃないみたいでさ。」
優平はそういうと顔を真っ赤にしていた。
「優平!色々実咲に教えてやれよ!」
先生はそういうと教室を出ていった。
先生が教室を出るとクラスの人がわっと集まってきた。
優平は横でムスッと不機嫌そうに腕を組んで座っていた。
早く帰りたい・・・。
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.48 )
- 日時: 2010/04/30 20:49
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第12話
—焦り—
「実咲、ちょっといいかな?」
クラスの人たちに囲まれている私に優平はイキナリ話しかけてきた。
「いいけど?」
私は優平の手を掴んで部屋を出た
屋上までのぼると優平は私のほうに向きなおした。
「どうしたの?」
「変わりすぎだよ。顔も体も・・・。」
私は気がつくと腕の中にいた。
「えっ・・・?」
私は優平を見上げた。
優平はイタリアに行っている間に私が変わってしまったことが嫌らしい。
「なんでこんな・・・」
優平は私の顔を掴んで上を無理やり向かせると私の唇に唇を重ねた。
優しくてでも何処かいつもと違う。
なんでだか分からないけれど優平は焦っているように見えた。
焦らなくてもいいじゃない・・・
なんで悲しそうな顔するの?
どうしてそんな焦っているの_________?
寂しいじゃない・・・
何処か優平が遠くに要るようで・・・
腕の中に要るはずなのに・・・
何処か深い闇の中に置き去りにされたみたい・・・。
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.49 )
- 日時: 2010/05/02 22:09
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第13話
—放課後—
放課後私は部活動の勧誘につかまっていた。
転入生だからという事でかなりの人数に捕まって身動きの取れない状態だったが優平が運よく来てくれたおかげで何とか脱出することができた。
「実咲は1ヶ月しかいられないのに何でこんなに勧誘されてんだ?」
「分かんない。なんか帰国子女だぁぁって叫ばれて勧誘されてんの。」
「意味分かんなくね?何で帰国子女?留学して一時帰国名だけじゃん。」
優平とそんな会話をしながら向かったのは中学校。
今日は学校がお昼で終わったから学校によって授業でも受けたいという私の勝手な意見に優平がついてきてくれたのだ。
「あれ?何でお前ここに居んの?」
話しかけてきたのは私の幼なじみの裕登だった。
「裕登!何でここに!?」
私は裕登と久しぶりにあったので裕登のクラスで授業が受けられないか聞いてみた。
裕登は先生にすぐ事情を説明してくれて私と優平は授業を受けられることとなった。
「この問題を・・・実咲!」
先生は私ばかりを指名する。
音楽の授業だから仕方ないか・・・。
さっさと問題を解くと席に戻った。
せっかくだから歌でも歌ってもらいましょうとか言って先生に指名された時はさすがにびっくりしたけど・・・ね。
先生にも友達にも会って部活にも顔出した後私は優平と今まで中学時代に帰っていた道を歩いて帰った。
色々な思い出を話して留学先の事も話して、とても楽しい下校だった。
こんなに笑ったのはいつ以来だろうなと私が考えていると優平が顔を覗き込んできた。
「どうかした?」
「何でもないよ。」
私は優平の問いに少し明るく返すと優平の唇に唇を重ねた。
私からは久しぶりだなぁ。
私は優平の家に少し寄って、大樹に会うと大樹は不思議そうな顔で私を見た。
優平と同じようにイタリアで変わった私を別人だと思っているようだった。
楽しい放課後を送って私は家に帰った。
明日も楽しいといいんだけど・・・。
私はこの時翌日の不幸を考えてもいなかった。
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