コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 彼と私と弟(完結しました。)
- 日時: 2010/05/17 21:29
- 名前: 実姫 (ID: 2vs8PEO6)
あんまり上手く書けないかもしれませんが、読んでいただけたら幸いです。
・荒らし等をしに来た人は今直ぐ回れ右してください。
もしよければコメントしていただけたら嬉しいです。
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プロロ—グ>>1
登場人物 >>3
第1話 >>7 第16話 >>30
第2話 >>8 第17話 >>31
第3話 >>9 第18話 >>32
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イタリア編
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第4話 >>39 第19話 >>57
第5話 >>40 第20話 >>60
第6話 >>41 第21話 >>61
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第10話 >>46
第11話 >>47
第12話 >>48
第13話 >>49
第14話 >>50
第15話 >>51
皆様へ
今まで見ていて下さった方もそうでない方もありがとうございました。
これからはこのおはなしのその後などを書きたいと思ってますが書けたら他の小説も書いて行きたいと思っています。
今まで応援して下さった皆様。本当に感謝しています。
2010・5・17 作者より
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- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.40 )
- 日時: 2010/04/11 20:50
- 名前: 実姫 (ID: MQ1NqBYl)
第5話
—歌声—
「Ave Maria gratia plena, Dominus tecum Ave Maria.」
今日から学校。
学校へ行く前に発声練習としてアルカデルトの「アヴェマリア」を歌った。
自分でも綺麗に歌えたと思う。
小学6年生のときに初めて歌った曲・・・
一番好きな「アヴェマリア」
あまり知られてはいないけれど綺麗な曲。
3パート揃った時のハーモニー・・・
今でも忘れはしない。
『トントントン』
イキナリドアが鳴った。
「はい?」
私は返事をしてドアを開けた。
「さっきの声、君?」
「そうですが・・・」
私はびっくりした。
「綺麗だね!後で俺と一緒に演奏してくれよ!俺はクラリネットやってるんだ!」
いきなり来たのはお隣さんだったらしく軽く握手をすると帰って行った。
「意味分からん。」
私はそういうと準備と朝食を済ませ学校へ向かった。
学校へ着くと、さっきのお隣さんがいた。
「実咲!君は実咲だったんだね!」
お隣さんはそういうと私の手を引いて教室へ案内してくれた。
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.41 )
- 日時: 2010/04/23 20:26
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第6話
—ハーモニー—
「実咲、なんでここに要るんだい?」
部屋には先生がいた。
「先生!?貴方こそ何故ここに?」
私は驚いて聞いてしまった。
「なぁ、この可愛い女の子誰?先生の彼女?」
violinを持っている背の高い男の人が話しかけてきた。」
「違うよ。この子は実咲。留学生だ。彼氏は日本に要るそうだ。」
「残念。可愛いから欲しくなっちまうよ。俺。」
violinの男の人は「クリス」というらしく、なんか少し取っつき難そうだ。
「ねぇ、さっきのアルカデルトのアヴェマリア歌ってよ。合わせるからさ。」
お隣さんの「レンツ」がそう言った。
「えぇ。じゃあ・・・」
私が歌い始めると、綺麗な5重唱が聴こえてきた。
私の声は消さずにハーモニーと作り上げてゆく。
なんて綺麗なんだろう・・・
日本でもこんな演奏ができたらよかったのに・・・。
歌が終わり、5重唱も終わった。
私の目からは涙が流れていた。
「実咲?どうかしたのか?」
先生はすぐに駆け寄ってきて私の顔を覗き込んだ。
「何でもないわ・・・綺麗すぎて・・・」
私は頬を伝う涙をぬぐいながらそう言った。
「そうか?」
先生はそういうと私の肩をポンポンと叩いて部屋を出た。
嗚呼・・・
なんてすばらしいんだろう。
世界は広いんだ・・・
こんな素敵な演奏者に出会ったのは何年ぶりだろう。
こういう演奏は好きだな・・・
カッコよくて
気持ちよくて・・・
決まった時のハーモニーは・・・
今まで感じた事のないものだ・・・
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.42 )
- 日時: 2010/04/24 20:52
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第7話
—眺め—
私の部屋から毎朝見る朝日は素敵だ。
眺めていると幸せになる。
でも寂しくもなる。
日本と風景が違う。
空の色が違う。
建物が違う。
優平が遠いし仲間もいない。
朝、家を出たら夜中まで家には帰れない。
夜の窓からの眺めは寂しすぎるからあまり見ないようにしている。
黒く沈んだ闇の中にひっそりと潜む家々。
寂しい路地裏で暮らす人もいる・・・
「優平に会いたいな・・・」
イタリアに飛んでもうすぐ1ヶ月。
早かった。
レンツとは「Ave Maria」を一緒に歌ってからたくさん話している。
何故か夕ご飯を作りに行ったりして仲良くなった。
優平とは・・・最近電話をしていない。
本当はしたいけど・・・
迷惑になっていそうで怖い。
手紙はそろそろ書いてもいいかな?
1ヶ月たったし、そろそろ落ち着いてきたし。
私は夜の闇に沈んだ街を見ながらレターセットを机から取り出した。
漢字なんか久しぶりに書く。
久しぶりに書く手紙。
仲間にみんなにも書こうと思い私は10人分のレターセットを用意した。
私は寂しい窓際でランプの明かりの中手紙を書き始めた。
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.43 )
- 日時: 2010/04/24 21:05
- 名前: 実姫 (ID: TV9sr51/)
第8話
優平side
—手紙—
実咲から電話が最近来ないと思っていたある日、実咲から手紙が届いた。
「優平へ
久しぶりだね。最近電話できなくて寂しいんだよぉ。
元気にしてるかな?きっと優平の事だから元気だろうね。
最近はお隣さんのレンツと仲良くしてるの。
色々な曲が弾けて何でも知ってるんだよ!
私の住所は書いてあるからそこに返事ちょうだいね。
もう少しで私は休みが貰えるの。
だからその時に日本に一時帰国しようと思う。
優平にも会いたいし連絡するね。
休みは1ヶ月ぐらいだから優平のいる学校に少し編入させてもらうね。
今度はメールするね。
バイバイ☆
また会う日まで。
Misaki 」
手紙の最後には小さな文字で「大好きなあなたに会いたいよ」と書いてあった。
俺は久しぶりの実咲の字を見て「下手になったな。」と思った。
きっと長い事漢字を書いていないんだろう。
「一時帰国か。確かに俺も会いたいな。」
俺は実咲への返事を書いて出した。
レンツという奴が実咲に手を出さない事を願ったがッきっと実咲の事だから何かされても投げ飛ばしている事だろう。
実咲に早く会えますように・・・
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.44 )
- 日時: 2010/04/24 22:30
- 名前: しっぽ☆ (ID: vehLH22f)
なんか、いいねぇ(笑
続き待ってるよ^^
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