コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Random every day!! 更新ストップ
- 日時: 2010/10/06 16:43
- 名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)
Random every day!!
行き当たりばったりな毎日、過ごしてみませんか??
更新はストップ中です
【Contents】
>>001 ご挨拶
>>003 Prologue
>>009 竜南中学校3年E組の皆さん。
>>011 その他、竜南中学校の皆さん。
>>033 竜南中学校の先生たち。
>>012 000 不穏な、お願いのような命令
>>022 001 遅刻、遅刻ー!!!・・・・・・って、なんでアンタはそんなに呑気なんですか。
>>025 002 ごめんなさいって、言わなきゃ駄目?
>>028 003 気がつけば喧嘩は始まっている。
>>037 004 風紀委員は部活も真面目に。
>>039 005 喧嘩にもルールは必要です。
>>043 006 凸凹コンビ、ちょっとだけ気が合う。
ANOTHER STORY >>046 000 初めまして
【修学旅行編!!】
>>050 007 先生、冗談のようなそんなミスはいけませんよ
>>056 008 苦し紛れと気まぐれは天敵
それでは、どうぞごゆっくりv
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- Re: Random every day!! ( No.8 )
- 日時: 2010/08/03 20:13
- 名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)
>椎香サマ
そう言ってくださると嬉しいですー^^
頑張りますvv
わわわ、光栄です!!!
てか、すみません、なんだか勝手に呼び捨てにしちゃってますね;;
これから、呼びタメOKですか??
- Re: Random every day!! ( No.9 )
- 日時: 2010/08/12 12:01
- 名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)
Cast
竜南中学校3年E組の皆さん。
越智 郁奈 −オチイクナ− ♀
風紀委員。
基本、何処にでもいる真面目な女の子。
勉強は中の上、運動は下の下。
セミロングの少しくせの有る黒髪。
授業中はメガネを掛けている。
美術部副部長。
通称:郁ちゃん・郁
福田 成夏 −フクダナルカ− ♂
不良中学生。
学校遅刻、授業サボリの常習犯。
俺様何様福田様、神様仏様福田様、なアホの子。
勉強はやれば出来る・・・・・・、筈。 運動は上の上。
部活はテニス部だったが、止めて帰宅部に。
茶色のショートヘア。 前髪は上げている。
通称:成・ナルくん
重井 有紗 −シゲイアリサ− ♀
学級委員長。
五月蠅くて馬鹿なだけど、何故か周りに人が集まる不思議な人。
美術部部長。
通称:しげちゃん・有紗
安住 由理子 −ヤスズミユリコ−
体育委員。
思ったことをハッキリ言う、クラスのムードメーカー的存在。
バスケ部の“スピードスター”
通称:ゆりちゃん・ゆり
白神 翔也 −ナカイショウヤ−
体育委員。
冷静反面馬鹿反面、な有紗のカレシ。 厳ついけれどホントは優しいw
野球部ショート。
通称:翔也
山中 亮 −ヤマナカリョウ−
学級委員長。
喧嘩は竜南1の強さらしい。 だけど自分からは仕掛けない穏健派。 成夏も懐いている。
バスケ部部長。
通称:山ちゃん
豊田 雅也 −トヨタマサヤ−
風紀委員。
成夏の宿敵。 勉強は竜南1。
帰宅部。
通称:豊田
- Re: Random every day!! ( No.10 )
- 日時: 2010/08/03 22:01
- 名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)
>皆様
>>9 修正完了です^^
- Re: Random every day!! ( No.11 )
- 日時: 2010/08/12 12:03
- 名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)
Cast
その他、竜南中学校の皆さん。
藤井 周助 −フジイシュウスケ−
3年C組。 風紀委員。
野球馬鹿な野球部部長。
通称:フジ・シュウ
三宅 弥 −ミヤケワタル−
3年C組。 風紀委員。
頭が良くて明るい美術部員。
通称:弥・弥ちゃん
薮 和紀 −ヤブカズキ− ♀
3年B組。 体育委員。
マンガ大好き、出来ることならレッツゴー2次元!!、な美術部員。
通称:カズ
大和 雄大 −ヤマトユウダイ−
2年E組。 風紀委員。
かっこかわいい、運動も出来る美術部員。 テニススクールに通っているらしい。
まだまだ増えるかもです^^
- Re: Random every day!! ( No.12 )
- 日時: 2010/08/19 18:28
- 名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)
「は?」
それは突然の出来事でした。
「越智、悪いが今年一年、」
目の前にいる先生は、満面の笑み。
「お前は福田の隣の席だ」
000 不穏な、お願いの様な命令
「は?」
「越智は真面目だからなぁ、奴を任せられる」
「は?」
「まぁ、頼んだよ、」
「いや、あの」
26歳の若い担任教師、森川は上機嫌。
彼を止められる人間なんて、此の世にはいないだろう。
「ちょ、先生、」
「頼んだぞ! 福田を!」
森川はポンっと、郁奈の方を叩く。
郁奈を呆然としながら、頭の中で今の状況を整理した。
1 今日は始業式でした。
(3年E組になりました)
2 教室に行ってみると、私の周りにクレーターが出来ました。
(半径1㍍以内に誰も入ってきません)
3 始業式が始まります、なんだか居心地が悪かったです。
(此処で職員室へと呼び出されました)
4 職員室へ Let's go!!
(私が何をしたと言うのでしょう)
5 先生は上機嫌で笑っていました。
(何か企んでいるな、とは思っていましたよ)
6 此処で無理なお願い。
(・・・・・・、というより、命令?)
7 引き受ければ人生のThe Endまでもカウントダウン開始!!
(それなのに拒否権は無さそうです)
8 全ての謎が解けました。
あ り え な い
「いやいやいや!!! ナイナイ!! 絶対無い!!」
郁奈は大声を出した。 職員室で。
一斉に、他の先生達の視線が集まる。
森川も、きょとん、とした表情[カオ]をしている。
でも、そんなものはおかまいなし。
「きゅ、急に、どうした?」
「どーしたも、こーしたも!! おかしいでしょ、先生!!
私の中学最後の年を、人生最期の年にするつもりですか?!」
「ははははは、」
「笑い事じゃないですよぉ!!! なめてんのか、このアホ!!!」
担任に対して、なんて言葉遣いだろうか。
郁奈は尚も抗議を続ける。
「福田ですよ?!」
「あぁ、そうだ、福田だ」
「その何もかも理解した、みたいな表情ムカツク!!」
郁奈はもう1度、大きく深呼吸。
「“あの”福田、ですよ?!」
そう、福田成夏。
奇麗な明るい茶色に染まった髪に、乱れた制服。
学校遅刻、サボりの常習犯。
授業妨害は当たり前のこと。
そして、それを駆り立てるような、数々の噂。
お世辞にも良い噂とは言えない、数々の噂。
そして、基本的に荒れていない落ち着いた学校・竜南中学校唯一の、不良グループの頭。
———親を階段から突き落とした、とか。
———よその学校に喧嘩売って病院送りにした、とか。
———女子でも容赦なく殴る、とか。
「そんな噂ばっかですよ?! あの人!!」
「そうだなぁ、」
「何で、私なんですか!!!」
半泣き状態で、森川に問いつめる。
「・・・・・・」
森からは黙り、真剣な表情をして見せた。
「お前なら、何とか出来ると思ってな」
「え、」
その表情と言葉に心揺さぶられたのが間違いだった。
「頼む」
「え、え、」
混乱。
郁奈は、混乱していた。
「それじゃ、福田は教室にいる筈だから!」
「え、」
森川は郁奈の背中を押し、追い出すようにして職員室から郁奈を出す。
ピシャリ。
その効果音がぴったりだ。
気がついたときには、郁奈はもう職員室から閉め出されていた。
———やられた。
郁奈は思う。
———なんて馬鹿なんだろう、自分。
3年E組の教室は、職員室前の廊下から丸見えだ。
本当に福田が教室にいるのか気になって、窓から教室の中を見る。
———いな、い・・・・・・?
中に福田の姿が見えないコトを確認すると、郁奈は少しだけ安堵する。
そして、ため息。
「緊張して損した」
独り言でそう呟き、郁奈は歩き始めた。
———頼まれたし、教室に寄るだけ寄って帰ろう。
自分のこれからの行動を頭の中で整理し、足は教室へ向かった。
——————
「森川先生、」
森からと同じくらいの年であろう、長い髪の女教師が、
森川の机にコーヒーカップを置きながら話しかける。
「ん? 何ですか?」
「いえ・・・、彼女には荷が重いですよ、さっきのお話は」
柔らかい物腰で、森川の隣の席に座る。
そこが、彼女の席のようだ。
「そうですか?」
「えぇ、福田くんは随分やんちゃですし・・・ 越智さんは、元気ですけど、真面目な生徒じゃないですか」
「ははは、そうですねぇ。 でも、」
森川は、そこで言葉を切る。
「でも?」
「兼田先生、」
「はい?」
「俺は・・・、越智にしか出来ないと思ったんですよ、クラス名簿見たときから」
それは、自信に満ちていて、何処か楽しげな微笑みだった。
——————
郁奈は教室のトビラを開く。
誰もいない、と確信して。
ましてや、彼、がいるなど、カケラも思わずに。
勢いよく、トビラを開けた。
「———————————————誰?」
奇麗に染まった明るい茶色の髪に、乱れた服装。
日に照らされたその姿は、何処か格好良く見えた。
「え、」
出会ってしまった。
Random every day、
此処から、始まるみたい。
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