コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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Random every day!! 更新ストップ
日時: 2010/10/06 16:43
名前: 勿忘草 (ID: TtH9.zpr)

                 




 
                 Random every day!!

          行き当たりばったりな毎日、過ごしてみませんか??




更新はストップ中です




【Contents】

 >>001 ご挨拶

 >>003 Prologue

 >>009 竜南中学校3年E組の皆さん。
 >>011 その他、竜南中学校の皆さん。
 >>033 竜南中学校の先生たち。

 >>012 000 不穏な、お願いのような命令

 >>022 001 遅刻、遅刻ー!!!・・・・・・って、なんでアンタはそんなに呑気なんですか。
 >>025 002 ごめんなさいって、言わなきゃ駄目? 
 >>028 003 気がつけば喧嘩は始まっている。
 >>037 004 風紀委員は部活も真面目に。
 >>039 005 喧嘩にもルールは必要です。
 >>043 006 凸凹コンビ、ちょっとだけ気が合う。

 ANOTHER STORY >>046 000 初めまして

 【修学旅行編!!】
 >>050 007 先生、冗談のようなそんなミスはいけませんよ
 >>056 008 苦し紛れと気まぐれは天敵  







それでは、どうぞごゆっくりv

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Re: Random every day!! ( No.40 )
日時: 2010/08/25 10:25
名前: 友桃 ◆NsLg9LxcnY (ID: 7hab4OUo)


こんにちわ〜♪

郁奈ちゃん、妙なことで有名になっちゃいましたねーww笑 この先どんどん大変なことになりそうです^^;
そしてなぜか成夏くんにかなり惚れてしまってる私←
もぅ2人ともかっこいいです!!!

更新まってまーす(^^)/

Re: Random every day!! ( No.41 )
日時: 2010/08/25 11:49
名前: 勿忘草 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)

>友桃サマ

 そうですねw
 本人は、だいぶ困っちゃってるみたいですがww
 
 おおお、マジですか?!
 選りに選って成夏・・・!!←
 完全にウザキャラになっちゃってるので、嬉しいです^^

 お互い頑張りましょうb

Re: Random every day!! ( No.42 )
日時: 2010/08/28 23:30
名前: 勿忘草 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)

>皆様


 >>039 保留取りました

Re: Random every day!! ( No.43 )
日時: 2010/09/01 11:52
名前: 勿忘草 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)

 

 006 凸凹コンビ、ちょっとだけ気が合う。




あっと言う間に、放課後。
成夏は、4時間目まで教室の自分の席で寝ていたが、
給食を食べた後(デザートのプリンにしか手をつけていない)、当たり前のように窓から飛び出してしまった。
勿論、郁奈は全力で止めたが。
力の差は歴然としている。

「ったく、」

郁奈がそう言って手を離すと、

「今日は、俺の勝ちだ」

そう言って逃げた。
そして、今、放課後に至る。



「惜しかったのになぁ」



廊下で郁奈が呟くと、隣には有紗がいた。
昼休みの一部始終を、ばっちり見られていたようだ。

「なんか良い感じじゃんか。お前ら」
「何が」
「んー、雰囲気??昨日とは、全く違うよ」

有紗はニカッと笑う。
実に無邪気で、毒気のない顔。
100%の笑顔、とはこのことを言うのだろうと、郁奈は思う。

「まぁ、色々話したから」

有紗は、目をパチパチする。

「何、色々って」
「口喧嘩で、対等にやり合えるようになったって言うか」
「そりゃ、進歩だな」

有紗並びに美術部員一同には、郁奈が成夏の面倒をみることになったいきさつを話してある。
全て、森川のせいだと。
反応はそれぞれだったが、不良と関わっている郁奈を避けようとする人はいなかった。

「力仕事なら、任せろよ」

有紗はそう言うと、力瘤を出して見せる。
体操教室に通っている有紗は、美術部員で在りながら、運動神経は運動部顔負けだ。

「ありがとー でもさ、しげちゃんに殴られたら死ぬよ、さすがに」
「なんじゃそりゃ」
「そのままの意味です」

頬を膨らませて、有紗は不機嫌な顔をする。

「そんじゃ、私今日は帰るね」

いつもなら美術室に直行するところだが、郁奈は靴箱へ歩き出す。

「え?部活は??」
「今日は休む。皆に言っといて」
「お、おぅ。 じゃぁ、うちも翔也のトコ行こうかなぁ」

“翔也”とは、3年E組の1人、有紗の彼氏だ。

「お幸せにー」

有紗と別れ、靴を履き替え外へ出る。
郁奈は正門から帰るので、テニスコートの前を通らなければならない。
テニス部の練習を見るのはスキだ。

——奥山くんも、こうやってテニスするのかなぁ・・・・・・

なんて、想像も出来たりするから。

——見てみたいな。強いのかな。

何となく、ゆっくりとした足取りになってしまう。
郁奈は少しだけ頬を緩めながらテニス部を見ていた。
すると、またもや。





「福田ぁ・・・・・・」





昼休みに窓から飛び出していったヤツが、目の前にいるではないか。
血管が切れそうになりながら、郁奈は一歩一歩近づいた。

「ちょっと福、田・・・・・・」


——何?



——福田、だよね??



思わず、目を疑う。
それくらい、成夏らしくない、成夏だった。
らしくないと言っても、郁奈の知っている成夏なんて、たかがしれているが。
いつになく、真面目な表情でしっかりとテニスの動きを見ている。
それなのに、何処か、寂しそうで、なんだか————



「福田・・・・・・」



——怒鳴りつけれる、雰囲気じゃ、ないじゃん・・・・・・

郁奈はそう思い、小さく呼んでみた。


「あ”?」


すると、先程までの表情[カオ]は何処へやら。
いつもの濁った“あ”で答える。

「え、いや、えっと、」

突然の変わりぶりに、郁奈は驚きを隠せない。

「何、」
「いや、そのぉ・・・・・・」

威勢の良さなんてカケラもなく、完全に出鼻を挫かれた郁奈。
それでも、今の福田と話してみたい、その思いが、郁奈の口を動かす。





「何、見てたの」





分かっている癖に。
思わず訊いてみる。

「・・・・・・、何でも良いだろーが」

成夏は、そっぽを向く。

——まぁ、そういう答えだとは思ったけどさ。

郁奈はため息。
そして、自分から切り出す。

「テニス?」
「・・・・・・、分かってんじゃねぇか。ラッコ」
「誰がラッコだこの野郎いい加減にしろ」

元々口の悪い郁奈は、句読点を使わずに反論する。
成夏は歩き掛けていたのを止め、段に腰を下ろした。
勿論、テニス部の練習を見ながら。
郁奈は気を取り直して、少し近づいて話しかけた。

「スキ、なんだ??テニス」
「そんなんじゃねぇよ」
「じゃ、何であんなに真剣に見てたの」
「だから、何でもねぇっつーの」
「そんなカンジじゃ、なかったじゃん」

郁奈がふくれっ面をして見せる。
成夏は郁奈の方を向かずに、口を開いた。


「・・・・・・、下っ手くそだと、思っただけだ」


郁奈は首を傾げる。
それは、成夏に、テニスの経験があるということ。

「テニス、出来るの??」
「多少は」
「ふぅん、軟式?」
「硬式」

——じゃぁ、奥山くんと同じだ。

そう思い、少し踏み込んだ話をしてみた。


「部活、入ってないの??」


成夏は頷く。

「今更だろ、その質問」
「そうだけどさ、気になるから。 あ、それじゃ、クラブとか??」

郁奈の質問に、成夏は少し黙った。
そして——





「・・・・・・、もう、行ってねぇよ」





——あ、なんか・・・・・・、分かっちゃった気がする。

郁奈は声には出さず呟く。

——森川の言ってた意味、“お前なら出来る”ってヤツの意味、分かった。





——同じ、なんだ。 私と、福田って。





「お前は、何で美術部??」

成夏が珍しく自分から口を開く。

「んー、楽そうだったし、私、他にやることあるし」
「何だそれ?」
「色々だよ」

郁奈は立ち上がり、成夏に背を向けた。


「知りたいんなら・・・・・・、虎鐵に訊けば分かるかもね」


「は?」
「何でもない、バイバイ」





きっと、私たち、似てるんだ。

Re: Random every day!! ( No.44 )
日時: 2010/08/31 23:41
名前: 勿忘草 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)

安芸^^


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