コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】
- 日時: 2012/01/19 22:15
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
どうも皆様、はじめまして。華鈴と申します。
このたび吹部小説を書くことになりました。
吹奏楽の小説を書くのは始めてなので、ぐだぐだなることが予想されますが、お付き合いのほどよろしくおねがいします!!
☆注意☆
1、荒らし、チェンメ、極度の中傷はお断りします。
2、更新は不定期&亀更新です。一週間たっても1ヶ月たっても更新しないことがあります。
3、登場人物はモデルが存在するものが多いです(重要!!)
以上の注意をご理解のうえ、読んでいただけると助かります。
☆目次☆
★主な登場人物【>>1】追加→【>>71】キャラ表【>>9】
★用語解説【>>54】
★本編
STORY1 1話目からバタバタしている吹奏楽部【>>7】
STORY2 新入部員は0人!?【>>8】
STORY3 I am 副部長!!祐樹said【>>12】
STORY4 Who is 副部長?【>>14】
〜入学式編〜
STORY5 入学式前日!!【>>18】
STORY6 あたしは『スイソウガク』部の先輩に出会った 茜said【>>29】
STORY7 あたしは『吹奏楽』に出会った 茜said【>>32】
〜仮入部編〜
STORY8 怒りゲージ大爆発の皆様【>>43】
STORY9 新入部員は突然の出会いからやってきた【>>49】
STORY10 パート巡り!inホルン 真衣said【>>58】
STORY11 パート巡り!inトロンボーン 葉月said【>>59】
STORY12 パート巡り!inETB 大輔said【>>61】
STORY13 パート巡り!inサックス 祐樹said【>>62】
STORY14 仮入部期間最終日 茜said【>>65】←NEW
STORY15 遂に本入部の日!!【>>66】←NEW
あとがき&次編予告【>>67】
〜体育祭編〜
STORY16 運動オンチの願い【】
STORY17
☆番外編
〜Xmas編〜
S1 西中流クリスマスツリーの使い方【>>68】
S2 クリスマスに願いを!! by先輩たち【>>69】
〜西中ラジオ〜
Part1【>>47】
(作者・ω・)<お知らせ
・王翔様にこの小説のキャラ画を書いていただきました!!【>>26】
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- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 ( No.58 )
- 日時: 2011/11/23 11:39
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY10 パート巡り!inホルン 真衣said
私は星崎真衣。ごく平凡な生活を送っているはずの女子中学生。
最近気にかかっていることは、みんなが私のことをお嬢様ということ。
どうやら、私がごく平凡と思っていることは他とはかなりかけ離れていることらしい。
でも、私みたいな性格がお嬢様といえるのかが謎。
まあ、それはさておき・・・。
今、私は2階の被服室にいる。ここがホルンパートの練習場所だ。
被服室は他のパートの練習部屋の中で一番遠い。だから移動が面倒くさい。
実は今日から仮入部の期間だから、後の吹奏楽部員になるであろう子たちが見学に来るのだが・・・。
こんな先生もたまにしか来ないような面倒くさい場所に来る1年生などいるのだろうか。
真殿先輩は「吹奏楽部に部員が入ってくれるだけありがたいと思いなさい!」っていってたけれど、ホルンパートは今人材不足という危機に直面しているのが現実。やっぱり1年生欲しい。
刻一刻と部活終了の時間が迫ってくる。
今日はだめかと諦めたときだった。
「失礼しまーす!見学に来ました!!」
「あーーーーーーーーーーッ!!」
本日二回目の奇声を発してしまった。おかげで1年生はドン引きしてたし、隣にある生徒会室から「うるさい!!」という怒声がとんできた。これは関係ないか。
ちなみに、私が奇声を発した理由というのは
「あの、にゅ、入学式のときの!?」
「はい!よくわからなかったけれど、入ってみました」
「え!?吹奏楽部ってそんなに知名度低かったの?」
「え・・・。いやぁ、あ、あたしが知らなかっただけですよぉ、あははははー」
「・・・・・・」
まあ、部活人気ランキング4年連続で最下位っていう看板がついちゃったんだからおかしくはないけど。
「ところで先輩、このくるくるポーンってなってる楽器はなんですか」
く、くるくるポーン!?
「あ、これはホルンっていうけっこう地味な楽器。合奏でもトランペットとかの影に隠れがち」
「ほぇー。・・・て、いいところないじゃないですかぁ」
「しょうがないでしょ。これが現実なんだから」
「違いますよぉ。絶対にいいところありますってぇ」
「いいところ・・・、あ、音がやさしいかんじとか」
「え、そうなんですかぁ?吹いてみてください!!」
「うーん、いいけど・・・」
キーンコーンカーンコーン
「部活終了の時間です。各部とも、後片付けにはいってください」
「あ、終わった」
「じゃあ、またこんど吹いてくださいね!」
「うん。わかった」
こうしてホルンパートのとある1日は終了した
- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 ( No.59 )
- 日時: 2011/11/24 17:07
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY11 パート巡り!inトロンボーン 葉月said
皆様はじめまして。
ごく普通の女子中学生、白川葉月です。
私は吹奏楽部に所属していて、トロンボーンをやっています。
まあ、自己紹介はこんなものにしといて・・・。
ここはトロンボーンパートの練習場所、3階の2年2組教室。音楽室からもっとも近い教室で、音楽室に行ったり音楽室から出るときは必ず通る教室なんだけども・・・。
「何で今日という日に見学しにくる子がいないのよ!どのパートよりも1番ベストな場所なのに!!」
「まあまあ、おちついてくださいよ先輩」
この今にも怒りそうなのは安藤沙良先輩。色白で細くてサラッサラの黒髪という美少女的な外見に反して、柔道2段・空手3段の怪力少女。ちなみに、好きなものは音楽とサッカー。嫌いなものは野球。なんかルールがわかりづらいからとか、そんな単純な理由だったような気がする。
「だって、今日は不幸続きなのよ!廃部になるかと思ったら仮入部員が7人も来て私のサッカー部のマネージャーの夢が崩壊したし、仮入部員が来たからといって見学に来る子がいないし・・・」
「先輩、最初のは違うと思いますけど」
「何よ!葉月ったら、私のサッカーにかける思いをわかっていないくせに!!」
「じゃあ、最初っからサッカー部に入ればよかったじゃないですか!!」
「その辺は大人の事情ってものがあるの!!」
「大人の事情って何なんですか!!」
こんな喧嘩なのかコントなのかよくわからない会話はうちのパートにちっては日常茶飯事の出来事で、サックスパートの次にうるさいということで部内では結構有名。
・・・あれ?もしかして、こんなことしてるから1年来ないのか?
これを言葉にしようとした瞬間である。
「失礼します。見学に来ました」
1年キターーーーーーーー!!
しかも超イケメン!!
1つ残念なところを上げると、身長が低いというところだろうか。
いやいや、実際男子中学生というものはありえないスピードで身長が伸びるものだから、ここはあえて突っ込まないことにしておこう。
「君、うちのパートの見学?」
「はい!俺、由比拓也っていいます」
そういった由比君はいきなり沙良先輩の手を握って
「先輩、俺と付き合ってください」
「・・・・・・」
あ、やべぇ。沙良先輩爆発寸前だよ。
ちなみに、さっき言ってなかったけれど沙良先輩はからかわれることとナンパされることも嫌いなんだよね。
特にナンパは野球の次に嫌いって言ってなかったっけ。
・・・私、何も知ーらない☆
☆華鈴のおまけコーナー☆
華鈴「さあ、はじまりしました!不定期開催のおまけコーナー」
奈々「まさか第2回があるとは思っていなかった」
華鈴「今回は私華鈴と」
奈々「最近出番のない主人公の岡崎奈々でお送りします」
華鈴「あ、安心して。主人公の出番は当分ないから♪」
奈々「えッ!?」
華鈴「今回のゲストはトロンボーンの突っ込み係の白川葉月さんです」
葉月「トロンボーンの突っ込み係は余計だから」
奈々「ちょっと待って!葉月まで出てきたら私の出番が・・・」
華鈴「まあ、それはさて置き^^」
奈々「いや、深刻な問題なんだけど!?」
華鈴「今回はトロンボーンパートの初登場回でした。夕詠のオリキャラ、由比拓也君も登場しました!」
葉月「実際は沙良先輩は前の話でも登場してるんだけどね」
奈々「私の出番はなかったけどね!!」
華鈴「さあ、次の話もパート巡りシリーズです」
葉月「嘘!?じゃあ、私の出番は」
奈々「私の出番は!?私、一応主人公なんだけど」
華鈴「二人共当分出番はありません♪」
葉月&奈々「えッ!?」
華鈴「それでは次回をお楽しみにー」
- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 11話更新!! ( No.60 )
- 日時: 2011/11/24 20:57
- 名前: 初音カノン☆ (ID: G5Z6Lx0v)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
▼貴方の小説、ばんばんコメント(評価)します▼
の依頼有り難うございます☆今回はコメント等も含みやっていきます☆
比較的面白いし、続きが気になるお話になっていますね!
何か残念な副部長ですけど…キャラとして個性的に凄い好き☆
わたくし吹部なので「あ、そうだなー」とか共感できて、
よく分かるのですが、ぶっちゃけ「パーカッション」とか「重い」とか言われても分からないと思うんですよね?
特にティンパニーとか、激重じゃないですか?
象並にッ!とか例え使って表したりした方がわかりやすいカモ。
(S5、入学式前日なり)
西宮なんですか?私もですよッ?めっちゃ近い…。ライバルですねー。コンクール頑張りましょう!
おK牧場受けました(笑)古ッ。
ホルンは地味じゃない。ホルンはね、ナイト駄目なんだよ!めっちゃ重要。クラリネットの5倍ぐらい大きいんだからね!!(笑)
評価というかいちゃもんになりつつありますが、面白く読んでいます。
楽器ゴトに詳しい説明をいれたりしたらわかりやすいかも!
最後、全体の感想。面白い、面白すぎます!!
吹部のイイつぼ押さえています!
気になったのは、ああああああとかいいいいいいとかですかね。
更新楽しみにしています☆これは私もお気登録しました!
- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 11話更新!! ( No.61 )
- 日時: 2011/11/25 22:41
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY12 パート巡り!inETB 大輔said
俺、神村大輔。西宮中学校2年生。
吹奏楽部所属で、担当はユーフォニウムっていう楽器。
ちなみに、『西宮』は『にしのみや』と読むのではなく『せいぐう』と読むのが作者的には正しいらしい。
あと、夢を壊すようで悪いけど、この学校は実「神村君!?」
おっと、もうすこしで大変なことになるところだった。ここ謝罪。
ちなみに、俺の問題発言をグッドタイミングで阻止したのは、バスクラリネットの金本智子先輩。
あの吹奏楽部名物の残念な副部長としっかり者の弟と苗字は一緒だけど、実際かなり前をたどったら親戚かもーという関係らしい。
「神村、お前もう少しでこの小説終わらせようとするところだったな。もう少し言動を考えろ」
「お前に言われたくないな風村」
「あれ?先輩に向かって呼び捨て&「風村先輩ッ!!」
このはっきりいってウザすぎるやつはチューバ担当の風村孝。認めたくないけど、先輩である。
「認めたくない発言は撤回してもらおうか」
「げっ、なんでわかった!?」
「顔に書いてあるよ。『コイツ先輩じゃないから』って」
「チッ」
「と、いうことは発言は素直に「認めてやるよ!畜生!!」
くそっ、このドS野郎め。ドヤ顔ムカつく。
「お前の顔面に一発パンチでも食らわせてやろうかコラァ!」
「おっ、本気になってやがんの♪」
「風村!そんなところで性格むき出しにするのやめろ。神村も先輩に対してタメ口禁止!!」
いつも乱闘になろうとしたところで金本先輩の制止が入る。こういうところが金本先輩の必要なところである。
ちなみに、金本先輩は体が弱くてよく学校休んでるけど、金本先輩がいない場合は隣の部屋から『残念な方の金本先輩』が止めにくる。
なんか、同じ部活に同じ苗字(しかも先輩)が3人もいるって面倒くさい。
ちなみに、こんなやり取りは俺たちETBパートにとっては日常茶飯事。部内でいちばんうるさいパートとして有名である。
ユーフォニウム(通称ユーフォ)とチューバとバスクラリネット(通称バスクラ)。3つ合わせて略したのが『ETB』である。
ユーフォ・チューバ・弦バス(コントラバス)の3つ合わせて略した『ETC』というのが一般的らしいが、うちの学校には弦バスがないため、『ETB』になってしまったらしい。
なんか説明ばっかりで疲れてきた。
どうやら先輩たちも疲れてきたらしい。
ETBパートには、いつの間にか沈黙がはしっていた。
「失礼します。見学に来ました」
まさか1年生が来るとは思ってなかったETBパートは、この沈黙を破った1年生のKY発言で一気に現実に引き戻された。
「え、え!?見学!?」
「待て、神村。こういう時は落ち着いて行動するんだ」
「そういう風村も落ち着いたほうがいいよ。完全に冷や汗かいてるじゃん」
「そうっすよ先輩。冷や汗ヤバイっすよ」
「嘘!?てか、こんなときに限っていきなり敬語になるのは反則だよ。神村君」
「先輩こそ、こういうときに限って君つけるのをやめてくださいよ!」
こんな日常からかなり反れた会話をする俺たちにとって、さっき入ってきたはずの1年生は空気という存在と化したようなものだった。
- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 12話更新!! ( No.62 )
- 日時: 2011/11/30 15:00
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY13 パート巡り!inサックス 祐樹said
どうも。
前回の登場時は杉本にボッコボコにされて訳のわからない行動をとり、しまいには「副部長は俺だあああっ!!」という名言を出してしまった副部長、金本祐樹です。
そして、読者の皆様&この西中のみんなに伝えたい・・・。
「決して俺は残念でも何でもないぞコラァ!!」
「先輩うるさいっすよ、静かにしてください。1年生が引いてるじゃないっすか」
「ゲッ!?」
俺が改めて教室のドアのほうを見ると、そこには完全にドン引き状態の1年生が突っ立っていた。
「あ、あぁ。ゴメン。見学だったんだよね」
「は、はい・・・」
ヤバイまだ引いてる。俺、とんでもないことしちゃったかも。
「あ、ごめんねぇ。この残念そうなバカは放っておいていいから、ゆっくりしていってね」
「はい!」
このフォローになっていないフォローをしたのは島崎亜里沙。
好きなものは音楽と野球で、吹奏楽部が廃部になったら野球部のマネージャーになるとか言って実際は廃部にはならなかったという現状を目の当たりにして結構へこんでいる。
て、いうか、アルトサックスまともな人間いないんだけど。
「正しく言えば、サックスパートの3年生にまともな人間がいないってところっすよ。先輩」
「先輩の前でよくそんなにひどいことが言えるなお前」
「いやぁ、それほどでもー」
「ほめてない!!」
このとおり、杉本翼はイケメンで優しいというイメージとは裏腹に、一部の人間に対しては毒舌です。ここ、テストに出ます(嘘)
ちなみにこの毒舌の被害にあっているのは、吹奏楽部では俺とトランペットの岡崎。なぜ女子である岡崎に対して毒舌なのかは不明である。
「ところで先輩、今年の体育祭の楽譜回ってきてないっすよね」
「ああ。うちの学校は毎年同じ曲吹くから回ってこないんだよ」
「いや、そういうことじゃなくて、2ndの楽譜持ってないんすけど」
「え?」
杉本の楽譜を見ると、確かにそれは3rdの楽譜だった。
「あ、本当だ。そういえば、まだ啓輔先輩は引退前だったな」
「そうっすよ先輩。だから、楽譜ください」
「先輩にやらせるな。自分でもらって来い」
「いや、楽譜係って副部長の仕事じゃなかったんすか」
「だって、あの中から楽譜みつけるの面倒くさいんだもん」
「面倒くさいって・・・」
そう呟くと、杉本は楽器を置いてドアのほうへと歩いていった。
あれ?俺の命令に素直に従うってめずらしいな。
そう思いながら杉本をその場で見送っていると、
「先輩、仕事しないから和樹先輩と間違えられるんすよ。いい加減にしてください」
「えっ・・・。あ、えぇっ!?」
そうして、杉本は教室を出て行った。
正論を唱えられた俺は、切り返す言葉もなくそのまま突っ立っていた。
「杉本君、結構まともなこと言うんだね」
島崎が言った。いつの間にか見学に来ていた1年は帰っていたらしい。
「まともって、お前」
「祐樹が真面目に仕事しないからだよ。しかも、いつの間にか私がパートリーダーみたいになっちゃってるし。しっかりしろよ残念野郎」
「誰が残念野郎だ」
「残念だから、仕事はしないしトップ2の尻に敷かれてるんだろうが」
「いや、あれは藤本のキャラが濃いから尻に敷かれてるように見えるだけなんじゃねーの?」と、言おうとして、俺は言葉を呑んだ。
なぜなら、廊下に『藤本の方がキャラが濃すぎて副部長に間違えられるけど本当は部長兼生徒会長』の桜田がいたからだ。
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