コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ハルカムコウ
日時: 2012/11/17 23:12
名前: promise (ID: hmF5PELO)
参照: http://harukamukou.Albart&Leah

クリックしていただき、ありがとうございます!

まず最初に、この物語は小説では無いです。
ずっと前から頭の中にあったこの物語を、なんとか形として記しておきたい。

そして、色んな人に見てもらいたい。

その想いから、このサイトに書き込む事に決めました。

私は、小説を書いた経験も無いし、知識もありません。

私の書き込む物は小説では無く、ただの物語です。

「小説カキコ」に小説では無い物を書き込む事をお許し下さい。



さて、貴方には「絶対に曲げられないもの」とゆうのはありますか?


諦めたく無い事。

やり遂げたい事。

認めたくない事。






「現実」が「無理」だと語っていても、「信じたい」事が貴方にも一つはあるはず。


そんな「不動の想い」が、いつか軌跡を呼ぶ事を信じて。





この物語はその「不動の想い」をテーマにした本格ファンタジーストーリーです。



よく、RPGゲームとかで出てくる様な世界で、主人公達はドラマを生み出します。


この物語には、主人公が2人いて。

2人の紡ぎだす2つの物語が交差して行く…。

僕はその事から、この物語を





「クロスオーバーストーリー」と呼ぶ事にしました。

そして、2つの物語が1つになる時。


物語は、終局へと向かって行きます。



長くなりましたが、予告を終了させていただきます。









皆さんの「想い」が実を結びますように………。













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序章 EP2「魂の霊樹」 ( No.3 )
日時: 2012/06/24 18:03
名前: promise (ID: BoToiGlL)
参照: http://harukamukou.0.EP2

レア「ふー、やっと授業終わったー、全然分からなかったよ。後で、リイナに教えて貰おうっと。」

そして、レアは鞄に道具を詰め始めた。

レア「アルー?帰ろー……あれ?」

そこに、アルバートの姿は無かった。

そして窓から外を見ると、アルバートはもう校門を出ていた。

レア「早っ。もうっ、朝起きるのは遅いくせに帰るのは早いんだから。」





アルバート「さて、早く帰らねーと。」

すると、レアが後ろから追いかけてきた。

レア「アルー!ちょっと待ってよ!」

すると、アルバートは怠そうに振り返った。

アルバート「何だよ。」

レア「ふぇ…そ、そんな怖い顔しないでよ。」

アルバート「悪かったな、俺はいつもこんな顔だ。」

アルバート「それより、用件を言え。用件を。」

レア「そ、そんな風に言うんだったら言わないよ。」

アルバート「あそ。」

アルバートは、再び前を見て歩き出した。

レア「ご、ごめん!嘘だって!」

すると、アルバートは再び振り向いた。

アルバート「で、何?」

レア「え、えっと実はこれといった用事は………。」

アルバート「………。」

アルバートは、シラけた目を向けている。

レア「あ、あ!そうだった!アルにつ、ついてきて欲しい所があったんだ!」

レアは、あらかさまに思いついたように言った。

アルバート「………どこに?」

レア「うーんと……あ、あそこ!「魂の霊樹」!」

アルバート「また、あそこか。」

レア「い、嫌なら来なくてもいいけど……?」(てゆうか、思いつきで言っただけだから、別にいいんだけど)


アルバートは、しばらく沈黙して言った。

アルバート「別に、あそこは嫌いじゃ無いし…別に行ってやってもいいけど。」

レア「え?本当に?やった!じゃあ、早く行こうよ!」




「魂の霊樹」
死んだ人間や動物の魂がこの木に集まり、そしてまた新しい魂となってこの木から出て行く。そういう役割を持つ木である。




レア「着いたー!んー、何だろ?ここに来ると心が休まるんだよね。」

アルバート「当たり前だ。この木には世界中の「生の霊力」が集まるんだ。」

レア「また、そうやって現実的な事喋るし……。」

アルバート「だけど、ここに来ると心が休まるのは本当だ。俺もこの場所は嫌いじゃ無い。」


そう言うと、アルバート地面にゴロンと横になった。

レア「じゃあ、私も!」

そして、レアも隣に横になった。




この木の周りには、ふわふわと光が飛び交っている。

レア「ねぇ、アル。あのふわふわ飛んでる光は、何?」


アルバート「あれは、人の魂。言い換えれば「生の霊力」だ。」

レア「へ?霊力って見えないんじゃないの?」

アルバート「通常はな。でも、人の魂は濃い「生の霊力」の塊なんだ。」

アルバート「濃い霊力は、目に見えるって授業で習ったはずだけど?」

レア「え、そうだっけ!?ってか、アルバート授業中寝てるくせに、何でそんな事覚えてるのー!?」

アルバート「嫌でも耳に入る。」

レア「いいなー、私もそんな耳ほしー!」

アルバート「確かに、お前の耳は右から左へ抜けていくからな。」

レア「はぁー。」








アルバート「人が死んだら、体から「生の霊力」が出て行き。そして、残された体も「水の霊力」「炎の霊力」を出しながら消えていく。だから、人は死を恐れるが、人が死ぬ時は凄い綺麗なんだってさ。見たことはないが。」


レア「死……か。」











レア「そういえば、ここで私達は初めて会ったんだよね。」



アルバート「…………ああ、そうだ。」



_________________________________________________________________



そう、俺達が初めて会ったのは、この木の下でだった。

私が、お母さんとこの木に来た事から全てが始まったんだ。











10年前………。

Re: ハルカムコウ (よかったらコメントして下さい) ( No.4 )
日時: 2012/06/24 20:05
名前: ゆきの (ID: knWr5sbP)

見たよー(*・ω・)ノ

序章 EP3「過去に負けない…今」 ( No.5 )
日時: 2012/06/24 22:19
名前: promise (ID: HDoKOx/N)
参照: http://harukamukou.0.EP3

レア「お母さん!レアね?このおっきな木、大好き!」

レリーサ「そーう!お母さんもよ!」

レア「えへへ、お母さんと一緒〜!」




レア「わぁー!いっぱいお花さんあるねー!お家に持っていってもいいー?」

レリーサ「家に飾るのもいいけど、これをこうして…ほら、できた!」

レリーサは、花の冠を作って見せた。

レア「すごーい!レアもやりたい!」

レリーサ「ふふふ、教えてあげるからこっち来なさい。」






レリーサ「この茎をね。ここに通すの。」

しかし、不器用だからかなかなか上手くできない。

レア「んー!出来ないー!」

レリーサ「仕方がないわねー。代わりにお母さんのあげるわ。」

レア「やったー!」








レア「ねぇ?あっちのお花さんも見てきていいー?」

レリーサ「いいわよ、あまり遠くに行かないでね?」






レア「このお花さんきれー。こっちのお花さんももらおうっと!」




どんっ!

レアは、何か柔らかい物につまづいた。

レア「いったー!なんかにつまづいたー!」


それは、同い年くらいの男の子だった。


アルバート「………ん………。」

レア「つまづいちゃってごめんね?でも、こんな所でおねんねしてたら、お風邪引いちゃうよ?」

アルバート「…ここは…どこ…?」

レア「私、レア!」

アルバート「え?」

レア「そっちのお名前は?」

アルバート「僕の…名前…?」

レア「お名前無いの?」

アルバート「違うよ…僕は…。」












ドーン!


突然の爆発音。









レア「ふぃ!?」






街人「恐魔だー!恐魔が街に侵入したぞー!」

街人「くそっ!「霊結界」はどうなってるんだ!」


騒ぎ出す街人。








レリーサ「レア!」

レア「お母さん!」


レリーサ「レア!早く逃げ………その子は?」

レア「レアのお友達!」

レリーサ「僕?お父さんか、お母さんは?」

アルバート「お父さん…?お母さん…?」







ドーン!






レリーサ「きゃあ!」

レア「お母さん!怖いよ!」




レリーサ「…っ!僕?歩ける?」

アルバート「うん。」









街人「早く避難所へのエレベーターにのれ!」

街人「死にたく無い!死にたく無い!俺を先に乗せてくれー!」

街人「私のお腹には、赤ちゃんがいるんです!」






エレベーターには、たくさんの街人が押し寄せていた。








レリーサ「お願いします!エレベーターに乗せて下さい!」

街人「駄目だ!もういっぱいなんだ!」

レリーサ「…っ!非常用階段を使うしか…!」

街人「何言ってんだ!あそこの階段はもう何年も使われて無いし、距離がもの凄いあるんだ!それに恐魔が来たら、避難所への扉が閉じちまう!」

レリーサ「それでも、いくしか無いんです!いくよ!?二人共!」

アルバート、レア「うん。」








レリーサは、非常用階段の扉を開けた。

レリーサ「なんて、長さなの………?」

そこは、下へと続く階段が底無しに続いていた。

レア「お母さん…怖いよ…。」

レリーサ「大丈夫!さぁ、行くわよ」


=============================================================






レリーサ「はぁ、はぁ、後少し……。」












恐魔「グオオ!」





レリーサ「恐魔の声!?嘘!?もうここまで!」






[恐魔の生体反応を確認しました。緊急遮断します]




徐々に閉まる、避難所への扉。





レリーサ「早くしないと!」







ドーン!





レリーサ「きゃあ!」


恐魔が破壊した階段が落ちて、道を塞いだ。


レリーサ「…っ!道が!」






恐魔「オオォ!」







レア「お母さん!」

レリーサ「どうすれば……!」

目を凝らすと、瓦礫の間に小さな隙間が。

レリーサ「…!二人共!この隙間を通りなさい!あなた達なら通れるはずよ!」

レア「お母さんは!?」

レリーサ「…………さぁ、早く!二人共!」



レリーサは、半ば強制的に二人に隙間を通らせた。


レア「お母さんも!早く!」


しかし、大人が通れるほど隙間は大きくない。

レリーサ「さぁ、早くしないと!扉がしまっちゃう!」

レア「やだ!お母さんも!お母さんも一緒じゃなきゃやだー!」


すると、レリーサは押し殺すように、震えた声で言った。










レリーサ「レア………早く行きなさい…。」










ガシッ!







レア「!?」

アルバートが、レアの手を強く掴んだ。






アルバート「……行こう。」







レア「やだ、離して。お母さん……。」




レア「お母さん!!」



























レア……ごめんね……。
















泣きながらも走るレアの手を強く掴み。

アルバートは、ただ走り続けた。






_______________________________________________________________




レア「……………。」







アルバート「レア…?」


レア「ふえ!?ああ、ごめん!ちょっとボケっとしてたみたい。えへへ。」


アルバートは心配そうな眼差しで言った。


アルバート「思いださせちゃったか?」


レアは、笑顔で言った。

レア「大丈夫!そだ、いいものをあげよう!」

アルバート「なに、いいもの?」


レアは、いくつか花を摘んで「花冠」を作った。






とても、不細工な花冠だった。





アルバート「何だ、これ?花冠?俺の方がまだ上手く作れるぞ?」

レア「いいの!ほら、かぶって!」

レアは、そっと、その不細工な花冠をアルバートにかぶせてあげた。


レア「えへへ、よく似合ってる!」


アルバート「はっ、俺は粗品がよく似合うみたいだな。」


レア「粗品っていうなー!」

レアは、アルバートのほっぺをつねった。

アルバート「いてて!悪かったって!」






レアは、「魂の霊樹」を見上げて言った。




レア「私ね、過去にどんな事があっても、今が幸せならそれでいいって思う事にする!」


アルバート「…レア…。」


レア「だから、過去なんて関係ないんだよ。きっと。」


















そうでしょ?お母さん。

















レア「帰ろうっか!」


アルバート「ああ、そうだな」







_________________________________________________________________




この時、彼らは知るよしも無かった。












その、幸せな今さえも









奪われてしまう事を。

Re: ゆきの ( No.6 )
日時: 2012/06/24 22:14
名前: promise (ID: HDoKOx/N)
参照: http://harukamukou.0.EP2

コメント投稿ありがとうございました!

これからも、更新していきますので!


よろしくお願いします!

頑張って(。・ω・。) ( No.7 )
日時: 2012/06/25 01:27
名前: ゆきの (ID: knWr5sbP)

頑張ってくださいね(*・ω・)ノ

応援してます(*´▽`*)


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