コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐
日時: 2012/12/06 21:45
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

 あなたに ふれたくて たまらないの

  夏風に揺れて軽い音をたてる黒い髪とか

   細くて長いきれいな指とか

    形が整っていて たまに端がつりあがる唇とか 

     ふれたくて たまらない

      抱きしめてほしい

       大好きなの

        大好きなの

         私があなたを好きになったことは 罪ですか?





・。*目次*。・

自己紹介(?) >>2

登場人物 >>26

【オリキャラ募集について】 >>37 >>74

 《う〜る空様より》*有吉 友架  >>39

《優蘭様より》  *篠田 壱知  >>49

 《花えがお様より》*花風 侑   >>50

 《果奈様より》  *葛城 由海 >>76 


第一話*別れ >>8 >>14 >>15 >>17

第二話*孤独×自立 >>18 >>21 >>27 >>28

第三話*さよなら >>29 >>34

第四話*出会い >>35 >>36 >>44

第五話*学校 >>47 >>60

第六話*ライバルは突然に >>75 >>78 >>80 >>83 >>88 >>104 >>105 >>108 >>111 >>115

第七話*君に >>124 >>127 >>130 >>137 >>146 >>150 >>156 >>157 >>160 >>161

第八話*愛する人へ >>162 >>167


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Re: 向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.76 )
日時: 2012/08/19 17:18
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)

きたよ☆
透子は文才あるなぁ 羨ましい(>_<)



*名前葛城 由海
*性別女
*容姿昔はショートでほんのり焼けていたが、今は肩までのサラサラロング 背は大きいが中学時代から伸びていない
*登場人物との関係 美湖の中学時代のクラスメート
          美湖が見える

Re: 向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.77 )
日時: 2012/08/22 02:52
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)


果奈→

見に来てくれてありがとー!
あと褒めてくれてありがとー!
オリキャラありがとー!

嬉しいっす(//∀//)

徹夜で課題している透子より←

向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.78 )
日時: 2012/11/18 11:24
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

第六話Ⅱ*ライバルは突然に


「はあ? って言われても……。そのままの意味よ……。お願い!」

友架は両手を顔の前でパチンと合わせ、少し前かがみになった。
前下がりの黒髪が邪魔をして、友架の顔が見えなくなる。

「なんで、俺?」

京は一番引っかかっていたことを聞いた。
友架が目線だけ上げる。

「そこ、言わせるんだ……」

友架はそうつぶやいて姿勢を正した。
しかし、目だけはどこか遠くを見ているようだった。

「好きだからよ。京君の事……。私ね、来月引っ越すんだ……。もし告白して京君がいいよ、って言っても……っきっと駄目になる。遠距離なんて、続かないもの。だから、今の……うちに、ね?」

形の整った口だけが動く。
京はその口だけを見ていた。

「いいけど」

京は何か言いかけた友架の言葉を遮るように言った。
友架は少し目を見開き、すぐに笑顔になった。

「やった、じゃあ、遊園地に行きたいから……9時30分に駅……ね! じゃーね!」

友架は言葉を京に押し付ける。
そして、軽いステップで教室を駆け出していった。


「強引」
京はふっと笑った。
友架が教室を出る際に『見えない友達もつれてくるのかしらね』とつぶやいたのを知らずに。

Re: 向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.79 )
日時: 2012/08/26 08:48
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)


つぶやき

数学わかんなーい…

この後の展開もわかんなーい…

なんて言っちゃダメっすね笑

終わり方だけ考えてるっていうね、はい。

買い物に行ってきまーす☆

透子

向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.80 )
日時: 2012/11/18 11:26
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

第六話Ⅲ*ライバルは突然に


ピピピピピ————

「……ん」
京はベッドから起き上がり、鳴り響く時計を止めた。
その瞬間に部屋の中は静まり返る。

……が、その静寂は早くも京の声で断たれた。

「……はああ!?!?」

時刻は9時半。
昨日の夜は、確か、8時半に設定しておいたはずだ。


「美、湖……」
京に背を向けて床で寝ている美湖を呼ぶ。
美湖は起きていたのか、びくりと体を震わせた。

「あ、きょんち、おは————」
「ん、おはようだって……? これはどういう事かな、美湖ちゃん?」

美湖は黙った。
京はベッドから降り、服を着替える。

「あのね、きょんちがデートに行かないように、行かないようにって思ってたら、時計の針が動いたの」

美湖が出てきた言葉を次から次に紡いでいく。
言い終えて、美湖は起き上がり、着替え中の京を見た。
短い悲鳴をあげ、また床に寝転がる。

「ほんと、恐ろしい奴」

京は軽く息を漏らした。
その息は笑い声になって美湖の耳に届く。

「……怒ってない?」
「うん」

京の返事を聞いて美湖は安心したようだった。
今度は本当に、スース—と音を立てて寝てしまった。



「いってきます」
寝ている美湖の耳元で囁く。
いきなり、美湖が起きて京の首に手を回した。
しかし、手は空を切る。

「あの友架って子と手、つながないで。私だって、きょんちと手つなぎたいから」

京は美湖の真剣な顔が愛おしく思えた。

「分かってる。じゃあな」

京は家を出た。
いつもに増して猛暑日だった。

京は、ゆっくりと待ち合わせ場所に向かった。





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