コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐
日時: 2012/12/06 21:45
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

 あなたに ふれたくて たまらないの

  夏風に揺れて軽い音をたてる黒い髪とか

   細くて長いきれいな指とか

    形が整っていて たまに端がつりあがる唇とか 

     ふれたくて たまらない

      抱きしめてほしい

       大好きなの

        大好きなの

         私があなたを好きになったことは 罪ですか?





・。*目次*。・

自己紹介(?) >>2

登場人物 >>26

【オリキャラ募集について】 >>37 >>74

 《う〜る空様より》*有吉 友架  >>39

《優蘭様より》  *篠田 壱知  >>49

 《花えがお様より》*花風 侑   >>50

 《果奈様より》  *葛城 由海 >>76 


第一話*別れ >>8 >>14 >>15 >>17

第二話*孤独×自立 >>18 >>21 >>27 >>28

第三話*さよなら >>29 >>34

第四話*出会い >>35 >>36 >>44

第五話*学校 >>47 >>60

第六話*ライバルは突然に >>75 >>78 >>80 >>83 >>88 >>104 >>105 >>108 >>111 >>115

第七話*君に >>124 >>127 >>130 >>137 >>146 >>150 >>156 >>157 >>160 >>161

第八話*愛する人へ >>162 >>167


↓Page2からお願いします^^↓

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34



向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.127 )
日時: 2012/11/18 11:42
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

第七話Ⅱ*君に

授業はすでに始まっていた。
美湖は教室に入る気になれずに、学校内を見て回ることにした。

京の学校は、新しい訳でも古い訳でもなく、環境的には過ごしやすかった。

階段までたどりつき、ふっと顔をあげた。
上から差し込む、まぶしい光が美湖の目を襲う。

その光に吸い込まれるように、美湖はゆっくり階段を上って行った。




昇るにつれて、風が強くなる。
美湖の存在を無視するかのように吹き続ける風は、屋上の扉から漏れていた。


「あ……」

屋上には、少女がフェンスに寄りかかり、空を見ていた。
少女の黒髪は風に操られ、光と共に輝きを増す。

真剣に空をみつめる少女の姿は、どこか悲しそうに見えた。


ふいに少女の顔が美湖に向く。


「————あなた、明苑寺京の————」


美湖は、何となく、少女は自分が見えるような気がしていた。
驚くこともなく、少女を見つめる。


「……何か言ってよねー。何か、恥ずかしいところ見られたな」

少女は頬を膨らませ、また空を向く。

「あたし、花風侑。よろしく」
「私の事は美湖でいいよ。————それよりも、あなた————」

侑の視線が下がった。

「悲しそう、とでも言いたいんでしょ。よく言われるわ。……あなただけ、あなただけに教えてあげる」

悲しそうな目を侑は美湖に向けた。

「篠田壱知……って知ってる?」



Re: 向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.128 )
日時: 2012/09/26 18:24
名前: りんご (ID: 2bESk3K2)


 優蘭ちゃん

  良いな…
 
  里奈も行きたかった…

  

 透子

  関西の人…関西の人…

  むぐぅぅ・・・

  ノリ良いけど…やさしい?

  …優しい人は…多いけど…

 また、佐賀いきたいなー。

 九州は、ハウステンボス行ったっきり、行ったことないねん・・・



 優蘭・透子

  文化祭超楽しかった★

   学級旗 金賞

   合唱 最優秀賞

   伴奏者賞

 一気にとった♪

 明日は体育祭☆ 楽しくできるかな…?

Re: 向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.129 )
日時: 2012/09/27 23:02
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)


りんご☆

おつーっ^^!

すごいなー!
一気どりやん♪

あたしらは応援合戦だけとれた←

優蘭とこは、確か…No冠…?

ごめん、優蘭!怒んないでー


また関西行きたい!


小説…時間が許す限りかく!

がんばれ、あたし←


いやー、めっちゃ悲しい人やん(笑

向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.130 )
日時: 2012/11/18 11:44
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

第七話Ⅲ*君に


「……壱知って、事故の……」
「そう。彼は私の幼馴染でね、二年前に事故にあってから、ずーっと眠ってるの」

侑は体を回転させ、何か言いたげな目で美湖を見た。


「あなたが知ってるってことは、やっぱり……いっちゃんは霊になってるんだ」

侑の目が曇り、伏し目がちになる。
地面に顔を向け、フェンスに寄りかかって右足をぶらぶらと揺らし始めた。


「私さ、美湖の事見えるじゃん。だけどね、なぜか、いっちゃんは見えないんだ」
「壱知君、だけ?」
「ん、そう。気配はするの。あ、いっちゃんだ、って、確かに居るのは分かるんだけどね……見えない」


侑はほっと息を吐いた。
そのまま、黙り込む。


「……そのさ、侑ちゃんは好きなんだよね?」
「——っ!」

静寂を破った美湖の言葉に侑は驚き、一瞬、心を乱した。

姿勢を立て直してつぶやく。


「侑でいいから……。……うん、好き。でもずっと片思い。今まで一回も好きって言ってないのに、眠っちゃったから……」


ふいに洋平のことが頭をよぎった。
伝えられなかった思い。

京にだって、完璧な愛を求めることができた訳ではない。

美湖には、侑の痛みや苦しさが分かった。



「だからね、美湖……お願いがある。いっちゃんと話がしたい。その仲立ちをしてほしいの……」












Re: 向日葵の破片。 ‐Himawari No Kakera。‐ ( No.131 )
日時: 2012/10/04 21:12
名前: ユメタマゴ ◆JGlOo5d1iU (ID: Re8SsDCb)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


お久でっす♫

相変わらずですなぁ・・・。


更新超期待してるZE☆


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34



この掲示板は過去ログ化されています。