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青春をかけている君たちへ【完結】
日時: 2013/06/24 20:48
名前: みりあ (ID: N.eqDn/h)

ジャンル→学園、ギャグ、青春、ちょっぴり恋愛

ストーリ→蒼空学園そこは今ではめずらしい男子校
そこには4人の生徒会メンバーがいた。
彼らは毎日普通の高校生活をしている。
そんな日常をおくっているちょっぴり切ない
青春ストーリー

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投げられたのはチョーク ( No.2 )
日時: 2013/03/31 10:09
名前: みりあ (ID: lDRmYQrD)

蒼空学園そこに4人の生徒会メンバーがいた。
性格も趣味もバラバラな4人が


今日も青春をおくっていた。


第1話:投げられたのはチョーク


「次に生徒会からの言葉代表斑川駆さんお願いします。」
「はい。」


そう言われて立ち上げる生徒会長の斑川駆。
一礼をしてだんちょうに上がる。


「1年生の皆さん入学おめでとうございます。今日から新しい生活が始まります。不安だと思いますが、先生方、先輩方は、優しい人達ばかりなので、有意義な学校生活をおくってください。」


「うわぁー…駆の奴今年も真面目だな。」
「駆らしくていんじゃないの?」
「俺は興味ないけど。」
「お前…また女とメールかよ入学式だぞ。」
「ん?真だからお前はいつまでも地味とか普通だって言われるんだよ。
今メールしてる女の子は他校でも1、2位を争う美少女なんだ。」
「…ホント…お前の事は一生理解できねぇーよ…」

「ほら3人とも生徒会室戻るよ」


声をかけたのはさっき挨拶をしていた駆だった。


「駆おかえり今日も良かったよ。」
「お前相変わらず真面目すぎんだよ。」
「まっ良かったと褒めておいてあげるよ。よかった駆俺は普段
女の子しか褒めないんだから感謝しなよ。」
「はいはい分かった。ありがとう。ほら皆戻るよ。」


生徒会室に戻ると何故か壁にチョークがささっていた。
しかも入り口のドアにまっすぐと。


「なぁ…チョークがささってるんだが。」
「んー!終わったー!チョコレート!」
「さぁゲームの続きするかな今日はまよいちゃんを攻略っと。」
「もしもし?ゆりちゃん?今終わったんだ。今から大丈夫?
ありがとう俺も大好きだよ。じゃあまた後で。」



「お前らちょっとは気にしろよ!」


その声が生徒会室に響き渡った。


「どうしたの?糖分足りてない?チョコレート食べる?」
「真…今ちょっと黙っててくれない?まよいちゃんボイスが聞こえないだろう。」
「じゃあ俺帰るから。」


「ちょっと待てお前ら!チョークがささってんだぞ!
少しは不思議に思えよ!」


「え?チョークって書くものでしょ?」


「あぁそうだよ!駆!だかな今そのチョークがドアにささってんだよ!」


「わぁー!すごい!写メ!写メ撮ろうよ!ねぇねぇ皆も!」
「よし!まよいちゃんクリア!で…何の話だ?」


「お前らいい加減にしろ!駆写メるな!遊斗お前は
人の話を聞け!って伶太いねぇーし!」


そんな騒ぎが続く事約2時間結局解決などせず
その後も写メを撮り続け次には他の所にもチョークをさしてみよう
が始まり生徒会室が粉、穴だらけになったのであった。


今日も生徒会の1日が終わる。

授業終了五分前 ( No.3 )
日時: 2013/04/21 15:28
名前: みりあ (ID: lDRmYQrD)


「(あ…もうすぐで終わる)」


第2話:授業終了五分前


「はいでは今日はここまでもうすぐテストだからちゃんと勉強しろよ。」


先生の声と同時にクラスの皆はカバンを持ち立ち上がる。
ここ蒼空学園はホームルームが基本ない。
何か重大な事行司などの予定がないかぎりホームルームはひらかれない。
そして、生徒会の4人はクラスも一緒で基本4人で行動していて
4人で生徒会室に行く。
そして今日もなかよく4人でと思いきや



「ちょっと待て遊斗がいねぇーぞ。」


それを生徒会室についてから気づく3人。
すると伶太は興味になさそうにつぶやいた。


「そういえば今日新作ゲームがどうとか言ってたかな。」
「あれ?今日だっけ?何だったかな確か…「ドキドキ妹だらけの家でお兄ちゃん困っちゃう」だっけ?」
「そんなふざけたタイトルだったかな?俺は「2人屋根の下で妹とドキドキ生活」だった気が…」


「タイトルなんてどーでもいいんだよ!それより遊斗いねぇーと仕事できないだろう!」


「まぁまぁいいじゃない今日は特に急ぐ仕事もないし。」
「駆…お前はいつもいつも…」
「まっ駆らしくていいんじゃないの?」
「伶太…まぁ…いいけど…でも遊斗1年の時凄かったな…」
「確かに1年前のあの時凄かったね。」
「あー…確かあれは入学式だったね。」


1年前の春

「今日からここに通うのか」


駆は校門前で目をキラキラさせながらそうつぶやいた。
そして前をみると1人の男子がいた。
髪の色は少し赤茶で眼鏡をかけていてモデルにでもなれそうな身長に
体つきをしていた。


「君は…?」
「伊波遊斗」
「伊波遊斗…俺は斑川駆!」
「ふーん…それよりさ君はアニメ、漫画。ゲームは好き?」
「へ?」


駆は目がテンになるほどびっくりした。
それもそのはずまさかこんなイケメンが真面目な顔して聞いてくるんだ。
驚きが隠せない。


「なんだ?嫌い?」
「いや…そういう訳じゃ…伊波君は好きなの…?」
「あたり前だむしろ愛していると言ってもいいぐらいだ。」
「へ?あ…愛?」
「あぁ二次元…なんとすばらしい世界…あれを作り出した日本は
神!いや…それ以上だ!」
「え…えーっと…」
「それに今しているこのギャルゲー!妹キャラが2人でるんだが1人はツインテそして2人目はポニーテールときた!しかも1人はツンデレに2人目はしっかり者ときた!もうこれは俺の中で1、2位を争うよ!」



それを延々1時間以上聞かされたのだった。



「それを俺と伶太は途中から見てたが…凄かったな…」
「何故…あんなオタクで変人が俺よりモテるんだ!気にくわない!」
「あれだよお前より害がないからだろう。」


そう真が言った時ドアがあいた。


「ん?遊斗?おかえりー!」
「って…遊斗!お前はまた…」


「ただいま皆新作ゲーム買ってきたら今日は皆で徹夜だよ。」


「「「へ?」」」



そして次の瞬間遊斗は笑顔で言った。


「うん!だから今日全部攻略するからちなみにキャラは20人いるから皆で交代ずつだから。」



「「「…」」」



次の日生徒会の3人が「もう妹なんて。」「ヤバイ…ヤンデレが…!」
「…俺…俺…アッー!」などという電話がかかり担任が
「今日もあいつ等は元気っと」と名簿に欠席に○をしたのであった。

扉を開けて、落ちてきたのは黒板消し ( No.4 )
日時: 2013/04/09 06:36
名前: みりあ (ID: lDRmYQrD)


「あ…そうだ!」


その日駆は朝からいい事を思いついたのだった。
だがそれがまたくだらない事であったのだった。


第3話:扉を開けて、落ちてきたのは黒板消し


駆は3人よりも早く生徒会にいた。
今日は都合よく真は先生に用事。
遊斗は日直の当番。
伶太はクラスの男子からバスケをする人数が足りないと呼び出された。
だから駆は出来たのであった。
そして最初に入ってきたのは


「真がひかかったー!」

「お前は小学生かー!」


「真…頭の上に黒板消しのせて真っ白な頭で言われても説得力ないよ。」


「遊斗…むしろ冷静にそれを言えるお前がすげーよ。」


そんなこんなで頭を綺麗にした真は駆に理由を聞いた。


「それよりなんであんな事したんだ?」
「ほらよく言うじゃないそこに山があった的な。」
「うん。そうだな俺はそういう事を聞いてんじゃねぇーよ理由だ理由。」
「黒板消しって凄いよねチョークを綺麗に消せるしまあちょっと掃除はめんどくさいけど。」
「そうだな俺はそろそろ言葉のキャッチボールというのをしたいんだ。」


「真…そんなに気が短いと老けるよ。」

「それをさせてんのはどこの馬鹿だ?」

「真…ここには馬鹿なんていないむしろすばらしい生徒に生徒会の人達ばっかりだよ。」

「お前は1回精神科に行った方がいいな!俺が紹介してやるよ。」

「俺はいつだって真面目だよ。」

「そうか…分かった俺が悪かったそろそろ教えてくれ。」


「まぁあれかな思い付きってやつ。」


笑顔で答えるに駆に怒りを通り越して呆れた真は
その場に座り込み「俺って…俺って…」とひたすら呟いており
それを慰める遊斗を遅れてきた伶太が見たのだった。

ダッシュ! ( No.5 )
日時: 2013/03/31 11:09
名前: みりあ (ID: lDRmYQrD)



「じゃあいつも通りグラウンド10周走り終わった奴から戻っていいぞー!」


先生の声とともに男子達が一斉に走り出した。


第4話:ダッシュ!


今は5限目の体育の授業。
4月にもなり暖かい日差しがあるなか
眠たい目をこすりながらだらだらと4人と走っていた。


「あー…めんどくせ…」
「真は文句ばっかり言わない。」
「早く終わんないかな…新作ゲーム。」
「ここに女の子がいればな…」


趣味も性格もバラバラなこの4人が
今日もいつも通りバラバラな事を言っていた。


「なんでこんな時季に持久走なんだよー!」
「だってもうすぐスポーツテストだからじゃない?」
「そういえば…体力づくり!って感じで校長が決めたんだよね?」
「懐かしいな…まぁとりあえずささっと終わらそうよ。」


そう伶太が行った時また駆がどーでもいい事を思いついたのだった。


「ねぇねぇ今から誰が最初にゴール出来るか競争しない?」


その言葉を聴いて3人は「またどーでもいい事を…」
と口には出さないが顔にはでていた。
3人は「ここは聞かなかった事にしてスルーしよう」と思っていたのに


「そういえば真面目に走らなかった奴最後にゴールした奴は罰ゲームがあるからな。」



その一言で男達の戦いがはじまった。



「俺が1位になって普通から抜け出すんだ!」

「真ずるいー!俺が先にゴールしてチョコレート1年分を!」

「駆…チョコレートはもらえないよ…俺は別に何位でもいいんだけどでもやっぱり最後はいや。」

「俺が先にゴールしてそうゴールすれば俺はモテる!今日の俺はまた一段とモテるんだ!」


とりあえず4人とも言っている事はめちゃくちゃ。
だけど先にゴールしたいそして最後になりたくないのは一緒だった。
そしてそれはクラスの皆が思っている事だった。


「あ…!もうすぐゴールだ!」


駆が言った時目の前に先生達がゴールテープを持っていた
そして皆一斉にダッシュをはじめた。
最後の力をふりしぼってゴールしたのは


なんと生徒会の4人だった。
息を整える4人そしてその場で座り込んだ。


「あはは…」
「駆笑うな!たく…一緒にゴールかよ…」
「ビリじゃなくてよかった…」
「くっそ…俺が1番になってモテる計画が…」


「「「「あははは!」」」」


4人は顔を見合わせて笑ったのであった。



こうして持久走という名の男達の戦いは終わった。
ちなみに罰ゲームというのは嘘だったらしく
先生達はやる気を出したかったらしい。
それをきいたクラスの男子達は抗議したのだった。

昼飯争奪戦 ( No.6 )
日時: 2013/04/21 15:31
名前: みりあ (ID: lDRmYQrD)

チャイムと同時に男子達は立ち上がった
そう今日も来たのだった
昼休みという名の戦争が


第5話:昼飯争奪戦


全校クラスの全員がそれを狙っていた。
もちろん生徒会の4人も狙っていた。
今日は水曜日そいつはやってくる。


「今日こそはとるぞー!」
「おい!駆!押すな!」
「真…狭い…もっと前にいって…」
「何でこの俺がこんなムサイに所に…」


そう皆が狙っているのは極上の豚肉を使ったカツサンドだった。
それは水曜日にしかやってこなくしかも限定4個という。
そしてそのカツサンドを食べた者は意識をなくすほどの上手さだったと語っていた。
ちなみに生徒会の4人はまだそれを食べていない。


「くそう…!前に柔道部とアメフト部がいて通れねぇーよ…」
「よし!真ここは真を投げよう!」
「駆それ採用。」
「真もたまにはいい事考えるんだね。」


「お前らそれはもう俺に死ねと言ってんだな?」


すると伶太が真の肩に手を置きこう言った。


「真…お前が今ここでカツサンドをとったらお前は普通、地味から抜け出せる!そう派手になるんだ!」
「派手…」


真の脳内に入ってきたのは


「佐藤…負けたよ…」
「佐藤…俺はずっと地味だと思っていたが…お前は違ったんだな…お前は立派な男だ!!」


そして皆からの佐藤コールそして胴上げ


「よし!駆俺はやってみるせる!俺を投げてくれ!」

「りょーかい!」


「…伶太上手く騙したねどうするの?取れなかったら。」
「まさか俺も上手くいくとは思ってなかったよ…」
「とれなかったら怒るよ。」
「いや落ち込むと思うな。」
「俺慰めないからね。」
「大丈夫だまかせろ。」


そして真は勢いよく投げられたのだった。
結果は何とか2つゲットしたのだった。
そしてそれを仲良く4人で食べたのだった。


そしてその夜真宅


「あれ…そういえば俺…地味から抜け出せてなくないか!?」


今日もいつも通り真は報われないのであった。


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