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野球に恋した少女 【参照300突破!感謝です☆】
日時: 2013/10/05 19:08
名前: 凛璃 (ID: 4pC6k30f)

    

   『ここで選手の交代をお知らせします。七番、・・・に代わりまして、代打──』

    「厳姫宮ぁ!?」「誰だよそれ!!」「ノーアウト満塁の逆転サヨナラのチャンスなんだぞ!」

場内がざわめいた。無理も無い。ベンチから出てきたのは、聞いたこともない、そして────

     
       「じょ・・・、女子!?」


     九回ウラ、逆転サヨナラのチャンスでブーイングに包まれながら打席に立ったその少女の打球は──────





    『───伸びて、伸びて、入るか!?    ────・・・入ったああぁ!!サヨナラ満塁ホームランです!!!!』



   

    ───────これが、後に数々の伝説を作っていく、プロ野球史上初の女子プレイヤー、





    厳姫宮彩花─────いつくひめのみや あやか───────の、

    



       伝説の幕開けだった。

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Re: 野球に恋した少女 【偶然を手にした。───その先。】 ( No.32 )
日時: 2013/07/20 17:23
名前: 凛璃 (ID: 7I10YEue)

*作者から*

 波平さん(笑)、ありがとうございます☆

 cファン多いですね(笑)

 もちろん他球団ファン、はたまた野球に興味無い・・・という方々も感想待ってます☆

 異色シンデレラストーリーとでも思っていただければ・・・(笑)

 では!

Re: 野球に恋した少女 【偶然を手にした。───その先。】 ( No.33 )
日時: 2013/08/25 13:03
名前: 凛璃 (ID: UKb2Vg8d)

 そこからは球団全体が慌ただしく動く。
 なぜなら----

「明日の試合で使うぞ!」

 三好のこの一言。これがどれだけ困難なことか。

 「広報です、記者会見明日には間に合いませんっ」
 「スコアラーですけど、ポジションはどこで登録するんですか!」
 「てか、背番号何番ですか!」

 ユニフォームの採寸をしようにも、彩花は彩花で覚えることが山ほどある。
 何しろ、投打両方やらなくてはならないからだ。

 「そこで動いたらボークだから!」
 「すみません!」
 投手コーチ、守備・走塁コーチ、そしてキャプテンがついての叩き込み。

 やがてとっぷり日も暮れ、



 ----------来たる、「デビュー」の日。







 さすがにいきなりスタメンというわけにもいかず、ベンチスタートとなった彩花。
 しかし、チャンスが訪れた。

 一点ビハインドの9回ウラ。

 ノーアウト満塁、この上ない逆転のチャンス。
 舞台は整った。

 「いいか、大振りはしなくていい。叩きつけろ。同点にな れば十分だ。引っかけることだけは絶対にするな、ダブル プレーだけは許さん!」
 「はい!」

 ベンチを出る前の三好の言葉。

 ---------------にも関わらず。







 『サヨナラ逆転ホームランーーーーー!!』

 
 「マジか!!」
 三好は叫ぶしかなかった。
 ナインから祝福される彩花。お立ち台が記者会見代わりになった。


 そして試合後。


 ───夢みたい。

 彩花はまだ信じられない思いでいた。
 きらめくライト。たくさんの歓声。あこがれだった選手たちと同じ場所で。

 「おい」

 彩花が振り向くと、そこには——

 「し、城田さん!」
 だれよりも憧れた人。その人が目の前に。


 「  ————やるな。」


 そう言い残して去る城田の後ろで———

 
 あの人から。



 褒められた。




 「—っ——!!」

 これ以上ない感動が彩花に訪れた。


 
 あなたの野球に恋をして、ここまでおいかけて来ました。



    なんて、




 そんなことは恥ずかしくてとても言えない彩花だった。



Re: 野球に恋した少女 【偶然を手にした。───その先。】 ( No.34 )
日時: 2013/09/23 11:01
名前: 凛璃 (ID: KwETyrai)

 *作者から*

 お久しぶりです!長らくお待たせしていてすみません(ノД`)

 そして、小説大会で投票してくださった皆様、ありがとうございました!

 これからもゆっくりですが頑張りますのでよろしくお願いします(*^_^*)

Re: 野球に恋した少女 【参照300突破!感謝です☆】 ( No.35 )
日時: 2013/10/05 19:20
名前: 凛璃 (ID: 4pC6k30f)


 初出場から3日後。
 彩花に次なる話がやってきた。

 「明後日、先発登板してもらう」

 その話はすぐに公式発表され、

 ────言うまでもなく注目を集めた。

 打者として出場し、ホームランを放った選手が投手として出場。
 しかもそれは15歳の少女とくる。

 こんな前代未聞の事態をマスコミが放っておくはずがなかった。
 これに対し世間の反応はというと、

 「さすがに体力的に無理がある」
 「客寄せか?」
 「何を根拠にいきなりこんなことをするのか」

 いろんな意味で大注目─────────

 果たして試合はどうなるのか。

Re: 野球に恋した少女 【参照300突破!感謝です☆】 ( No.36 )
日時: 2013/10/14 14:23
名前: 凛璃 (ID: n/98eUHM)

 *作者より*

 すみません!ちょっとの間書けません。゜(゜´Д`゜)゜。

 出来るだけはやく再開します!

 よろしくお願いしますm(_ _)m


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