コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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平成平安陰陽録【参照100超え!】【コメント大歓迎です!】
日時: 2014/01/19 22:51
名前: 岸柚美 (ID: X9g0Xy3m)

久しぶりに書きたくなったので書かせていただきます。

平安ものって憧れてたんですよ。

駄文かと思いますってかそのとおりなんですが、宜しくお願いします。

コメントも大大大歓迎してます!

今小説を読んで思ったことをぜひぜひ書いていってみてください。

なるべくコメントしてくださった人の小説へお邪魔してコメントを残そうと思います(当小説内でもお礼コメントを書かせていただきます)


★来ていただいた神様★

キャベツ様

NAMELESS様

namika様

もわのー様

てんまる様

ちるちる様

獅子柴様



では、楽しんでいってくださいね〜〜〜!

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Re: 平安陰陽物語 ( No.1 )
日時: 2013/12/26 09:41
名前: キャベツ(元なおりん) (ID: H/64igmC)

お久しぶりです!なおりんです!

また新しい作品描き始めることにしたのですね!

こっちも『バカでもいいよ。』久々に更新しましたんで見て頂ければ…

お互い更新頑張りましょう!

Re: 平安陰陽物語 ( No.2 )
日時: 2013/12/31 17:06
名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)

お久しぶりです!!

しばらくかけなかったので、すみません!

本文今から行きますね!

Re: 平安陰陽物語 ( No.3 )
日時: 2013/12/31 17:25
名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)

第1章 安倍晴彦




京都府京都市。

平安京がかつてあった場所は、ビルが立ち並ぶ都会になっていた。

そこへ向かう、一つの車があった。

親子だろうか。中には、ナビを見なが運転している父親と、助手席にいる母親。

後部座席には段ボールに囲まれて、鞄を枕にして寝っ転がってる少年が一人。

彼の名前は安倍晴彦。東京出身、東京育ちの中学2年生。

春休みに、東京からここ、京都に引っ越すことになった。

晴彦少年はイライラしていた。

自分は、ゆっくりとゆったりと。夢の中に行きたいのに、周りの段ボールがうるさくてかなわない。

目をつぶってしかめっ面をするのが、彼にとっての最大限の抵抗である。

春眠暁を覚えず…というほどに春は眠い。しかも、東京から、車だけでこちらに向かっているのだ。眠い。とにかく、眠い。

「ちくしょー……。早くついてくれ…」

ぼそりと口にした時、父親の声が耳に届いた。

「もうじき、京都につくぞ」

むくりと目をこすりながら窓のほうに目をやる。

桜が咲き誇り、寺の五重の塔が堂々とそびえている

おお、と晴彦は息をのむ。

「四条通りのほうに家があるからな。もうじきだぞ。」

と、大通りを通りつつ父は言った。

晴彦は、無表情のまま、外を眺めた。

Re: 平安陰陽物語 ( No.4 )
日時: 2013/12/31 18:59
名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)

1−2




四条通りに面した住宅街に、安倍家の家はあった。

トラックが何台も家の前にいる。

車を止めて、段ボールを家の外に出していく。

「晴彦。明日、京都めぐりに行きましょう。あんなことがあった後だけど…。ね。「母さん。」

晴彦は、間髪入れずに母親を見上げた。

もともと、背丈は低いほうだ。母親の方に目線が来るぐらいだから、軽く見上げる形になる。

「俺、疲れたから。荷物片づけたいんだけど。部屋、どこ?」

そっけなく返す息子に、母親は何も言わず薄く笑うと、階段を上ってすぐのところにある、といった。

晴彦は、リュックをひょいと持ち上げると、すたすたと中に入っていった。

階段を上ってすぐのところに、晴彦の部屋はある。

家具はある程度置かれてあった。

ベッドのリュックを投げ捨て、その横に寝っ転がる。

精神的に、あの人たちと付き合うのは疲れる。

無理に明るくしようとする父さん。

気を使いまくっているのがムカつく母さん。

あと5日立てば学校だ。義務教育だし、行かなければ俺じゃなく屋がつかまるんだし。

友達なんてどうせできないし。仕方ないから今まで行ってやってただけだ。

何を好き好んであんなところになんて…。

はあ、と重いため息をつく。

春の晴れやかな空気とは裏腹に、晴彦の心は沈んでいた。


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