コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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平成平安陰陽録【参照100超え!】【コメント大歓迎です!】
日時: 2014/01/19 22:51
名前: 岸柚美 (ID: X9g0Xy3m)

久しぶりに書きたくなったので書かせていただきます。

平安ものって憧れてたんですよ。

駄文かと思いますってかそのとおりなんですが、宜しくお願いします。

コメントも大大大歓迎してます!

今小説を読んで思ったことをぜひぜひ書いていってみてください。

なるべくコメントしてくださった人の小説へお邪魔してコメントを残そうと思います(当小説内でもお礼コメントを書かせていただきます)


★来ていただいた神様★

キャベツ様

NAMELESS様

namika様

もわのー様

てんまる様

ちるちる様

獅子柴様



では、楽しんでいってくださいね〜〜〜!

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Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.25 )
日時: 2014/01/12 03:57
名前: てんまる (ID: KdG939V5)

確か13歳ですよね?
才能だと思います。小説家に向いてるというか。
きっとライトノベル作家としてやていけますよ!
他の小説もレベルが高いのがありましたよね。素直にすごいって思いました。

Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.26 )
日時: 2014/01/12 07:32
名前: もわのー (ID: iuL7JTm0)

また読みにきました♪

くそったれな狸爺ときたw
日本史の授業で晴明さんが出てきたら思わず笑っちゃいそうです。笑
個人的に好きなのは綾子ちゃんと晴明さんですね。うん。

Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.27 )
日時: 2014/01/12 12:10
名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)

てんまる様


そっっ………そんなもったいないお言葉をっっっ(汗)

私のほかの小説もご覧になってくださいましたか!!ありがとうございます!

はい、私は13歳です。

でも、この小説の文章力は過去最低ですね(笑)

もう少し、細かい場面紹介的な、そんな感じのことができてないので。

ライトノベル作家目指してるだけに、そんなもったいないお言葉をいただけて、とっても嬉しいです!

Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.28 )
日時: 2014/01/12 12:19
名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)

もわのー様



またいらっしゃってくださいましたか!

クラスでも、ついこの間安倍晴明をやったんですが、リア友に

「教科書のやつって、小説のやつより全然違うよね、術使うところ」

とぼそっといわれてしまいました(泣)

いいもん、これファンタジーやもん。

私的には、この後出てくる妖君が好きですね。

そこまでこの作品を気に入っていただけて、とっっっってもうれしいです!

Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.29 )
日時: 2014/01/12 13:38
名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)

2−4


もう1時を回っていた。

普通通りなら、晴明も今頃屋敷に戻っているだろう。

それにしても、腹減ったなあ……。

朝はおかゆだけだし、昼餉にもちょっと時間があるし、

「晴彦っ!晴彦ってば!」

「うああっ!なに!?」

綾子が急に話しかけてきて(しかもずいっと顔を寄せてきたので)、思わずテンパってしまった。

「あそこに市があるわよ。ねえ、行ってみない?」

「市ぃ?」

「うん!私少しお金持ってるから、何か買って食べましょうよ。」

「ああ、いいよ。おなかすいてないし……。」

思わず嘘をついてしまったが、男として女の子に奢ってもらうとか、俺のプライドが許さねえっっっ…………………!!!

「ったく。晴彦って嘘つきなのね。前もこんなことがあったじゃない」

見破られている………。

と、てけてけと果物を売っている屋台に綾子が駆け寄っていき、何か店の人と話している。

戻ってきた綾子の手には、包み紙とその中に入っているモモがあった。

「干し桃。私がほしくて買ったからいいわよね?はい、おすそ分け。たくさん買ったからおかわり有だからね。」

干し桃を手に乗せてくれる綾子。

綾子は人の気持ちを見抜く力を持っているが、それを上手に使っているんだなあ。

貴族というのを丸投げして、だれにでもやさしいところが、綾子のいいところだ。

さっそく口に運んだ。柔らかい桃の風味が口の中にふんわりと広がる。

「ん。おいしい」

「ほんと!?よかった!わたしもね、干し桃と干し杏大好きなの。」

「杏か。そういえば食べたことないなあ。」

「今日はなかったから、また今度買いに行きましょうね!」

「さらりと脱出しますっていうの止めてもらえるかな?俺が今度は買うから、おとなしく家にいること!」

「あ、ばれた……。」

二人は顔を見合わせると、お互いに同時に吹き出した。

いい雰囲気になってきたその時だった。


ドクン………っっっ!


空気が不気味に震える。

「あれ…?」

周りを見回して、明らかにおかしい。

四条通はかなり広い大通りだ。

今は昼なのに夕暮れ時みたいに周りが暗くなっていて、それ以前に

「俺と綾子しかいない………!!?」

綾子も、この気配に気づいたんだろうか。真っ青になって晴彦の着物の裾を握りしめてくる。

「晴彦、なに、あれ!?」

晴彦の倍はある見鬼を持っている綾子だ。

気配だけでも、その形はわかる。

目を凝らしてみると、それは女だった。

しかし、青白い顔に、ずいぶん涼しげな服を着ている。

「姫様……さあ、こちらにきて参らせ……。」

「み、幹子さま?」

「だれ?」

「幹子様は、私のはとこにあたる姫なの。でも………。」

綾子は、幹子姫を一瞥すると、血の気が失せた顔で晴彦に行った。

「幹子様は、いま、病の床に臥せてるって………!!!」

「っ………!逃げるぞ!」

綾子の手を引いて、反対方向に駆け出す。

「ちっ………!追えっっ!!追うのじゃ!」

血相を変えて幹子姫が叫ぶ。

闇から、何かが飛び出るのを感じた。

「かぐやの後継〜〜〜〜!!!肉を食わせろ〜〜〜!!」

綾子は、急に駆け出したためひざを痛めてしまったらしい。

思わず、晴彦は綾子を姫抱きする。

「晴彦!?」

「黙ってろ!舌かむぞ!」

しかし、差はどんどん縮まっていく。

「ちっ!オンアビラウンケンシャラクタンセンダマカラシャダソワタヤウンタラタカンマン!」

振り返ると、懐から念珠を取り出し、腕に巻き付けていく。

張りつめた空気の幕が前方に現れ、妖を止める。

妖は、九つの尻尾を持ち、長い朱色の爪、耳まで裂けた口、その牙は白々と輝いている。

「風よ、土よ、我が言霊に呼応し、その力を示せ!!「風円筒」!!!」

目の前に、大きな竜巻が発生した。

風円筒は、力を入れてなければ手のひらサイズの小さな竜巻くらいだが、術者の霊力が高まるにつれて大きなものになっていく。

「ぐ、わあああああ〜〜〜〜!!!!」

妖は、風の刃を持った竜巻に巻き込まれ、鮮血を飛び散らせながら体をよじっている。

「火よ、焔よ、その紅蓮の刃を妖の闇の力を焼きつくせ!!「紅蓮炎爆」!!」

竜巻に向かって、今度は激しい炎の球がぶつかっていく。

風に乗ってさらに燃え広がる炎は、あっという間に妖を包み込んだ。

≪ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!≫

ばちばちと体が燃えていく音がする。

邪気は完全になくなった。




——ちっ。今度はこんなに甘くはないぞ………。




すう、と景色が元に戻っていく。

はあ、と晴彦は安堵の呼吸をした。

「は、晴彦…?」

「うん?」

「お、おろして…。さすがに……。ちょっと…………。」

「はい?」

ふと自分を見ると、綾子を姫抱きしたままだった。

一気に体内温度が沸騰していく。

あの時は必死すぎて意識してなかったのかなんとも思ってなかったが、今思えば、公衆の面前で物凄く破廉恥なことをしているのではないだろうか…………!

「ご、ごめんっ!!!」

「ううん。大丈夫。」

自分は完全に耳まで真っ赤になっていることだろう。

綾子も、ほんのり頬を赤く染めている。

と、ぽてっと何かが落ちてきた。

顔を仰ぎながら振り返ると、小さな犬のような生き物が倒れていた。

しかし、それは長い尾をもち、薄紅色の体毛で、爪は夕焼け色だった。

「こいつ、さっき倒した奴と似てるな…?」

「そうね……。一応晴明様に見てもらったら?」

「そうだな………。」

てくてくと歩いていくが、はたと晴彦は気づいた。

「さりげなく反対方向に行こうとすんな!まず綾子を家に連れて帰ってからだ!」

「あ〜〜〜!またばれたっ!」


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