コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 平成平安陰陽録【参照100超え!】【コメント大歓迎です!】
- 日時: 2014/01/19 22:51
- 名前: 岸柚美 (ID: X9g0Xy3m)
久しぶりに書きたくなったので書かせていただきます。
平安ものって憧れてたんですよ。
駄文かと思いますってかそのとおりなんですが、宜しくお願いします。
コメントも大大大歓迎してます!
今小説を読んで思ったことをぜひぜひ書いていってみてください。
なるべくコメントしてくださった人の小説へお邪魔してコメントを残そうと思います(当小説内でもお礼コメントを書かせていただきます)
★来ていただいた神様★
キャベツ様
NAMELESS様
namika様
もわのー様
てんまる様
ちるちる様
獅子柴様
では、楽しんでいってくださいね〜〜〜!
- Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.15 )
- 日時: 2014/01/07 06:39
- 名前: namika (ID: hZ1VwQsw)
コメ返しに来たよ〜
文章力ハンパないね。
劣等感?まあ、うちは基本何やってもダメなやつだからな(笑)
これからも頑張って!
- Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.16 )
- 日時: 2014/01/07 08:40
- 名前: キャベツ(元なおりん) (ID: H/64igmC)
やっぱり岸柚美さんが書く話は面白いです!
これからも宜しくお願いします!
- Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.17 )
- 日時: 2014/01/07 12:54
- 名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)
namika様
わあ!来てくれたんだ!
いやいや、私なんてもう……(笑)
設定力とかデザイン性はnamikaちゃんのほうがあるよ!
お互い頑張ろうね!
- Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.18 )
- 日時: 2014/01/07 12:57
- 名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)
キャベツ様
また来てくれたんですね!ありがとうございます!
面白いって言っていただけただけでもう感涙できますよ!
小説のほう、まだ見つけれてないんでもう少ししたら見に行こうと思いますんで!
これからもどうぞよろしくお願いしますね!
- Re: 平成平安陰陽録【第2話更新】【コメント大歓迎です!】 ( No.19 )
- 日時: 2014/01/07 13:36
- 名前: 岸柚美 (ID: 6QQsLeeZ)
2−3
「はあ、ひまだ………。」
晴彦は広い広い道の端っこをとぼとぼと歩いていた。
今の時刻は9時12分32秒。
晴明は未明からいまだ参内しているため、帰って来るのは昼過ぎか、忙しければ夕方になるか、止まることになるかもしれない。
花見は終わったから、昼過ぎには帰ってくると思うが…。
「平安ではいてはいけない存在だからなあ、俺は。」
元服を執り行って官位をもらわないと、大内裏に参内できない。
陰陽寮で今頃晴明は何をしているのだろうか。
烏帽子はいくらトライしてみてもダメだったし、動きにくかったので外している。
童姿でもいいじゃないか。そうだ、俺は成人じゃないもんね。
周りには、自分よりはるかに小さい子供か、買い物に出てきた女性くらいしかいない。
自分と同世代の子供は、皆、大内裏に参内しているか、研修を受けていることだろう。
高貴な貴族は元服を執り行ってすぐ官位をもらえて次の日から大内裏に参内することができるが、位がそこまで高くない貴族は、3,4年研修を受けて二十歳近くなってからようやく官位をもらえて参内できる。
自分は元服なんてできる立場じゃないし、陰陽寮に行く気なんてさらさらない。
少しの術は使えるということが判明した。
綾子を守れるようになるためにも早く覚えなくては…。
あ、やこの……ためにも…………。
「…………………。」
じんわりと耳が熱くなるのがわかる。
月長石の念珠。昨日綾子にもらったものだ。
懐に入れているが、彼女のことを思い出すとどうも調子が狂う。
頭をかきむしってある場所へ向かった。
その途中、山に向かってこっそりと行く女性の姿が見えた。
小柄なので、少女だろうか。
「……綾子?」
「きゃあああああっ!」
びくうっと体を震わせて、藤原綾子は振り返った。
「また抜け出したのか?」
「手習いは終わらせたし、大丈夫よ。」
「そういう問題じゃなくてだね……。」
思わず、晴彦は額を抑えた。
お転婆な藤原家の姫なんて、歴史上でも君だけだぞ、綾子。
家にこもってられない気持ちはわかる。
わかるけど、気づくたびに寿命が縮む女房たちや俺の気持ちも考えてくれよ。
「晴彦?どうしたの?」
「いや……。何でもない……。」
早く行こう、と綾子が手を引く。
坂道をするする登っていく綾子は、本当に左大臣藤原道長の姫なのかと疑問に思ってしまう。
知っていても忘れてしまいそうな感じだ。
「ついた———!さあっ、これでのびのびとできるわね。」
伸びをする綾子の後ろで、晴彦はぜいぜい言っていた。
綾子がさっさと行くので、普段あまりスポーツをしない晴彦はばててしまうのだ。
「ここにくると、何もかも忘れれるわね。」
「え?」
「呪いのことも、家のことも…。」
綾子は、少し寂しそうな顔で遠くを見つめた。
「お父さんに会いたくないの?」
「お父様とは会いたいけど、事実上私は藤原家では下級の貴族の娘となっているの。彰子とは何度もあったことがあるわ。あっちは殿上人も殿上人。私なんて、虫けら同然なのよ。きっと、歴史からも消される星の定めなのよ。」
都のほうを見る綾子の顔が、なぜか見れなかった。
この掲示板は過去ログ化されています。