コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】
日時: 2014/09/08 22:36
名前: 捨駒 (ID: kDko/hPR)

クリックorタップありがとうございます。

初めまして。捨駒(すてごま)と申します。
分かる方は捨駒の意味、分かると思うのであえて言いません!(`・ω´・ 。)キリッ

そんな私が書く小説は、主に歴史ギャグ小説です。
全く歴史関係無いし、時々戦闘シーンも入ると思いますがとどうぞ、良しなに……

※文才無いし、更新はボチボチです。すみません……(´・c_・`)


【話数一覧表】

・第零 登場人物>>1

・第一 人物兼引きニート>>2-13>>15-16>>20-22

・第二 繋グ者兼夜ノ街>>23-25>>28-31>>33 続く。


【オリキャラ様】

亜琵助斗様>>(赤い追放者)□シロクロ■様より頂きました!ありがとうございます!(*´ω`)
>>26>>28より設定でございます。(因みに、ぱっぴぃ星人ボイスで考えておりますよ。)


まだまだオリキャラを募集しております!
もうなんか、ルールとかどうでもいいんですけどね…(;´∀`)

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Re: 【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】 ( No.34 )
日時: 2014/10/12 13:21
名前: 捨駒 (ID: .g3iy5Ut)

向こうの世界では過ぎる時間がゆっくりほのぼのとしていた。でも、こちらではキビキビと暑く動く。
暑くというのはあれね。こっちは夏なんです。
し白玉さんという方の店で俺はかき氷を食し、頭がキーンとなっている所で聞いた会話がこちらでした。

「ホンマ…聞いてくださいよ!白玉さーん…」

黒い髪を舞子さんの様に結った方は白玉さんに平日の昼間ッから酒を貰い、一気に飲んだ。

「娘が最近、しらん男の家によー上がり込むんですわ…」
「えー?!最近の男はホンマなに考えてるかよー分からんもんな…」
「やろォ!?安芸彦さんのような人やったらエエんやけど…彼女がいるんやてぇ!!エエのやろか…」
「可愛そうに…うちがなんとか言おか?」

「うん…でも、着物着てけゆーても白いワンピースで…」
「最近流行ってるはるもんな。」
「前髪垂らして、あの彼女と男、別れさしたる言うてるんさ…包丁持ってェ!!」

…なんか、俺らとは次元の違う話だなって。
大体から…足が無くね!?怖いわ!

「…でも、最近怖いと言えば…辻斬りと人攫いやんな…」

あぁ…組でも最近噂されているあの事件か…

手短に説明すると妖怪や幽霊は人とは違い不思議なパワーを持っている。特に、幽霊は名前を変えてもらうので売りさばいたとしても名前バレが少なく、そして大量の金が入ってくるらしい。
組長…もとい、安芸彦さんは自分のシマの妖怪を売りさばかれてとても怒っている。

夏は夜も短く、夕方・逢魔ヶ刻には人間界に出向く時間も多くなる底辺妖怪共が金儲けをしていると思うと俺だって腹立たしい。こんな安月給で生活しているんだからな。着物だって新しいのが欲しい。

「…あっ!シャリ君、気を付けるんやよ。」
「分かってまさァ。白玉さんも…気を付けて下せェ。」

最近、このしゃべり方が癖になってしまい何かと不便だ。







「ただいま戻りました…」
「……………ぃま…」
「おうよ、花さん。」

小さな人影がお出迎え。頭を下げると見える後ろの口は不気味な牙を怪しく光らせ俺に笑いかけた。触覚の様に生える目からは笑顔が感じ取れる。

まだ明るい日差しが照りつける縁側に煙管を吹かす男と寄り添う女。
皿を数えては微笑む井戸の中の美しい娘。
奥で菓子を頬張る首と寝転がる首なしの青年。

こいつら、本当に妖怪の自覚あんのか。怖いんだけど。

「帰ったか。糞野郎。」
「帰ってたぜ。クソチビ。」

珍しく陰陽師装束に着替えた神李が札を整理していた。腹が立つとは言えど、流石に組長の子供だ。何をされるか分からない。なのであまり近寄らない様にしている。

「…あれ?隊長は?」
「あー、鴉天狗のあれか。アイツは出ていったきりや。」
「あそ。」







バニーちゃんかわいい。腐った意味ではなく、お母さんに似ててとても可愛いと思うんだ。自分。

Re: 【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】 ( No.35 )
日時: 2014/10/31 23:34
名前: 捨駒 (ID: eOcocrd4)



雲の多い晩だ。
途端に腹が減り、目が覚めると横に馬面の男が座っていた。

「…あ、シャリさん、目が覚めました?」
「俺の横で寝るな。」

立ち上がり台所に向かうと何も無い。眠気が覚めてしまったのは事実であり、一度気分を入れ換えようと街へ歩みを進めた。
この時間は一度だけでもいいから繁華街を通ってみたくなる。鬼蛇穴通りという名の通りには俺の様な妖怪もわんさか居るらしい。まともな妖怪と喋りたいものだ。

静かに鍵を開け、革の靴に足を入れる。冷たく固い感触が居心地良かった。




思ったよりも暗い空と手で光る赤い提灯。
コツコツという今まで気にしなかった音が耳に何故かこだまする。

「遠くねぇか?…どこにあんだろ…」

流石に静かな家を見渡し大きな音を出すまじと黒く大きな羽を広げた。暗く決して気持ちのよいとは言えない空から漆黒の美しい羽は落ちていった。
気の晴れない、眠気が覚めてしまった頭ではこの時、なにも考えてはいなかったのだろう。

瓦屋根の並ぶ薄暗い繁華街が見えた。屋根に降りるとあまりにものひ人気の無さに少し驚かされた。提灯の明かりで辺りを照らすと、狐の尾がフルフルと震えているのが反対側の格子窓に見える。横には反射して赤く光る少し濡れた鎖鎌。

「…これは…?」

美しい毛並みに魅入ってしまい前のめりになった次の瞬間、闇の中から美しい女の声が聞こえた。

「見てしまっては逃げられないよ…」

目隠しされ、手を押さえつけられている女を見た瞬間に後ろから凄まじい覇気を感じ、身震いをした。空を蹴るとそこに見えたのは大きな鎌だ。覚えのある毒の様な臭いを出す煙管を吸う、顔を隠した天狗だった。

「テメー、後ろからあぶねーだろィ!」
「自分も天狗か…羽の心配をしやがれ。」

喉仏を上下させ、声の変動を繰り返す大鎌を持つ天狗は女の声とは似ても似つかない男らしい声を出し鎌を振り上げた。雲が切れたとしか言い様も無く、振り上げた瞬間に、白く輝く月が顔を出す。
写し出された羽は半分程失われ、中からはスーっと空気に溶け込むようにして黒い煙は吹き出すのだった。

「え…なにこれ…ちょっ!何してくれてんだ!」

表情が分からないだけあって余裕なのかも知れない相手に、死んでしまうのではという痛みの無い致命傷を押さえる。このままでは羽が消滅してしまうかもしれない。

「この女の煙管は旨い。力が沸く。」

ニュルニュル動くあの煙管は間違いな、鎖羅の物だった。そう言えばあの狐の尾は上物であり道理で見たことのあるはずだ。月に反射するモノクルを必死に合わせ目をこらし暗く飲み込まれそうな格子窓の向こう側に確かに見えた。

女に見えないこともない容姿は、あの白い肌は間違いなく鎖羅であった。

「威勢のイイ妖怪も居たものヨナ。まあ、殺すのには惜しい顔だ…アイツに殺される…」
「ハァ!?ハッキリ物ぐらい言い…やが…あれ?…死ぬの…か?」

陽炎の様に揺れる影はまぶたを閉じれは消えていた。





「羽の傷はまだ癒えないか。」

思わず肩が跳ねてしまい、後ろから来た白兎が笑んだ。珍しく顔の包帯を外した顔に一瞬誰だか分からなかったが、目の下に赤い紋章が入り少しだけ大人びた表情に変わったいつもの変わらない友人だった。

紋章には少し崩し書かれた飴の文字。驚いたが買われた様だ。

「おまっ…どっかの変態に買われたのかよ…」
「ちげーよ。ここの頭領だよ。」

変態という事に違いは無いと少し不安になったがそんな事を考えてはいけない。まだ羽の治療は終わってはいない。弱い心、つまり負の感情には呪詛は負けてしまう。

「ここってさ、妖怪ヤクザだろ?」
「ヤクザと違う。衆や。」

現れた小さな子供に白兎は頭に触れようとしたが黒い札を手に置かれ固まってしまった。

「俺に触れんな。」

札を懐に戻すと首筋を睨み付けた。

「今度やったら、息の根止めたる。」
「おーこえぇ。」







Re: 【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】 ( No.36 )
日時: 2014/11/01 00:05
名前: 捨駒 (ID: nG1Gt/.3)

ここで少し説明です。

白い札→妖を封じ込めるモノ。モンスターボール。
黒い札→固まらせたり、滅せたりできるモノ。
紫の札→決壊を張るもの。ATフィールド。赤字が強く、黒字は弱め。
黄の札→キョンシー専用。モノによっては妖がつけている事も。とにかく強い。
人形札→強い式神を呼び出せるモノ。妖怪メダル

世界

妖界(アヤカシカイ)
逢魔ヶ刻に人間界と繋がる世界。妖怪達が沢山住んでいる。
人間界(ニンゲンカイ)
人間の住んでいる世界。過去界、現世、来世がある。
霊界(レイカイ)
死んだ者のみが行く世界。治安が悪すぎる。天国と地獄はここにある。
天界(テンカイ)
神々が集う場所。世代交代がある。堕ちた神々は鬼になる。
都(ミヤコ)
新たな世界。なんでもあり。
(まだまだたくさんあるけれどー、この世の行い気を付けてー。)


賀喜は陰陽師なのに何故妖怪ヤクザなのか。

元々、神様だった独身の安芸彦が作り出したこの都。本当は妖怪の世界を創る予定だったがやはり悪さをする者も増えてくる。自分の家で陰陽師を作れば警護をしてくれるのではと考え陰陽師にもなった。新撰組さんは普通に警察。ヤクザ兼陰陽師がよかったかも知れませんね。




伏線多くてすみません。
他にもあるかも知れないです。
気長にお待ちください。

Re: 【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】 ( No.37 )
日時: 2014/11/28 22:48
名前: 捨駒 (ID: 8hur85re)



冷酷に睨み付ける大きな瞳を右に回し、ドタドタと大きな足音のする障子の向こうを見つめていた。

「大丈夫か?!」

子供のような親に大きなため息を吐き、神李はその場を静かに去っていく。残された死殺と白兎に荒い息の安芸彦は慌てて死殺の傷に触れる。
軽い痛みがスーっとひき、黒々とした禍々しい羽が元通りになった。

「元々…俺の家系は神通力が使えてな。」
「だからそんなでも、神様になれたんですね。」
「んん?白兎君やったか…?」
「はい。飴宮にはもうすぐ…」
「はっ?!飴宮やて?違う!違う!」

いきなり大声を出した安芸彦の後ろで小さな影が泣き出した。

「子供…?」

片方の眉を跳ねさせて、死殺は子供を見た。

「この子は水を飲まなかった子供や。そりゃ、驚くのも仕方ない。」

あやしながら言う安芸彦にお前のせいだろう等とは言えなかったが、水とはなんなのというき疑問が残った。
白兎の前に子供を差し出すと安芸彦は赤い蜻蛉玉で作られた簪を同時に手渡した。

「まだ前世の記憶が残ってる。俺でも消せやんかった、何か強い記憶がある。それを護ったってくれ。それがお前の仕事。」
「では…飴宮と間違えた、その理由は?あなた程の力の持ち主が契約主を間違える訳がない。」
「お前には兼ねてもらう。その子の育て親兼忍者の刀として。それが…」

「血を吸うまでは鞘には戻らない。…イペタムの伝説。俺にぴったりだな。」
「純一!久しいな!」

一礼をした青年に白兎は豪華な鞘を渡した。白い花々に混じほ微笑む小柄な兎の描かれた鞘だ。無愛想に受け取り、腰にさすとその場から消えた。
白兎も子供を連れて出ていき、やっと落ち着いた空間に戻ったのだ。

「…悪さをする妖がまだ居たとはねィ…」
「ここの妖ならば、前世の記憶が蘇った以外想像できへんな。」
「…前世の?」

「いやなんの。アンタは耳が尖ってないやろ。それは本物の妖怪。俺らが作ってんのは、新しく人生を歩もうとする妖怪。」
「……………」
「で、その妖怪の特徴は?特徴次第で分かる。」

そして、死殺は全てを伝えた。

声を操ること、自分よりも大きな羽、そして自分の友達を連れ去ったことを。暫く考え込み、安芸彦はハッと顔を上げた。

「それって…一人しかおらんぞ…声を操れて、アンタと同じ種族の烏天狗なんざ…」

Re: 【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】 ( No.38 )
日時: 2014/11/29 17:46
名前: 黒い月 (ID: 5oH7j2fh)
参照: http://fairylife kira

オリキャラ
名前/安藤 夏(アンドウ ナツ)
備考/妖怪。(カマイタチ)基本は無表情だが、たまに少しだけ表情を作る。黒髪、金の眼。好物はあんドーナツ。桜模様の黒い着物を着ている。
サンボイ1「わたしは安藤夏と申します。…まだ何か?」
2「(ボソッ)なんでそうなんの……」
3「面白いですね。貴方。」


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