コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ゲーマー勇者と7人の村人
- 日時: 2014/10/24 22:57
- 名前: アリコン魔王 (ID: NLcS5gZX)
- 参照: http://arikonnmaou
どうもはじめまして。アリコン魔王です。友達の勧めでここにデータ化しようと思いました。文章を書くのは初めてでめちゃくちゃ部分があるからもしれません←おいおい載せるのかよ
それでは書いていきます。
序章 プロローグ?何それ?
カタカタカタ・・・
暗い部屋にキーボードの音が響く
キーボードを叩いているのは一人の少年だ
少年の耳にはマイク付きのイヤホン。いわゆる、オペレーターだ。周りにはゴミが散乱している。
カタカタカタ・・・カタ
「ふーぅ。やっと終わった。今の時間は・・・」
少年はオペレーターを外し、時計を見る。
「やっべ!もう8時じゃねぇか。初日から遅刻なんてゴメンだぜ。」
椅子から立ち上がり、制服に手を掛ける。
少年は今日から高校一年生になるのだ。
「将吾。いつまで寝てるの!」
下からは母さんの怒鳴り声が聞こえる。
「いま準備してるよ」
「どうせ、ゲームしてたんでしょ?」
「ゲームしてるって分かってんだったら寝てるの?なんて聞くな」
「念のためよ」
こんなやりとりをしてる間に将吾は制服に着替え終え、パンを口に詰め込め、自転車に股がり、学校へ向かう。
少年の名は三上将吾。しつこいようだが今日から高校一年生になる、自称ゲーマーだ。
- Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.13 )
- 日時: 2014/12/19 23:14
- 名前: アリコン魔王 (ID: tOQn8xnp)
第7節 現実は辛いよ
「さぁ装備も出来たし魔王退治に行こうぜ」
将吾は今までにやってきたゲームの知識を使い防具から武器まで全て揃えてしまった。自称ゲーマーなだけある。
「それは出来なわね」
キッパリとナナミは言った。
「なんで無理なんだよ?これだけの装備を揃えたんだ、行けるだろ」
「そうね」一度ナナミは言葉を切り、
「それがゲームなら簡単でしょうね。でもここは現実。ゲームの魔王と現実の魔王なら強さだけでなく、プレイヤーつまり今動いてる私たちの力が違いすぎる」
「何が言いたいんだよ」
「修行もしてない。基礎もわかってないあなたが魔王と戦っても死ぬだけよ」
真剣な眼差しのナナミ。それで自分が如何に愚かな考えをしていたのかに気づく。ナナミの言いたいことはこの世界はRPGとは違うということだ。そんなのは当たり前だ。誰でもわかることを将吾にはなかったのだ。ここがあまりにも現実離れしているからだ。装備も出せる、羽も生える。そう考えてもおかしくわない。
「考え不足だった。すまない」
「いいわよ。そうやって聞いてくれた人もいなかったわ。私の制止を聞かずに死んでいった人は何人もいたわ」
何人もの勇者を生んできたナナミだからこそ説得力があるのだ。
「ならまずは村に行って特訓だね」
男(超絶イケメン)は言った。全く憎たらしいほどのイケメン顏だ。
「そうだな、お前の言う通りだ。ホント助かったよ」
「何がだい?」
「いや、お前が男でよかったよ。話せるやつがいると本当にありがたいんだ」
男(超絶イケメン)は戸惑い笑った。
「ハハハ。やっぱり君も勘違いしていたんだね。僕は男じゃなくて女だよ」
えっと、何を言ったのかな?状況がよくわからない。男だと思っていた人は実に女だったと。ハハハハハハ、、
「嘘だろ!?」
口を開けたまま数秒止まっていたらしい。そのあとは男(超絶イケメン)否、女は話を始める。
「どういうことかみんな、僕を見ては男、男だといい、女と答えたらみんなそんな顔をしてしまうんだ。なんでだろうか?」
「どこからどう見ても男にしか見えないだろ!?」
どうしても将吾は女だと信じられないでいた。
「なら君が女だという証拠を見せて欲しい。そうだなそのない胸を見せてもらえるか?」
ふぅどうせないんだからこの交渉は俺の勝ちだ
「あるよ」
と服を脱ぎだす。将吾はそれを凝視している。だって胸なんて無いんだから。そして派手に地面に四つん這いになる。
「なんでサラシなんて巻いてんだよ!!」
その将吾の肩に叩いた
「将吾」あまりにも静かな声。ナナミだ。
「女の子の服を脱がした罪は重いわよ」
「!!」
ニコッと笑った顔は忘れてることのできない思い出の一つになることであろう。
色々な意味で
「あ、僕の名前を言ってなかったね」
「その前にサラシを巻いていた理由を聞きたいんだけど」
「あ、これは名前との関係を保つために巻いてるんだ。そのせいで男と間違えられんだけどね。まぁ家のしきたりみたいなものね。名前はアキラだよ」
「男じゃないか!?」
俺はこんな奴らに振り回されながら勇者なんてできんのかな?将吾の旅はこれからだ。
- Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.14 )
- 日時: 2014/12/26 22:42
- 名前: アリコン魔王 (ID: OjDUGINw)
第7.5節 二人の魔人と村の人々
「つきましたよ」
ついた村は人が活き活きしている感じの村だった。店が立ち並びそこでいろいろな声が飛び交っている。将吾もここまで人がいるところを見たことはなかった。
「活気に溢れたいい街だな。魔王がいるような世界には見えないな」
ゲームの中でもここまでの人が出入りしていることはない。大概は家にこもっているものだ。
「当たり前ですわ。家にこもっていてはご飯がなくて死んでしまいますわ。みんな家族がいるんですもの」
「そうだな、家族がいるんだよな」
将吾も今頃なら晩ご飯を食べている頃だ。現実世界が恋しくなるのもわかる。少し悲しくなる。
「どうしたの?泣きそうな顔して」
すぐ近くにアキラの顔があった。別全慌てることもなく
「あ、少し現実世界が恋しくなってな。俺はパラレルワールドから」
「何言ってるんですの!!」
ナナミに後頭部を殴られる。そのままアキラの胸に倒れる。サラシ越しに伝わってくる胸の感触が暖かい
「何分析してんだよ!?」
と今度は腹を蹴られ吹っ飛ぶ
「今のは事故で決してわざとじゃないんだ」
痛む腹を抑えながら弁解をしてみるが起こった二人には叶うはずもなく
「「沈め」」
そこからの記憶はない。次に目を開けるとそこは見知らぬ天井だった。左には水がありコップもおいてあった。右には窓があり陽の光がこちらを照らしている。扉が開くとそこには服を着替えたナナミがいた。服装は至って普通の白のワンピースだ。
「ちょっとやり過ぎましたわ」
「気にするなよ。俺が悪かったんだから、アキラは?」
「自分の家に帰りましたわ。ご飯を食べるそうなので」
そうか、ならいいな。でもなんでナナミは俺を止めたんだ。パラレルワールドのことを話そうとしたら殴られたからな。聞いてみるか
「なぁパラレルワールドの事はここでは言っちゃダメなのか?」
「そうですわ。知っているのはあなたと私だけですわ。ほかの方に知られると魔王に言われる可能性がありましたので」
「でもアキラは俺たちのことを迎に来たじゃないか」
「あれは空の飛行実験をしていることにしているの」
「嘘ついてたのかよ」
でもほかの人を巻き込みたくないかもな。きつい言葉で言ってても値は優しいんだな。その時外から数発の銃声が聞こえる。
「なんだ!?今の銃声は」
その銃声が自分の人生を二分することをまだ知るよしもなかった。
- Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.15 )
- 日時: 2015/01/03 13:50
- 名前: アリコン魔王 (ID: 5/4jlQyE)
昨日の更新は正月休みという事でしてませんでした。スマセンでした。また来週にはするのでしばしお待ちを
- Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.16 )
- 日時: 2015/01/03 19:41
- 名前: 雪兎 (ID: gDKdLmL6)
初めまして、雪兎と申します。
アリコン魔王さんの小説は初めて読ませていただきましたが、高い文章能力でとても驚きました。
ストーリーも私好みで、読んでいてとても楽しかったです☆(RPG、いいですよね…。)
これからも更新頑張ってください!
あと、私もコメライで小説書いてるので、よかったら遊びに来てください。
では〜。
- Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.17 )
- 日時: 2015/01/24 00:28
- 名前: アリコン魔王 (ID: rRbNISg3)
第八節 パラレルワールドの現状とシステム
「なんだ今のは」
銃声を聞きつけ外に出ると広場には村人たちが集まっていた。
「これで4日目だ。もうやになるよ」
「四日目だと!?こんなことが四日もだと」
広場には村人たち以外に2体のゴブリンがいる。そいつらは拳銃を持っていて張り付けられた男を撃って高笑いしている。心の底から怒りがこみ上げる。
ピコん‐----チャラリン
『救出クエスト、ゴブリンから村人を救え』
目の前にクエストが表示される。ハイといいえが表示されている。
「決まってんだろ」
ハイを押そうとした手を押さえられる。
「何するんだよ」
「ここはこらえて。今だけは堪えて」
「目の前に苦しめられてる人がいるんだ。それで死んでも悔いはない」
勇者だから苦しめられてる人がいるなら助けたい。そう考えていたが
「何言ってるのんですの!武器も持たずに突っ込むのなんてただの自殺行為よ」
いがみ合う二人。でもそれを許さぬ者がいた。
「おいおい、何騒いでんだよ」
「勇者とも聞こえたな」
マズイ、全部聞かれた。
「おーい村人の諸君。新しい見せしめの人柱ができたぞ」
「そう言う事だ坊主。悪く思いなよ」
口をニヤつかせながら拳銃を頭に向けられる
畜生ここまでかよ!
「じゃあな」
そしてゴブリンは引き金に手をかけた
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