コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ゲーマー勇者と7人の村人
日時: 2014/10/24 22:57
名前: アリコン魔王 (ID: NLcS5gZX)
参照: http://arikonnmaou

どうもはじめまして。アリコン魔王です。友達の勧めでここにデータ化しようと思いました。文章を書くのは初めてでめちゃくちゃ部分があるからもしれません←おいおい載せるのかよ
それでは書いていきます。



序章 プロローグ?何それ?

カタカタカタ・・・
暗い部屋にキーボードの音が響く
キーボードを叩いているのは一人の少年だ
少年の耳にはマイク付きのイヤホン。いわゆる、オペレーターだ。周りにはゴミが散乱している。
カタカタカタ・・・カタ
「ふーぅ。やっと終わった。今の時間は・・・」
少年はオペレーターを外し、時計を見る。
「やっべ!もう8時じゃねぇか。初日から遅刻なんてゴメンだぜ。」
椅子から立ち上がり、制服に手を掛ける。
少年は今日から高校一年生になるのだ。
「将吾。いつまで寝てるの!」
下からは母さんの怒鳴り声が聞こえる。
「いま準備してるよ」
「どうせ、ゲームしてたんでしょ?」
「ゲームしてるって分かってんだったら寝てるの?なんて聞くな」
「念のためよ」
こんなやりとりをしてる間に将吾は制服に着替え終え、パンを口に詰め込め、自転車に股がり、学校へ向かう。
少年の名は三上将吾。しつこいようだが今日から高校一年生になる、自称ゲーマーだ。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8



Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.8 )
日時: 2014/11/14 22:43
名前: アリコン魔王 (ID: VnoP1T29)


第四節 平和にさようなら、異常にこんにちは

嘆くことも許されず、ナナミが詰め寄ってくる。
「それで勇者になってくれるの?」
「無理に決まってんだろ。急に言われて出来るわけないじゃないか」
「器が小さいな」
「大きなお世話だ」
将吾は何を言われても決して了承を出すわけもなく刻々と時間は過ぎていく
「理由を話してる暇はないの。早く来て」
「理由を話せない事に付き合う気はない」
パソコンの電源コードをコンセントに挿すため動き出す。
「邪魔なんだが、どいてくれないか」
そう言い放つとナナミをどかし繋ぎ再びパソコンの前に座りパソコンを立ち上げる。だがパソコンは奇妙な音を上げた

ピーガガガチャ.....プツン

その後パソコンは画面が暗くなったまま動かなくなった。何度も起動ボタンを押すがいつまでたっても立ち上がらない。
「なんで立ち上がらないんだよ」
そう言いながらコンセントに目をやるとプラグが外れている。プラグを持っているのはナナミだった。
「何やってんだよお前!?」
「勇者になってくれないからちょっとした復讐かな?」
「行かないと言ったら行かない。早く繋げ!」
さすがに将吾に怒られプラグを繋ぐナナミ。ちょっとやりすぎたかなと少し反省する将吾。だがそんな反省を吹っ飛ぶ出来事が起きた。
「マジで言ってのか?うそだー」
パソコンを立ち上げ直すとパソコンの画面にはこう文字が出ていた。
『データが破損しました』
ご丁寧に赤文字で。見た瞬間に将吾は椅子から転がり落ちうずくまる。まるで大事なものを取り上げられた子供のように小さくなる。
「俺の苦労と苦労と苦労と苦労と苦労の結晶が」
「これで一緒に行けるね」
それを喜ばしく思うものがいた。ナナミだ。ニヤニヤしながら将吾を上から見下ろす。
「今日はとことん付いてない日だ」
「そうかもしれないわね。でも勇者になればそんな日々ともおさらばよ!」
「だからならないと言ってんだろが」
そう言い放つともう一度パソコンの前に座り直す。以前として綺麗な赤文字が並んでいる。その画面を一度閉じてからゲームを再起動する。
「ちょっとなんでまたゲームするのよ。早く勇者になってよ」
「名前は将吾でいいな」
「ちょっと無視しないでよ」
だが将吾からは返事が返ってくることはなかった。いわゆるシカトだ。ついにナナミは涙を流し
「私の村を助けてよ」
流石に涙を流す女の子を無視することはできず将吾は口を開く
「なんでなく必要があるんだよ」
「だってみんな、みんな死んじゃうもん」
『死ぬ』という単語を聞いて冷や汗が流れる。もし仮にそれが本当ならば放っておくことはできない。それは将吾の中にある良心がそう言っているのだ。
「なら」
そして
「なら一回だけだ。お前の村を救うためだけに勇者になってやる。だが俺には出来ることが限られている。だから俺に出来ることだけをする。それが条件だ」
「いいの?本当にいいの?」
涙で濡れた瞳で将吾をまっすぐに見る。その瞳には迷いと嬉しさが混ざっていた。
「男に二言はないよ」と笑いかける。これだけ断っておいて今更やるなんて甘いな俺は。
「じゃ、サクッと終わらしますか。どうやっていくんだ?」
ナナミはベッドを指し言った。
「寝るだけよ」

Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.9 )
日時: 2014/11/21 15:29
名前: アリコン魔王 (ID: uqFYpi30)

今回の更新はお休みします

Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.10 )
日時: 2014/11/28 21:50
名前: アリコン魔王 (ID: SGjK60el)

第五節 ウソのホント

「はい?寝るだけならいつもしてるんだけど本当だったらパラレルワールドに行き放題じゃない?」
「私の入ったことが本当ならね。ただ私が将吾に
寝てもらわないと困るからよ」
「なんで困るんだよ?」
ナナミはもじもじしながら顔を赤らめた。
「言わなくてもいいじゃない!とにかく寝なさいよ」
ものすごく怒鳴られた。顔を一層赤くして
「もう聞かないから。とりあえず寝るよ」
将吾はベットに転がり布団の中に入る。だがすぐに寝れるわけもなくゴロゴロする。
「寝れないんですけど」
「じゃあ無理にでも寝てもらうわ」
と、いきなりナナミは服を脱ぎ始めた。
「ちょっと待って何してるんですか!?」
「寝てもらうために脱いでるの?悪い?」
「すいません。俺が悪かったです。いますぐねます。」
「なら早く寝て」
もう一度寝る将吾。先ほどよりも緊張が解けすぐに眠気が襲ってきた。そして深い眠りについた。
「あら?本当に寝たのね。ウソなんて言わずに本当のことを言えばよかったわ」
寝ている将吾に近づき軽く頬にキスをする。
「あなたのことが好きだから、と言えばよかったのに我ながら回りくどいことするわ」
そして脱いだ服から小さな機械を取り出す。スマホとよく似た形状だが画面はなく、付いているのはボタン一つのみだ。ナナミは何を気にせずにボタンを押す。周りは光に包まれその光は将吾とナナミを包み込んだ。

Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.11 )
日時: 2014/12/05 19:16
名前: アリコン魔王 (ID: 1T0V/L.3)

第六節 ようこそ、平行世界(パラレルワールド)へ

すごく風を感じる。スカイダイビングってこんな感じなのかな。ん?スカイダイビング?
目を開くと空の上にいた。詳しく言うなら空の上から落ちていた。隣には同じように落ちているナナミがいる。将吾とは違いやけに落ち着いている。
「おーい。なんで俺たち落ちてるんだ?」
「そんなの決まってるじゃない」
と空の上を指差し、
「入り口が上にあるからじゃない」
それはごもっともだ。でもだ何故にそんなに落ち着いていられるのか。それが不思議でならない。
「これさぁ落ちたら死ぬよね?嫌なんだけどそんなの。まだ遺言ものこせてないんだけど?」
もう死を覚悟した将吾はすっかり弱気になっている
「大丈夫よ。もう直ぐ迎えが来るから」
下を指差す。それに合わせて正午も首を動かす。下には人間がいた。きらびやかな羽を生やし空を優雅に泳いでいる。
ん?羽が生えている?そんな馬鹿な。
「遅くなったね」
「全くよ」
将吾は今この世のものではない存在を見ている。さっきも言ったようにきらびやかな羽を生やしている人間が将吾の目の前にいる。はは、なんかの間違いだな。
「それじゃあ行きますか」
「あれをやるのね。面白いからいいのよね」
「あれってなんだよ?」
すかさず質問をしたが
「後のお楽しみだよ」
と見事なスルーをする男、もとい妖精
「じゃあ行くからね」
男は2人を抱え込みそのまま垂直に落ちていく
「それはダメだってよ」
「何度やっても飽きないわこれ」
「ハハハほんと好きだねナナミは」
三人はそのまま落ち続け地面スレスレで止まる。そして二人を降ろすとこう告げた。
「それじゃあ歩いて村まで行くよ」
「いや、羽で飛んでよ」
すかさずツッコミを入れる。羽があるなら使って欲しいものだ。
「それはできないんだ。負担をあまりかけたくないから」
「そうなのか、なら仕方ないな」
将吾はGのかかった体にムチを打ち三人で歩き始める。歩いて間もなく将吾は男(超絶イケメン)に話しかける。長時間歩くとなれば会話が必要だと思ったのだ。これはゲームで得た知識だ。現実では点でそんな知識がないのだから。
「な、なぁお前の羽かっこいいな」
ベタの会話から入る
「そうだろ?俺も気にってんだ」
羽はやっぱり憧れるものだ。いつが空が飛べたらいいなぁと考えてしまう。そんな淡い夢を砕け散る。
「当然よ。私が作ったんだもの」
「?」
作った?羽を作るなんてことができるのかよ?作れるわけないだろ
「作れるわけないだろと思ったでしょ」
「何故俺の心を読めた!?」
後から来た話では学校の先生も心を読めるらしい。すごいの言葉以外出てこない。
「まぁ話を戻しましょうか」
手を叩き場の空気を変える。
「この世界では創造したものを作ることができるのよ。それ羽を作ったわけなの。でもこれには素質があるの。できない人もいるってことよ」
誰でも彼でも作れたら世界が破滅してしまうからな。
なら、装備とかも出せるかな?
ナナミが説明しているのを聞かずに装備を創造する。
ごん、ゴン、ごん、ゴン。
「お、出てきたな。でもなんで空から降ってくるんだよ。危ないな」
独り言を言いつつ装備を装備する。隣では口を開いたまま動かないナナミと男(超絶イケメン)が並んでいる。
どうしたんだろうか動かなくなってしまったな
「あいつ凄いな。俺でも出すのに時間かかったのに」
「ちょっと特殊だとは思ったけどここまで特殊だとわね」
二人の事は御構い無しに装備を付けて喜ぶ将吾。この後待ち受ける恐怖を知らずに

Re: ゲーマー勇者と7人の村人 ( No.12 )
日時: 2014/12/12 19:04
名前: アリコン魔王 (ID: UxbhFITm)

今日の更新は作者の都合により無くなりました。と
堅いことを言っているがただネタが上がっていないだけだ!来週には更新するぜ


Page:1 2 3 4 5 6 7 8



この掲示板は過去ログ化されています。