コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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桜とともに【祝!完結!】
日時: 2016/01/23 19:59
名前: トイプードルマロン (ID: 5prxPZ/h)

はじめまして。初めてなのでいろいろわからないこともありますがよろしくおねがいします。人に自分の小説を見せるのは緊張します。さて、初めての作品は中学生のお話にしようと思います。頑張って書きますね。
☆キャラクター設定☆
立花 たちばなかおる もてるけど彼女はいない男子。
光田 みつだあき   ショートカット。アホ毛が少し気になる。   
照山 紅葉てるやまもみじメガネ男子。結構不愛想。
古里 ふるさとれん  女子高に通っている。サラサラのロングヘア。
笹葉 さら(ささばさら)  秋と同じクラスで、仲がいい。ツインテール。
実はキャラの名前には共通点があります。わかりやすいですが・・・。

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Re: 桜とともに【コメント大歓迎♪】 ( No.78 )
日時: 2016/01/09 13:37
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: hjtcGqA9)

お久しぶりです(^-^)久しぶりに来たら参照が1200超えてました(^o^)
こない間にも見てくださった方がいたんだなあ…と感動。ありがとうございます。

感謝の意を込めて、今回は本編はさておきいろいろお話します☆

部屋の整理をしていたら、キャラの初期設定を書いたノートが出てきました。
それで驚いたこと3つ!
①立花の名前が、「香」じゃなくて「薫」だった!
②もみじより秋のほうが背が高かった!
③恋は料理が苦手だった!

まあどうでもいいかもしれませんが、この3つには驚きましたよ〜。
結構めちゃくちゃだなあ…。身長とか全然考えてないです(-_-;)

もう一つ暴露すると、恋愛要素は1つも入れない予定でした。
今は何か…。恋愛メインなんで…。あれってかんじです。
だから立花と秋が美術室で二人っきりになったとき、すごくドキドキしながら
書いてました…。恥ずかしかったけど。

以上。
本編もコメントも面白くなくてほんとにいいとこないけど、これからも読んでください〜!
では。

Re: 桜とともに〜44〜 ( No.79 )
日時: 2016/01/10 07:09
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: hjtcGqA9)

その後も私は走り続けた。
しかし、1つの曲がり角を越えたとき、突然足音が消えた。
「…?」

「ってことがあってさ、怖かったー!」
「そ、それは怖いね!」
久しぶりに恋と登校した。恋と話していると、なんか癒される。
「でもさー、それってもしかしてあの立花って人だったりして?」
「…いや…。たぶん、ソレはない。」
さすがに…。そこまではしないんじゃないかな…。

そう思っていると、恋がふと気がついたように言った。
「もしかして、夕方ランニングしてるおじさんとか?見たことあるよ。」
「あー!そうかも!」
あの速さ…。おじさんにしては早い。けど、そういうことにしとこうと思った。

「ねえ、で、その立花くんとはどうなの?」
「うっ!」
立花の話は、前告白されて愚痴った以来のことだ。
「それが…。さらは立花に告白して…。」
と全部を話したら、恋は驚いた顔をした。
「へー!そうなの!…っていうか、また振るんだね。」
「…うん。好きじゃないのに付き合っても…。」
「あー。それはわかるけど、後悔しちゃうかもね?
 だって賢いしルックスいいし、かなりいい条件じゃん?」
「まあね。でも、もう決めたし。」
「そうだね。今日言うんでしょ。頑張れ!」

人を振るのに何故か声援を送られながら、私は恋と別れた。
「よしっ!」

Re: 桜とともに〜45〜 ( No.80 )
日時: 2016/01/11 08:18
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: hjtcGqA9)


「おはよう。」
すでに教室にいたさらにあいさつをされ、私もあいさつを返した。
「おはよう、なんか…昨日はごめん。でも、相談に乗ってくれて助かった。」
「ううん。私もなんか悲しくて、そっけなくなっちゃって、ごめん。」
「いや…。さらは悪くないよ。…今日、言うの。立花に。」
「うん。思い立ったら吉日だよ。」

さらはいつも通りの笑顔だった。
その顔を見て、ついついもらしてしまう。
「はあー。なんで私だったのかなあ?さらのほうが可愛いしスタイルもいい
 のにね。2人が両想いだったら応援したのに。」
「えっ!私より秋ちゃんのほうが可愛いよ!」
「またあー。そういえば、まだ応募されてんの?」

さらの両親は、さらをモデルにするという野望があるらしく、かってに
オーディションに応募してるらしい。ちなみに何回か通ってるとか…。
「…うん。まあ、受かっても断ってるけどね。私はなりたくないし。」
「やってみればいいじゃんー。」
「そうしたほうがいいのかな。でも、ああいう世界って失敗したらさ…。」
「うーん。まあ、そう思うよねえ。」

そんな感じで1日が過ぎていった。
そして、放課後。
私は美術部を退部でき、バレーボール部で練習していた。
(さらっと言いましたが、結構最近のことですby筆者←2回目だー!)
終わりまでいると間に合わないから、早退した。
運動部は終わるのが遅いから…。
校舎の外で美術部—立花を待つ。
今日は特に呼び出しもしなかった。

しばらくすると、人が見え始めた。文化部だ。
「あれ、秋じゃん!どうしたの?」
元美術部の私にも声をかけてくれるみんな…優しい。
「あの…。立花って…。」

Re: 桜とともに〜46〜 ( No.81 )
日時: 2016/01/12 07:26
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: hjtcGqA9)


「あ、やっぱり!」
「は?やっぱり?」
「あ…。いや、今日の立花、いつもと雰囲気違ったから。なんか、緊張して
 るっていうか…。だから、秋と何かあったのかなって言ってたんだよ
 ねー。」
「へえ…。」
「立花はもうすぐ来るはずだよ。じゃ。」
「ん、ありがとね。ばいばーい。」

なんか勘違いされてる気がしたが、まあ、いいや。
その後…。
一人で歩いてくる立花を見て、私はすぐに声をかけた。
「ねえ、ちょっといい?」
「…!」
あ、ほんとだ…。なんか顔つきが違う…。

「…あの、返事なんだけど…。」
ごめん。ごめん、ごめん…。
心の中で唱えているのはずっとその言葉。
でも、それを声に出すのはすごく難しい。
だけど、それを言わなきゃいけない。
私は立花のこと…。

「私、まだ好きな人がいないの。初恋も…まだなの。」
初恋は、まだ…。
「え…そうなのか?」
「…だから…ごめん。」

もう続けられない…。
そう思った。
走り去ろうとした瞬間、いきなり立花の手が背中に回った。

「……!」

Re: 桜とともに〜47〜 ( No.82 )
日時: 2016/01/14 17:39
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: lwQfLpDF)

え…。

状況が飲み込めなくて、私は動けなくなった。
立花は正面にいて、それで手が背中に…。
ってことは。
私抱きつかれてる!?なんで?
幸い、今帰っている人はいないようだった。人には見られてないけど…。

訳がわからなくなって、しばらく沈黙が続いた。その沈黙を破ったのは、立花のモゾモゾした声だった。
「ごめん…。俺、初恋だったんだ…。」
「……。」

その言葉で私は解放された。
唖然として立ち尽くす私。
「……いきなり抱きついてごめん…。初恋だったからって、あんな事
 しちゃいけないのに…。ほんとにごめんな…。」
すごく申し訳なさそうにして謝ってくる橘を見ていたら、不思議なぐらい
スーっと涙が出てきた。
なんでこんなことになっちゃったんだろう。
立花も、さらも傷ついて。

抱きつかれたことに、そんなに怒りは湧いてこなかった。
心でずっと唱えてる言葉…。
「ごめんなさい。」
そんな言葉しか出なかった。

悲しさを顔に浮かべて、見つめ合う二人。
突然で儚かった恋が、ついに終わりを告げた。


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