コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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桜とともに【祝!完結!】
日時: 2016/01/23 19:59
名前: トイプードルマロン (ID: 5prxPZ/h)

はじめまして。初めてなのでいろいろわからないこともありますがよろしくおねがいします。人に自分の小説を見せるのは緊張します。さて、初めての作品は中学生のお話にしようと思います。頑張って書きますね。
☆キャラクター設定☆
立花 たちばなかおる もてるけど彼女はいない男子。
光田 みつだあき   ショートカット。アホ毛が少し気になる。   
照山 紅葉てるやまもみじメガネ男子。結構不愛想。
古里 ふるさとれん  女子高に通っている。サラサラのロングヘア。
笹葉 さら(ささばさら)  秋と同じクラスで、仲がいい。ツインテール。
実はキャラの名前には共通点があります。わかりやすいですが・・・。

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Re: 桜とともに〜40〜 ( No.73 )
日時: 2015/12/21 19:59
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: vG.R/Y1J)

「そういえば秋ちゃん、最近立花から逃げなくなったよね。」
「う…うん、そうだね。」
「…なんでそんなに焦った顔してるの?」
「え、なにが?」

ごまかそうにも、疑いの目線には負けてしまった。
多分相手は間違っている、でも、さらに話そう。

「あの…。さらって好きな人いる?」
「えっ!えっと、い、いるよ?!」
「そう…。」

その好きな人が誰であるのか…。
それが1番問題だ。
「それって、立花なの?」
「……根拠は?」
「見てたら、わかる。」
「…はあ…。うん、分かった…そうだよ。」
「……。」
「でも、もう振られてるの。」
「…え?」

Re: 桜とともに〜41〜 ( No.74 )
日時: 2015/12/21 19:59
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: vG.R/Y1J)

「秋ちゃんは知らないと思うけど…。先週、告白したの。
 私、初恋だったから、すごい戸惑ってて。はじめは自分の気持ちが何なのか
 わかんなくて…。」
「あ、もしかしてそれって、私が立花に呼ばれた日じゃ…?」
だから立花の耳が赤かったのかも、と私は思った。
「そうだよ。なんとなくわかったんだ。もう一度告白するんだろうって。
 そうでしょ?その返事で迷ってるんじゃないの?」

み…見抜かれている!
「図星です…。」
というか、さらすごいな。
告白するなんて。
「返事はもらえたの?」
「…秋ちゃん…。いい加減私でも怒っちゃうよ?立花が好きな相手は秋ちゃ
 んなんだから…。でも、それでも私は伝えたかった。初恋だったから。」

わあ…。青春って感じ。
「秋ちゃん。私のことは気にしないで。立花が見ているのは、秋ちゃんな
 の。だから、私のことは気にしないでよ。」
「…!」
「自分の気持ちに、素直になって。そうしないと、立花がかわいそうでし 
 ょ。」

Re: 桜とともに【コメント大歓迎♪】 ( No.75 )
日時: 2015/12/22 11:11
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: UgGJOVu5)


参照が1100超えました〜(*^-^*)
読んでくださる皆さん、いつもありがとうございます!これからも頑張ります(^^♪

今回は番外編をやりませんが、その分本編を充実させていこうと思っています
ので、これからもよろしくです(^▽^)/

Re: 桜とともに〜42〜 ( No.76 )
日時: 2015/12/24 13:07
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: mQVa63/B)


「「…。」」
何か前にもあったよな、この沈黙…。

…さっきさらに言われて、私は気付いた。
私って、立花のこと全然しらない。
ドSっていうイメージだけで、あとは何も知ろうともしなかったなあ…。
そんなんで振ってたんだ私。
そう思うと、少し罪悪感が生まれた。
ごめんね…。立花…。

そういうようなことを話したら、「放課後、うちに来ない?ガールズトークっぽいし、私の部屋で話そうよ!」と言われた。
そして現在に至るのですが…。

二人で話してるうち、気付いてしまったんだ。
そのことに気付きながらも、どうしても言い出せなくて、そう思っているうちに話が終わってしまって。

もしかしたら、さらも気付いてるのかな…。
うーん。
しばらく迷ったが、とりあえず言うことにした。
今までの話が、全部無駄になってしまうことを感じながら。
「あのさ、思ったんだけど…。」

Re: 桜とともに〜43〜 ( No.77 )
日時: 2016/01/08 17:23
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: hjtcGqA9)

「結局さ、私は初恋がまだなんじゃ…?」
「…そうだね…。」
「っていうことは、私が立花を好きなわけないよね。
 …やっぱり、断るしかないよね。」
「……。」

さらが立花に抱いている気持ちは恋だけど、私はそんなこと思ったことがない。それが彼女の話を聞いていて気付いたことだった。

ちょっと悲しい現実を受け止めながら、私はさらに言った。
「えっと…。あっ、そういえば今日の宿題多かったよね。早くやらないと。」
「そうだね。ごめん。もう遅いし、帰ったほうがいいよ。」
「うん…。」

帰り際、私はさらに笑って見せた。
「きょうはありがと。初恋がまだなんて、私ウブだなあ、あはは。」
「……。」
「なんか…ごめん。」

そう言って走り出した後だった。
背後からすごい足音がした。
誰かが追ってきているようだった。
誰だろう…?さらじゃないよな…。
とりあえず追いつかれないように、ペースを上げたがまだ追ってくる…。
怖い。


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