コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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桜とともに【祝!完結!】
日時: 2016/01/23 19:59
名前: トイプードルマロン (ID: 5prxPZ/h)

はじめまして。初めてなのでいろいろわからないこともありますがよろしくおねがいします。人に自分の小説を見せるのは緊張します。さて、初めての作品は中学生のお話にしようと思います。頑張って書きますね。
☆キャラクター設定☆
立花 たちばなかおる もてるけど彼女はいない男子。
光田 みつだあき   ショートカット。アホ毛が少し気になる。   
照山 紅葉てるやまもみじメガネ男子。結構不愛想。
古里 ふるさとれん  女子高に通っている。サラサラのロングヘア。
笹葉 さら(ささばさら)  秋と同じクラスで、仲がいい。ツインテール。
実はキャラの名前には共通点があります。わかりやすいですが・・・。

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Re: 桜とともに〜31〜 ( No.63 )
日時: 2015/12/13 13:45
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: V3xQLAnQ)

「ちょっと!あなた、いきなりどういうことよ?!」
「す…すいません。でも、私、スポーツがやりたくなって。」
「だからって、学期途中の退部は認められないわ!」

なぜ、いま私が怒られているのか。
それは、私がいきなり退部届けを出したことによる。
そう、私は美術部をやめることにしたのだった。
だが当然、中途半端な時期なので容易に受け入れてもらえない。
でも……私は、もう、やめる。

運動部に入りそうだ、なんて言われていたのにこの部に入った理由。
そう、もみじだ。
絵がうまかったもみじの面影を求めていただけだったんだな、なんて気付くのはすごく遅かった。
バカだ、私。
でも、もうもみじのことは、思い出にしまっておくんだ。
あの日、そう決めた。

なかなか顧問の了承が得られずに、時間がすぎていく。
そして……あいつが現れた。

Re: 桜とともに【感謝!】 ( No.64 )
日時: 2015/12/04 18:19
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: Mx34GQYU)


なんと!参照が1000を超えました☆
もう、びっくりですよ(^^)皆さんありがとうございます(^▽^)/
では、恒例の番外編やらせていただきます♪(←本編進まん…)

秋 「さら…助けてよおー。全然退部できないのー」
さら「あははは。まあ、しょうがないよ。急過ぎるもんね。」
秋 「まーね。でも、受賞経験もないんだから、そんなにしぶとく粘らなくて
   もいいんじゃないかな…」
さら「うーん、まあ、確かに。」
秋 「ちょっ!そんなに肯定しないでよっ、落ち込むよっ!」
さら「でも、すぐに立ち直るでしょ(ニコッ)」
秋 「さら…その笑顔怖い…Sに目覚めたとか?」
さら「それはないから。私なりの励ましだよ☆」
秋 「…ありがとう……」


なんか、面白くもなんともなくなっちゃいました(笑)
なんかすいません。
ではまた。

Re: 桜とともに〜32〜 ( No.65 )
日時: 2015/12/13 13:45
名前: トイプードルマロン ◆GpUAaOdKuo (ID: V3xQLAnQ)

「あっ…!」
「ん?どうしたの…?」
「いいから早くっ!こっち!」

はあ。
不自然だったよなあ、今の。
しばらくきょとんとしていたさらは、私の顔を見て納得した顔をした。
「あ〜。立花か。まだ避けてるの?」
「う、うん。だって、あのルックスだもん。女子の恨み買いたくないし」

私がだいぶ前に振った立花は、いまだに普通に話しかけてくるのだった。
しかし、彼の告白の噂はすごい勢いで広まり、「なんで振ったの?」なんて
野次馬が聞いてきたりするのだ。もちろん女子が。


「もーやだよー。女子の嫉妬怖い…。」
「いやあ…でも、私も振った理由は気になるよ。文句の付け所ないじゃん?」
「やだよあんなドS!」
「誰がドSだって?」
「…さら、何してんの?マネにしては似すぎ。」
「…いや、私じゃないよ…?」
「へっ?!」

Re: 桜とともに〜33〜 ( No.66 )
日時: 2015/12/13 13:46
名前: トイプードルマロン (ID: V3xQLAnQ)

「立花っ?!なんでっ!」
「そんなに嫌な顔しなくてもいいじゃん?」
爽やかに笑ってるけど……。
「なんなの?」

「…あのさ。美術部やめるって聞いたんだけど。」
「なんで知ってんの…?まあ、いいや、やめるつもりだけど。まだ受け入れて
 もらえてなくて…」
「なんでやめんの?」
「あんたには関係ないじゃん。」

かなり冷たく反応したのに、平気な顔をしているので、少し意外だった。
Sだと思っていたんだけどな…。
そう考え込んでいると、再び立花は話しかけてきた。
「今日の放課後、美術室に来て。」
「は?今日部活無いし。」
「だからだよ。」
「なっ…!いくわけないじゃん?」
「来るまで待ってる。」
「ちょっと!」

「言うだけ行ってなんなのよ、もう!」
そう怒った私の横では、さらが死にそうな顔をしていた。

Re: 桜とともに〜34〜 ( No.67 )
日時: 2015/12/13 13:46
名前: トイプードルマロン (ID: V3xQLAnQ)

「あれ…。開いてる。」
立花が言っていた美術室に来たが、扉が開いていた。
あいつ、もういるのか?っていうか、どうやって美術室空けてもらった
んだろう?

中に入ると立花がいた。絵を描いているようだった。
「ああ、来てくれたんだ。」
「来たよ。で、本題は何?」
「うん…。話を聞いてほしいんだ。俺、なんで君のこと好きになったのか、
 話してないじゃん?聞いてくれる?」
そう話す彼の口調はいつもと違いとても素直で、私も素直に返事をした。
「分かった。」

「俺さ、中学生になって、ここに引っ越してきたんだよ。」
「知ってる。」
「でも、実は昔、ここにいたことがあるんだ。」
「え。そうなの?」
「ああ。」

そういうと、さっき描いていた絵をこちらに向けてきた。
「…!」
絵には、きれいで美しい桜が描かれていた。


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