コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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婚約者候補とシェアハウス!?
日時: 2017/06/05 12:43
名前: ユイ (ID: QUK6VU.N)

いきなり現れた素敵な婚約者〜♪…とか、

イケメンたちと同居生活〜♪とか。

漫画とか小説とか乙女ゲームとかでよくありがちな設定。

現実的に考えて絶対ありえない!って、思ってた私が。


婚約者候補たちとシェアハウスって、どういうことですか!?



☆逆ハーレム、乙女ゲームっぽいジャンルに入るので、苦手な方はご遠慮ください☆


☆ちなみに名前をユイから豆猫に変更しました☆

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Re: ムチャクチャな母。 ( No.3 )
日時: 2015/07/17 19:27
名前: ユイ (ID: 4mrTcNGz)

車に揺られること、約1時間。

目的地に到着したらしい、が…

「お、大きい…」

目の前に堂々と立ちはだかる…

「お城?」

…みたいに豪華な家。

「こ、ここに住むの、私?」

場違い感がハンパないんですけど。なんか黒ずくめのボディーガード的な人達が出てきて門前払いくらっちゃいそうなくらいの勢いなんですけど!?

「じゃ、花音。お母さんそろそろ帰るから。婚約者候補の皆さんと元気に仲良く過ごしてね。」


さっきまでタクシーの助手席で爆睡してたお母さんが、無情にもそう告げる。

「えっ、何それ酷くない!?可愛い一人娘を見捨てる気!?」

この理解不能な状況の中、一人で見知らぬ家に入るとか私そんな度胸ないんですけど!?

「いやあねぇ、見捨てるだなんて。もうすぐ飛行機の時間だから行かなきゃなのよ。」

「ひこ…ってはぁぁぁっ!?何それどういうこと!?」

「あら、言ってなかったかしら?」

「何が!?それらしき話これっぽっちも聞いてないよ!?」

「えっとねぇ、お母さんたち、花音がここに住んでる間…つまり1年間、フランスに住むのよ。」

「フ、フランス!?なんで!?」

「う〜ん、気分転換かしら?ちなみにとりあえず住んでた家は売っちゃったから。」

「そ、そんな…」

つまり、私はここ以外行く当てがないってことになる。
その{婚約者候補}たちと1年間しっかり同居しなきゃいけないってこと!?

(…もう嫌だ、うちのメチャクチャな両親。)

「はい、これ。部屋で読んでね♪バイバイ!」

そういって、最後に手渡された分厚い冊子のようなもの。…手作り感がハンパない。

それを抱きかかえながら、お母さんを乗せたタクシーが走り去っていくのを呆然と立ちすくみながら見送る私がいた。

Re: おとぎ話のお城の中で ( No.4 )
日時: 2015/07/18 17:38
名前: ユイ (ID: 4mrTcNGz)

「お、お邪魔しま〜す…。」

大きな扉を開くと、それはそれはもう立派な玄関があり、その先には果てしなく続きそうな廊下に無数のドア。

中央にはおとぎ話の舞踏会なんかが行われるお城にありそうならせん階段まであった。

それこそおとぎ話に出てくるお城のようで、日本にこんな場所があるとは…みたいな感じ。好奇心旺盛な私はこの中を探検してみたいという衝動に襲われるが、なんとか踏みとどまる。

「と、とりあえずあがっちゃっていい、よね…?」

これからここが自分の家になるのにこんなのでいいんだろうか。靴を脱いであがることにさえ相当な勇気が必要なんですけど。

「というか、誰もいないのかな?婚約者候補とかいう人たちは…」

見たところ玄関に今私が脱いだサンダル以外の靴は見当たらない。

私はふと手にしていた冊子に目をやる。

『部屋で読んでね♪』

とか言ってたけど…

「私の部屋って、どこ?」

というか案内係的な人とかいるの?一緒に住むとかいう婚約者候補って前からここに住んでるの?それとも私と同じく今日から?その8人ってみんな知り合いなの?どういう基準で選ばれた8人なの?そもそもこの婚約ってなんなの?その8人とうちにどういう繋がりがあるの?

「あ〜、もう!」

疑問点を考え出すときりがない。一瞬にして頭が「?」でいっぱいになる。

(うん、考えてもわかんないし、いったん落ち着こう。)

これでも私は適応力は人より優れている方だし、もうこの際ヤケクソだ。どうにでもなれ!というかどうにかなる!…きっと。

「よしっ。とりあえずどっか荷物置ける場所探そう。」

と、口にした瞬間—…

『ガッシャーン!』

と、廊下の奥から音がした。

「!?」

(え、やっぱり誰かいるの!?まさか不審者とかじゃないよね…)

ボストンバッグを抱えながらそろり、そろりと奥へ進む。

だがそのうち、私は小走りになっていた。

(廊下、長っ!)

見た感じでもだいぶ長そうだったが、実際とてつもない長さだった。そろりそろりの忍び足なんかじゃ、埒(らち)が明かない。

小走りで五分ほど真っ直ぐ進むと、やっと一番奥の扉にたどり着いた。

「ご、5分もかかるって…」

いくらなんでも広すぎる。私は特別方向音痴というわけでもないが、これは絶対迷ってしまうだろうなと思った。

今更ながらも少し慎重に扉を開ける。

「う、うわぁ…」

ここは大広間だろうか。広い広い豪華な一室。天井の中央には大きくて豪華なシャンデリア。端っこのいたるところにもガラス細工のような、控えめなシャンデリアがあった。明らかな高級感が漂うここは、それこそ本当に舞踏会でも行われそうな雰囲気だった。

さすがに興奮を抑えきれない私は、しばらくきょろきょろしていた。そしてしばらくしてからハッと我に返った。

「そうだ、さっきの音は…」

「—…あなたが、山下花音…さん?」

背後から、柔らかい声がした。

Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.5 )
日時: 2015/07/18 20:52
名前: 杏莉 (ID: a1OghZsk)

おもしろすぎですね。
ユイさん、友達になってください
後タメや呼び捨ていいですか?私はいいですけど

Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.6 )
日時: 2015/07/18 18:13
名前: ユイ (ID: 4mrTcNGz)

杏莉さん、コメントありがとうございます!

ぜひ友達になりたいです♪

タメも呼び捨ても大歓迎です☆

杏莉さんの小説調べて少し読ませてもらいましたが、おもしろそうですね!

なんというか…逆ハーレムのジャンルが好きなんでしょうか?(近いジャンルの小説っぽかったので…。)

私なんて発想力も文章力も全然ですけど、これからよろしくお願いします!

次からはタメと呼び捨てでいかせてもらいますね♪

Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.7 )
日時: 2015/07/18 20:01
名前: きらめき (ID: D1V3wC8j)

面白いですね!更新、楽しみにしてます!

杏利も来てたんだ。ビックリ!


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