コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 婚約者候補とシェアハウス!?
- 日時: 2017/06/05 12:43
- 名前: ユイ (ID: QUK6VU.N)
いきなり現れた素敵な婚約者〜♪…とか、
イケメンたちと同居生活〜♪とか。
漫画とか小説とか乙女ゲームとかでよくありがちな設定。
現実的に考えて絶対ありえない!って、思ってた私が。
婚約者候補たちとシェアハウスって、どういうことですか!?
☆逆ハーレム、乙女ゲームっぽいジャンルに入るので、苦手な方はご遠慮ください☆
☆ちなみに名前をユイから豆猫に変更しました☆
- Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.28 )
- 日時: 2016/06/12 20:41
- 名前: まりも (ID: e4eFs5.Z)
おおおおおおおおおおお!更新されてるー!そもそも私このサイトに入るの1年ぶり!やばい男子全員いいよ!?キュン数やばいよ!?ユイがんばれ!
更新待ってるよ!蜜紺の更新も見てきましたっ!
…でも男子の名前あんまり把握してねえ……。
私も短編集そろそろあげよっかなあー
- Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.29 )
- 日時: 2018/07/11 04:13
- 名前: ユイ (ID: gb3QXpQ1)
まりも、おいでませませ〜(*´ω`)
テストあるからあと一週間ちょいは更新しないでおくべきなんだけどね……。
蜜柑のもいい感じだよね!まりものも首を長くして待ってるよ〜。
ちなみに私もキャラ名と年齢設定と一人称をまともに把握しきれてないっていうね。
- Re: 部屋割りは適当に ( No.30 )
- 日時: 2018/07/11 04:14
- 名前: ユイ (ID: gb3QXpQ1)
「じゃあ、早速部屋の割り振りしちゃいましょ。これがこの家の部屋割りよ」
リビングに集まったみんな。日向さんが机に置いた1枚の紙をみんなが覗き込む。
「とりあえず玄関側の部屋から、右から左へ1,2,3,4,5,6,7……って番号を振ってあるから。みんな希望の部屋を言ってちょうだい。部屋の中身はせいぜい窓とドアの位置くらいしか変わらないから」
「はぁ……」
正直どこでもいい。というかもうめんどくさい。そう思ったのは私だけではなかったようで、慰織先輩と瑠衣君は困ったように笑い、要君と赤毛猿はあくび、既にさっさと部屋を決めた賢人君は我関せずな態度。
爽君と星君はぼーっとして、咲良さんは『ふむ』と紙を見つめたままでいる。
そんなみんなの様子を見た日向さんは、「じゃあこうしましょ」と話し出した。
「特に希望がないんなら、賢人君が既に使ってる1以外の部屋を今日来た人順で割り振る。だから慰織君が2、要君が3、瑠衣君が4、崚馬君が5、爽君が6、星君が7、咲良君が8。それでいい?」
「「「「はい」」」」
「うん」
「ああ」
「もちろんじゃ」
それぞれの声が重なる。みんな頷いているからこれで決定……でも待って。
「あの、日向さんと私は……?」
9と10?首をかしげる私に、日向さんは不思議そうに目を瞬かせた。
「あら?美樹さんから聞いてない?」
「聞いてない聞いてない、あの人からは何一つ聞いてないです」
美樹さんというのはお母さんのこと。というか、ホントに何も教えてくれてないな。今頃もう飛行機の中なんだろうか。
こんな私から見ても能天気な、お母さんのあの腹立たしい笑顔を思い浮かべて遠い目になる私に、日向さんは納得したように笑った。
「まぁ、美樹さんだものね。貴女は階段を上がった上の階。2階の一番手前の、花音ちゃん用の部屋よ」
「私用の部屋……?」
「えぇ。家具も壁紙も電気も、置いてある服も完全に女の子モノの部屋よ。美樹さんがせっせと用意してたの」
「へぇ……。じゃあ日向さんは?」
「アタシは普通に9の部屋かしらね。管理室は別にあるし」
「管理室?」
「防犯カメラのモニターとか、インターホンとかの画面と、部屋中の電気システムの管理みたいなのを行う部屋よ。といってもほとんど使う機会はないけどね」
「す、すごい……」
流石は王城並みの大豪邸、そんなものまであるのか。
「それじゃあ、みんなとりあえず部屋で荷物まとめてらっしゃい。後でまた洗面所とかトイレとか、みんなで使う部屋を一通り案内するわ」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
見事に揃うみんなの返事。なんだかそれがすごく嬉しく感じられる。
一人っ子だったからかな。
賑やかな“家”って、いいな。
緩んだ口元はそのままに、鞄を持って部屋へ向かった。
- Re: 確信犯?天然男子のおでコッツン ( No.31 )
- 日時: 2018/07/11 04:21
- 名前: ユイ (ID: gb3QXpQ1)
ガチャリと、真っ白な扉を開く。するとそこには、
「う、わぁ……」
一言でいうと、お姫様の部屋が広がっていた。
白、ピンク、レース……。俗にいうお姫様ベッド、メルヘンチックな白いクローゼット、大きな鏡の付いた化粧台、そこに所狭しと並べられたコスメたち。
メルヘン!ファンシー!キュート!
……という単語が踊ってそうな部屋だ、うん。
クローゼットの中には、やたらもこもこしてたりひらひらしてたりする乙女チックな服がずらり。そしてスカート率の高さ。
「……私の部屋のはずなのに、場違い感がハンパじゃない」
何なら廊下がお似合いだよね。傍から見たら私痛々しいよね、かなり。どんだけ乙女趣味かっつー話だ。
とりあえず鞄の中身を片付けようと、ファスナーを開ける。すると。
コンコン
「花音ちゃん、いる?」
遠慮がちなノック音と声が、ドアの向こうから降ってくる。慰織先輩の声だ。
「はい。なんですか?」
「ちょっと渡したいものがあって、開けてもいい?」
「どうぞ」
カチャッと開いたドアの隙間から、慰織先輩が顔をのぞかせる。
慰織先輩のその目が、私の部屋をサッと見渡す。そしてすぐにその顔には優しい笑顔が浮かべられた。
「すごいね、お姫様の部屋みたい」
「ははは、今私もそう思ってたところです。お姫様の部屋に侵入した庶民感がすごいですよね……」
「そんなことない、花音ちゃんによく似合ってるよ。この部屋」
「……本気で言ってるなら眼科に行った方がいいと思いますよ」
慰織先輩の目には私がどう映ってるんだろうか。全然違う人に見えてたりするんじゃないか。
慰織先輩は真面目なトーンで甘いセリフを吐くから要注意だ……。
顔が赤くなってる気がして、恥ずかしまぎれに目を逸らす。
「えっと、渡したいものってなんですか?」
うん、我ながらナイス話題転換。
慰織先輩は『ああ』と思い出したように呟いて、右腕を私の方へ差し出した。
「これ、リビングに置きっぱなしになってたんだけど、たぶん花音ちゃんのだよね?」
その手にあったのは、分厚い冊子。……説明もないままにお母さんから渡された、手作り感満載の、あの冊子。
「あ、はい!完全に忘れてました……。ありがとうございます」
そういや最初、手渡されたのを持ったままリビングまで行ったんだったな〜。
来た時のことを思い出しながら、両手で受け取る。
……と、その重みで手を滑らして、冊子を落としかける。慌てて前かがみになってそれを掴むと、今度はバランスを崩して体ごと前に倒れてしまった。
「ぅわっ」
「!」
こういう時咄嗟に零す声が可愛くないな自分。『きゃっ』とか言えたらちょっとは女子っぽいのに。
ドサッと前に倒れこむと、当然慰織先輩も巻き込んでしまうわけで。私は慰織先輩を下敷きにする形で倒れてしまっていた。
しかも、倒れこむ拍子に半分しか開いていなかったドアに足をぶつけてしまったせいで、その部分がじんじん痛む。
「いったぁ……」
「っ花音ちゃん、大丈夫!?」
「あっ、いや、ちょっと足ぶつけただけな、んで……」
声が小さくなって、消える。長いまつげに縁取られた慰織先輩の目と、私の目が、至近距離で交錯したから。
あと数センチで触れ合ってしまいそうな距離感の2つの顔。すでに触れ合ってる身体。それを意識した瞬間、体の芯が、火が付いたように熱くなる。
その熱は、あっという間に私の顔や首、体全体に行き渡った。
「っご、ごめんなさい……!」
慌てて飛び退くと、慰織先輩もスッと体を起こす。視線を感じて、余計に身体を帯びる熱の温度が上がる。私は思い切り顔を手で覆って俯いた。
「花音ちゃん、どうしたの?ほんとに大丈夫?」
「っや、そのっ」
心配そうに尋ねて顔を覗き込んで来ようとする慰織先輩に、慌ててさらに顔を横に逸らす。
今なんなら過去最高レベルで顔が赤い自信があるくらいに顔が熱いのに、こんな顔をまともに見られたら本気で死ねる……!
なんか勝手に転んで勝手に慰織先輩下敷きにした上に勝手に意識して赤くなるとか恥ずかしすぎる!!
どこの自意識過剰女だよ!!慰織先輩は私のことなんて倒れこんできたかかし程度にしか思ってないわ自分!!!勝手に意識すんな気持ち悪い!!!うわあああああああああああああああ……!
頭が大爆発を起こして、ぷしゅーっと何かが抜けていくような感覚に見舞われる。それでもなお顔を見ようと手を掴んでくる慰織先輩の天然っぷりに、今回ばかりは腹が立つ。なんでそこまで顔を見ようとするかな……!
ぐいぐいと加えられた力は予想以上に強く、いとも簡単に顔を覆っていた手は剥がされてしまう。
「……っ///」
「花音ちゃん?」
露わになった真っ赤な顔のまま慰織先輩に見つめられて、生理的な涙すらこみあげてくる。目頭が熱い。恥ずかしい……!
そんな私の顔をしっかり見た慰織先輩は、驚いたように目を見開く。その動作に込められた“驚き”が、『何コイツ赤くなってんの?妄想体質女?』という方向性のものであるような気がしてならない。
すると、頬にふとひんやりとした感覚……慰織先輩の、大きな手が触れた。
「!?」
そのまま慰織先輩の綺麗な顔がゆっくり近づいて……。
「えぇっあのその慰織先輩、ちょっ待っ……!!」
思わず反射的に目を瞑ると。
コツン。
おでこに当たったその感覚に、恐る恐る目を開ける。
私のおでこに慰織先輩のおでこが触れた、その体勢のまま。
「……熱、あるかな?」
「……!」
上目づかいで小首をかしげる慰織先輩。私はバッと後ろへ後ずさって首をぶんぶんと横に振る。
「いえいえいえいえいえいえぜんっぜん大丈夫です私今までろくに熱出したことないですし……!」
「そう?熱かったけど……」
「大丈夫です!!」
「そっか、ならよかった」
ふんわりと微笑んだ慰織先輩は立ち上がって私に手を差し出す。
「ほら、立って。スカートしわになっちゃうよ」
「っ、はい……」
何とか気持ちを落ち着けてその手を取る。グイッと引っ張ってもらって地べたから立ち上がった。
「あ、ありがとうございます」
「うん。あ、もうそろそろ一ノ瀬さんがいろいろ案内してくれるみたいだから、ちょっとしたら下りてきてね」
「はい、わかりました」
じゃあこれで……と、一目散に部屋に逃げ込もうとしたとき、『あと、』と後ろから声をかけられる。振り向くよりも先に言葉が続いて、
「そんな可愛い顔のまま下りてきたら危ないから、気をつけてね」
「〜〜〜っ!?」
私の中でおさまりかけていた熱が再度暴れだす。振り向いた時には、慰織先輩の階段を下りていく後姿しか見えなかった。
か、可愛い顔、あぶな……!?
頭の中で繰り返されるその言葉。私はせっかく立ち上がったのに、再びその場にへなへなと座り込んだ。
「か、確信犯……!?」
確信犯の疑いありな天然慰織先輩、思った以上に危険です……。
- Re: 名前変更と一時休載のお知らせ、です。 ( No.32 )
- 日時: 2018/07/11 04:22
- 名前: 豆猫 (ID: gb3QXpQ1)
名前を“ユイ”から“豆猫”に変更しました。もうちょっと印象的な名前にしたいなと思いまして……。
あとですね、恐ろしいことにテスト一週間前に突入しておりますゆえ、とりあえずテストが終わるまで、最短でも一週間ほど更新できなくなります。
どうかテスト明けの更新もよろしくお願いします。
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