コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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婚約者候補とシェアハウス!?
日時: 2017/06/05 12:43
名前: ユイ (ID: QUK6VU.N)

いきなり現れた素敵な婚約者〜♪…とか、

イケメンたちと同居生活〜♪とか。

漫画とか小説とか乙女ゲームとかでよくありがちな設定。

現実的に考えて絶対ありえない!って、思ってた私が。


婚約者候補たちとシェアハウスって、どういうことですか!?



☆逆ハーレム、乙女ゲームっぽいジャンルに入るので、苦手な方はご遠慮ください☆


☆ちなみに名前をユイから豆猫に変更しました☆

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Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.23 )
日時: 2016/06/08 21:03
名前: 蜜柑 (ID: SUkZz.Kh)

コ、コウシンされてる…!!いや知ってたけど                                                      続き楽しみすぎる!

更新頑張ってね!

Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.24 )
日時: 2016/06/09 00:15
名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

はじめまして!!
いろはうたと申します。
以後お見知りおきをm(ーー)m


私は、賢人君に心臓を撃ち抜かれました。
その間、わずか五秒。

なにあれ。
なにあれ!?
とてつもない速度と威力で、心臓をズキューンバキューンと……
何があったか理解できないレベルでした……
素敵すぎます……

ぜひぜひヒロインである花音ちゃんと絡ませまくってほしいです!!



更新がんばってください!!

Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.25 )
日時: 2016/06/12 07:53
名前: ユイ (ID: klNaObGQ)

いろはうたさん、コメントありがとうございます。嬉しいです!

頑張って更新するので今後もよろしくお願いします!

Re: 婚約者候補 残りの3人、+α ( No.26 )
日時: 2018/07/11 04:15
名前: ユイ (ID: gb3QXpQ1)

「あ、他の人、来たのかな」

賢人君を合わせて揃った婚約者候補は五人。私も含めて今までに誰一人としてチャイムを鳴らした人がいないってどうなんだろう……。

「僕ドア開けるね」

一番先頭に立っていた慰織先輩がサッとドアを開ける。

チャイムが鳴ってるのにモニターとかで確認してから開けなくてもいいんだろうか。
思いっきりドアの真横に設置されてるのに、モニター付きのインターホン。

入ってきたとき鍵を閉めなかった瑠衣君もだけど、慰織先輩も案外危機感無いな。もし豪邸を狙ってきた泥棒とかだったらどうするつもりなんだろう……イヤ泥棒ならわざわざチャイムなんて鳴らさないか。

「あら、もうずいぶんそろってるみたいね。あなたたちで最後なんじゃない?」

慰織先輩の向こうからそんな声が聞こえてきた。姿はよく見えないけど、何人かいるらしい。

というか、今の声……。

「……女の人、じゃ、ないよね?」

「……違うと、思います、けど……」

隣の瑠衣君も私と同じように戸惑っているようで少し安心した。私の耳がおかしいわけじゃないよね。

今の声、口調は女の人みたいなのに声が完全に男の人のものだった。
ということは……。

「もしかして、ソッチ系の人ってこと?」

「……かも、しれないですね……」

いや、おかしくない?婚約者候補とか言ってる人がソッチ系の人なら私確実にダメじゃん!

同じようなことを考えてるらしい瑠衣君と一緒に“?”を頭に浮かべていると、何やら軽く会話を交わしていたらしい慰織先輩が下がって、広い玄関に何人かの人たちが入ってきた。

髪色が、茶色、金色、金色、黒色……。

あ、黒色の人いた。というか金色二人もいるのか。ってあれ、四人……?
だめだ、なんかもう意味わかんない。

一人で勝手に混乱する私をよそに、玄関に入ってきた四人は自己紹介を始めた。

「はじめまして、桐谷爽キリタニソウです。山下さんの婚約者候補としてここに来ました」

「はじめまして、桐谷星キリタニセイです。同じく山下さんの婚約者候補としてここに来ました」

同じような少し高めの声が続く。

「!?」

「は!?」

「え」

他のメンバーがそれぞれ短い声を発する。どの声も驚いているのが伝わってくる声だった。

私もぼーっとして半分くらいに閉じかけていた眼を見開いて金髪の二人を凝視する。

金髪に青い瞳の美少年が二人。瑠衣君と同じような身長で、二人ともそっくり……。

「き、金髪碧眼の、双子……!?」

「「はい」」

綺麗な声が重なる。うわすごい、ホンモノでこんなの初めて見た……!

興奮を隠しきれない私は、そのまま金髪碧眼の双子君を見つめ続ける。

「僕らの母はヨーロッパ人なんです。ちなみに僕らは一卵性の双子で、僕が兄です」

すると、爽君と名乗って方の彼が詳しく説明してくれた。

この流れでいくとまぁ当然ながらに、この二人も超のつく美少年だ。何か今日一日で私の中の美少年の希少価値……レア度が一気に下がった気がする。

長いまつげに少し日本人離れした、整った目鼻立ち。見た目としてはどちらかというと可愛い系で、瑠衣君と似たような感じだけど、無表情で落ち着いたその雰囲気は瑠衣君とは全く異なるものだ。

そして何より、爽君と星君がそっくりすぎて見分けがつかない。双子なんてリアルで見るの初めてだけど、こんなに似てるものなのか。服装もお揃いなだけに、ずっと見てたら混乱してきそうだな。

そう思って爽君と星君から右隣に目線を移すと、黒髪の彼とがっつり目が合った。はい、もちろん美少年。

……改めて考えると、この空間は完全に2.5次元状態と化している気がしてならない。イヤ実際そうだろう。

すると、目が合ったままだった黒髪の彼が口角を上げてフッと笑った。その微笑みは何というか……大人の色気を醸し出している。

「はじめまして、お嬢さん。我輩は卯月咲良ウヅキサクラじゃ。これからよろしく頼むのう」

見た目通りの低くて綺麗な声。でもその変わった喋り方に、

「わ、我輩??」

「?」

[じゃ?」

「のう……」

また他のメンバーは口々に声を発する。今度は驚きというよりも疑問というような声音だった。

私もその特徴的すぎる喋り方にツッコミたいところだけど、お嬢さんと呼ばれたのは私だということはわかったから、『よろしくお願いします』と無難に返した。

今これ以上掘り下げていったら間違いなく頭が爆発すると思ったからだ。もうすでにだいぶキャパオーバーしてるし。

「で、あの、あなたは……?」

慰織先輩が遠慮がちに零した問いかけ。それを向けられたのは、

「あぁ、アタシ?」

咲良さんの隣に並ぶ、おそらくおネエの、男性……?

ちょっと長めの明るい茶髪を後ろでサイドアップにしたイケメンさん。スーツのズボンにシャツを着ていて、どう見ても完全に大人だ。慰織先輩よりも大分年上なのは間違いないだろう。

「アタシは一ノ瀬日向イチノセヒナタ、この家の大家……というよりは管理人ね。未成年のあなたたちの保護者役と管理係も兼ねて、一緒に住まわせてもらうわ。ヨロシクね」

「あぁ……。えっと、よろしくおねがいします、管理人さん」

「フフ、日向でいいわよ。これから一つ屋根の下で暮らしていく者同士、仲良くしましょうね」

「はい、日向さん」

言われて通りに名前で呼ぶと、優しく微笑む日向さん。その姿だけでは、とてもおネエには見えない。

「あの……日向さん、一ついいですか?」

「ん?なあに?」

おずおず、というよりも恐る恐るという風に日向さんに向かって声をかけた瑠衣君。

「日向さんの恋愛対象は、その……男の人、なんですか……?」

「「「………」」」

ピシッと、空気が割れる音が確かに聞こえた。そのあまりにも的をついた質問に、この場にいる男性陣……要するに私以外のみんなが分かりやすく動揺している。

瑠衣君のストレートな質問に対してか、はたまたみんなのあからさますぎるリアクションに対してなのか、クスクスとおかしそうに笑う日向さん。
ここにいる全員が彼の返事を固唾を呑んで待つ中、余裕気な笑みを絶やさないままに日向さんは言った。

「えぇ、基本的に今まで男以外と恋愛関係を持ったことも、男以外に対して恋愛感情を抱いたこともないわね」

「「「!」」」

さっきので空気がピシッと割れたとするなら、今のでガッシャーンと粉々になったとでも言うべきなのか……。という具合に青ざめるみんな。瑠衣君に至ってはカタカタと震えている。

……かわいいけど。涙目になってきてるあたりも含めて小動物感が一層増しててすごく愛らしいけど。

他のみんなも結構引いてる……というよりも、自分がその対象になり得る可能性に怯えているようだ。

すると、「まぁ、」と日向さんが言葉を続ける。

「年下のガキんちょには興味ないから、安心していいわよ」

その一言に、揃って『ホッ』と安堵の息をつくみんな。どうやら粉々になった空気は無事修復の方向へ向かっているようだ。よかったよかった。

日向さんは、そんな心情がダダ漏れなみんなのリアクションを楽しんでいるように見えるのに、不思議と腹が立たないのは、やっぱり日向さんが大人で落ち着いてるからなのか。

きっと同じようなことを赤毛猿がやったらムカつくに違いな……いやその前に気持ち悪いか。

私以外のみんなは安堵感で怒りも何も感じてないみたいだし。

「……じゃあ、これで全員そろったわけだし、僕たちも簡単に自己紹介させてもらおうか。賢人君呼んでくるよ」

気を取り直したように場を取り持ってくれる慰織先輩。賢人君の入っていった部屋のドアをノックしてから開けて一声かけた慰織先輩はすぐに、中から出てきた賢人君と一緒に戻ってきた。

「えっと、僕から。春坂慰織、高3です。よろしくお願いします」

「俺は栗栖要、高2。よろしく♪」

「僕は、速水瑠衣、です。高校2年生です。よろしくお願いします」

「俺は狩野崚馬、高2だ。舐めた真似したら吹っ飛ばすからそこんとこよろしく」

「……佐々木賢人、高3」

「私は山下花音です、皆さん、よろしくお願いします!」

勢いよく頭を下げる。最初はすごく不安だったはずなのに、今はすごくワクワクしてる。なんだかすごく充実した暮らしができそうだなと、自然と笑みがこぼれる。

下げていた頭を上げると、視界に入るのは8人の男子たちと、1人の男の人。これから始まる新しい生活を思い描きながら、私はさらに顔の笑みを深めた。



Re: 婚約者候補とシェアハウス!? ( No.27 )
日時: 2018/07/11 04:10
名前: ユイ (ID: gb3QXpQ1)

順番に全員登場させるのがめんどくさくなりました、スミマセンorz


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