コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Youthは輝いている。
- 日時: 2016/06/28 19:07
- 名前: ラニ (ID: vfLh5g7F)
キミと一緒にいるだけで楽しくて幸せで
キミといると心と体がポカポカして
僕は
青春の真っ只中でキミに恋している。
私は
初めまして!ラニと申します!
初投稿です。
なので、温かく見守ってもらえると嬉しいです。
それと主に、恋愛・青春ものを書いています。苦手という方も、そうではない方も少しでも読んでくだされば嬉しい限りです!
これからよろしくお願いします!!m(._.)m
**登場人物**
ー女子♪ー
紫門 亜萌(さいもん あも)
花木 小夜(はなき さよ)
鳥井 優雨(とりい ゆう)
ー男子☆ー
羽澤 カイ(はねさわ かい)
島田 春兎(しまだ はると)
爽河 真 (そうが しん)
- Re: Youthは輝いている。 ( No.12 )
- 日時: 2016/05/20 12:19
- 名前: ラニ (ID: 7jcCv.R/)
ー告白。その後ー
春兎を亜萌達からさらってきて真はある一つの公園のブランコに春兎を座らせ、また自分もその隣に座った。
「どうしたんだよ」
春兎が真に問う。
掴まれた襟を正しく直して真の応えを待つ。
「飴食べる?」
「食べる」
器用に投げられた飴をキャッチし口に放り込む。
「……俺さ…しちゃった」
「キス?」
「ちげーよ!!…告白」
口の中に入っていた飴がポトリっと下に落ちた。
「え…誰に」
「誰に」それは分かっていたことだった。
だが、聞いてしまうのは仕方ない。どこからどう見てもチャラ男にしか見えない真が告白をした。
女子は言わずとも寄ってくるような男が告白をした。その真実がありえなかったからだったからだった。
「優雨だよ。俺の好きな人は。…だけど冗談だよって言っちゃって。この通りほっぺた叩かれた」
叩かれたほっぺたを自分で指差して言う。
「そりゃーそーだろ!」
真のほっぺたに向かってデコピンならぬ、ホホピンをした。
「地味にいてーよ」
「…鳥井は何て言ってたんだよ」
「バカって連呼された」
苦笑い。どちらかというと愛想笑いかもしれない。そんな感じ。
「そりゃー…そーだろ」
大変だっただろうな、真も優雨も。二人はきっと。絶対に。
「…怖い!優雨の…優雨の返事を聞くのが…もう声聞けないよ。……俺は優雨に告白しちゃダメなのか…?」
「真…」
神様はずるい僕達の未来も前世も来世も全部わかるんだから。その中で恋は1番ずるい。こんなにも苦しくなる。悲しくなる。その人の事を考えるだけで心がキュッてなる。
なのに、神様だけが誰が誰と結ばれるか分かる。その事が俺にもあったら真に「大丈夫」って言ってあげられるのに。
ひどいなあー、神様。
「真」
「なに?」
春兎より前にいた真が後ろを振り返る。
「言わなきゃダメだよ!」
「春兎」
突然。というよりストレートな言い方だった。
「言わなきゃわからない事もあるし、言ったらわかる事もあるんだよ!」
春兎は一生懸命だ。時々、何言ってるのかまるっきり分からない時があるけど今回はそのままの事を言われて、まるでお腹をくすぐられているように感じられた。
「春兎…ありがと。俺言ってみるわ」
あっそれと、というように後ろを向いた。
「春兎も、亜萌に言えよ」
「な、よけーなお世話だ!」
真はいつも通り笑っていた。
- Re: Youthは輝いている。 ( No.13 )
- 日時: 2016/05/20 13:18
- 名前: いろはうた (ID: FEOD1KUJ)
はじめまして!
いろはうたと申します!
どうぞお見知りおきをm(ーー)m
よくお見かけする小説だなぁと思い
何気なくクリックさせていただきました。
やっぱり更新速度って大事ですよね。。。。。。
そしてそして読ませていただきましたが、、、、
甘酸っぱい!!
題名を見てある程度は覚悟していましたが、
なんという甘酸っぱさ!!
ばばくさいことしか言ってないけど、いろはうた、一応学生です。。。。。
でも、とてもとても青春してて、もう本当にうらやましい。。。。。。
私の青春はどこへ消えたのやら。。。。。。
更新頑張ってください!
- Re: Youthは輝いている。 ( No.14 )
- 日時: 2016/05/21 20:02
- 名前: ラニ (ID: 7jcCv.R/)
いろはうたさん
コメントありがとうございます!(◎_◎;)
私も学生ですよ!
恋とかどうとか色々と書かせていただいてますけど、学…生?です!
?とかつけてしまってすみません。
学生です。
コメント見せていただいた時、思わず泣き出しそうだったのと同時に嬉しみのあまり気絶してしまいそうでした
本当にありがとうございます!!
私もいろはうたさんの作品は読ませていただいてます!
後日、コメントが出来たらなと思っていますのでその時は、どうぞよろしくお願いします!
- Re: Youthは輝いている。 ( No.15 )
- 日時: 2016/05/31 22:00
- 名前: ラニ (ID: 7jcCv.R/)
ドモです!
テストが終わったのでひっっっさっしぶりに書いてみたいと思います。
ー仲直りー
「お、おはよう…カイ」
「お、オス!…亜萌」
体が硬くなる。まるで体が石になったみたい。
「おはよー、お二人さん」
亜萌の後ろから不機嫌そうな春兎の声が聞こえてきた。
「あ…春兎」
「…」
春兎とカイの間にいる亜萌の背中がなぜかピリピリする。
「行こう。亜萌」
そう言ったのはカイだった。いつもは穏やかなのに無愛想な声。こんなカイを見たのは亜萌は初めてだった。
「待って!」
早足で歩く、前にいるカイの袖を掴み、そう言った。
「私…私このままじゃ嫌だよ!?だってもう…みんなと一緒にいられる時間が少ないのに…。仲直りしよう!」
春兎とカイの袖を引きながら言った。春兎の手とカイの手が当たるが、一向に二人は仲直りしようとしない。春兎はそっぽを向いている。
「〜〜っもう!二人がしないなら私がするから!!」
二人の袖を引っ張っていた亜萌の手とカイの手、亜萌の手と春兎の手で一直線に並んだ。一列に繋いでいる。幼稚園の時以来にした。
「はい!仲直りー!」
ギュッと握った。いっぱい思いを込めて。
「春兎あのね、私世界で1番大切にしたい人ができた。その人は私の事を好きかは分からない。でも頑張ってみようと思う!だからだからね!春兎も頑張ってね」
春兎と繋いでいた手を強く握った。亜萌の目も春兎をジッと見つめた。
「私絶対に頑張るからね!好きな人のために頑張るからね!カイ!!」
亜萌はカイの手を強く握った。強く握りすぎて無意識のうちに春兎の方にも力が入ってしまうくらい。
「うん。頑張れ、亜萌なら大丈夫」
カイは笑顔を作って言った。目元は分からない。
亜萌に好きな人が…いる。
- Re: Youthは輝いている。 ( No.16 )
- 日時: 2016/06/15 23:25
- 名前: ラニ (ID: 7jcCv.R/)
ーずっと前から〜告白×嘘…?〜ー
駅の改札口の前、優雨と真は立ち止まっていた。
電車が来た事を知らせるチャイムが鳴る。
「じゃ、行くね」
「優雨!!」
ホームで真の声が響いた。
「何?」
「ずっと前から好きでした、優雨」
後ろにいた真に振り返る。
「…真、冗談?」
何故かそう聞いてしまった。ううん、本当は違う。何故かじゃなくてカイが昨日の英語の授業の時に言っていた「好き」の言葉と同じ冗談だと思っていたからだ。
「違うよ」
見つめてくる。
優雨はその視線から目をそらしてしまった。
嬉しい。私も同じ気持ちだったから。
「…真、私!」
「なんてね」
「!?」
告白をしようとした直後。真の「なんてね」という言葉が入ってきた。
「嘘だよ。冗談冗談!」
真は苦笑いを浮かべていた。
無理矢理笑っていた。
ずっと前から見ていた幼馴染の優雨だから分かった。無理矢理笑っている。
分かるんだよ?真。
伊達に長い間一緒の時間を過ごしてたから分かるんだよ!真!!
「バカじゃないの。本当に!バカじゃないの!!」
バシッ
鈍い音が辺りに響いた。
優雨が真の頬を叩いた音。
立ち込める気持ちと涙が溢れてくる。
「バカ…バカバカバカバカバカ!!」
私も真の事
「優…雨……?」
涙を流す少女の後ろ髪がなびいた。真はそれを見ていることしか出来なかった。
どうして私はこんなにもあの意気地なしの事がスキなんだろう。
スキ……スキだ…スキだ!
…スキなんだよ、真。
「ハァ……ハァ…ハァ」
電車の中。あまり人はいなかった。いつもなら、もっとたくさんの人が。
「えー次は○○駅。○○駅でございます。」
駅員の鼻声な声が聞こえる。
「って…は、はい!?」
反対方向だった。どうりで人があまりいないはずだ。
「ウソー」
その場でへこたれる。
「バッカみたい」
一人の男の子を思い過ぎて自分が乗る電車を間違えるなんて。
「ホント…バカみたい……」
最初の駅で優雨は降りた。
階段を降りて行く時、階段がぼやける。
それは自分の涙のせいだった。
「あ…」
心の中で抑えていた何かが溢れてくる。
私はもう真に告白しちゃダメなの…?