コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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Youthは輝いている。
日時: 2016/06/28 19:07
名前: ラニ (ID: vfLh5g7F)

キミと一緒にいるだけで楽しくて幸せで

キミといると心と体がポカポカして

僕は

青春の真っ只中でキミに恋している。

私は







初めまして!ラニと申します!
初投稿です。
なので、温かく見守ってもらえると嬉しいです。

それと主に、恋愛・青春ものを書いています。苦手という方も、そうではない方も少しでも読んでくだされば嬉しい限りです!

これからよろしくお願いします!!m(._.)m







**登場人物**
ー女子♪ー
紫門 亜萌(さいもん あも)
花木 小夜(はなき さよ)
鳥井 優雨(とりい ゆう)

ー男子☆ー
羽澤 カイ(はねさわ かい)
島田 春兎(しまだ はると)
爽河 真 (そうが しん)

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Re: Youthは輝いている。 ( No.1 )
日時: 2016/04/30 23:28
名前: ラニ (ID: 7jcCv.R/)

秋と冬の中間。そんな時期が訪れた。
そろそろマフラーと手袋出さなきゃな。
空気が澄んだちょっといつもより高い空を見ながらそう思った。
「あれ?今日は、雲の動きが早いなぁ〜」
なぜか、ふっと笑ってしまう。
彼女の名前は、紫門 亜萌(さいもん あも)。湊坂中学校三年生。図書委員をしています。

「おはよ〜」
「あ!」
亜萌に気がついた一人の女の子とそこにいたもう一人の女の子も亜萌に気がついて手を振った。
「おはよー!亜萌!」
「あっおはよー亜萌」
「おはよー小夜!優雨!」
短い髪なのにいつも髪をくくってしているのが、花木 小夜(はなき さよ)。ストレートなさらさらの髪の方が鳥井 優雨(とりい ゆう)。二人は、中学に上がってできた最初の女友達。
「そういえばさ!今日雲が!」
すると、亜萌の頭が後ろからガシッと誰かに掴まれた。
「そうか…お前は雲を見ているうちに俺の事をすっかり忘れてたということか!」
メラメラと後ろで『彼』が燃えてるのを感じ、あははは、と亜萌は笑うしかなかった。
「ごめんって!すっかりどっかり春兎達の事忘れてたんだって!」
だから、もう頭離してよ〜と嘆く亜萌を島田 春兎(しまだ はると)から解放したのは、春兎自身ではなく、春兎と一緒に登校して来た中の一人。羽澤 カイ(はねさわ かい)だった。
「そこは『俺の事』じゃなくて、『俺達の事』だろ?」
国語もっと勉強しとかないとヤバいぞ、と春兎にツッコミをいれる。
春兎は、学ランを着ようとしないカッターシャツ男子。
カイは、メガネで前髪が目のところまである。亜萌は(というかみんなが)まだちゃんと顔は見た事がない。
「おーーい?俺の事忘れんなよー!」
春兎とカイの後ろから来たのが、爽河 真(そうが しん)。
なんていうか、とにかくイケメンで優雨の幼馴染。なぜかいつもポケットの中に飴が入っている不思議クン。
「なぁ〜春兎く〜ん?もしかして亜萌の事好きなんじゃないの〜?」
ニヤつきながら亜萌と春兎を交互に見る。
するとなぜか春兎が顔を赤くさせて
「ち、ちげーし!」
否定する。なんか一瞬だけモヤッとしたけど、すぐにそれは怒りへと変わった。
「春兎〜亜萌の事好きなんだ〜」
小夜がニヤつきながら言ったが、亜萌がそれを止めた。
「小夜!」
何故なら、亜萌は小夜の秘密を知っていたからだ。

小夜は…春兎の事が……

「そういえばさ〜」
小夜の秘密を知っていた優雨が口を開いた。
「亜萌は誰が好きなの?」
そういえば知らないかも、とみんなが顔を見合わせる。
「え、えー…いないよ?恋ってなんか分かんなくなってきたし」
もったいなーい、と小夜が言った。もったいないのかはよく分からないが、と亜萌は苦笑した。
初恋はあるの?、と真が亜萌だけでなくみんなに聞いた。
沈黙がはしる。
「じゃ、じゃあ真は?。初恋は誰なの?」
優雨が真に聞いた。腕を組んで考え込む…というより思い出しているようだったがすぐにニコリとした顔で言った。
「ハハッなんってね☆
俺が本当に本気で好きになった女の子はまだいないんだ。だからまだ初恋はないわけ」
何度か試しに付き合ってみた女子はいるけどね〜、と付け足した。
真が自分のポケットに手を突っ込んで金平糖を取り出して口に放った。
「相変わらずチャラいなぁー」
と春兎が言うがスルーされる。
「俺もその金平糖欲しいな…」
「いいよー。っほい」
と真が金平糖をポケットから取り出しカイに投げた。
「おいおい、スルーするなよ!」
春兎がツッコミをいれる。そのやり取りを見ていた亜萌達がコントかよ!、とまたツッコミをいれつつ笑い出した。


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