コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 月から来た猫
- 日時： 2016/07/10 10:18
- 名前： 瑞樹 （ID: Lnsp.uM2）
ザー...ザー...
上から降ってくる滴が、傷だらけの体に容赦なく打ちつける。
痛い
痛い
倒れて動かなくなった体を必死に動かそうとする度に激痛が走り、もう動かすことすら諦めてしまった。
このまま僕は、死ぬのだろうか。
___ああ、眠たい。
だんだんとまぶたが落ちていき、完全にまぶたが閉じようとした、その時。
ふいに滴が止み、僕は何者かによって優しく包み込まれた。
「かわいそうに」
浮遊感を感じ、抱き上げられたのだと理解する。
「もう、大丈夫だよ」
優しく、どこか切ない声と共に頭を撫でられる感触に、閉じかけたまぶたを必死に持ち上げた。
声の降ってきた方向に目をむけると、心配と慈悲に満ちた目と、目があう。
へにゃり、と安心させようとするかのように笑う、僕を助けた少女に心臓がどきりとし、顔に熱が集まる錯覚に陥った。
＂ありがとう＂と、せめて伝えたくて僕は口を開いた。
「にゃあ」
......そうだ、僕は猫だった。
＊
初めまして、瑞樹と申します。
小説を書くこと自体、滅多にないので文章が拙くなるかもしれません。ていうか、なります。
更新も、とても遅いです。
それでも、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです！
コメント大歓迎です。
これからよろしくお願いしますm(_ _)m
- Re: 月から来た猫 ( No.1 )
- 日時： 2016/05/08 09:47
- 名前： 瑞樹 （ID: mextbE/J）
◆◇登場人物◇◆
＊イル・チェーロ・ディ・ノッテ
主人公。訳ありオス猫。名前が長いのでチェーロと呼ばれていた。
＊花乃 千陽 Hanano Chiharu
チェーロを助けた少女。無類の猫好き。
高校一年生。
＊ウーナ・ステッラ
チェーロの幼馴染。彼女が怒ると怖いとは、周知の事実である。根はとても優しい。
＊イル・ソーレ
チェーロの母親。神様が優しさの配分を間違えて、たっぷり溢れるほどいれちゃってできたような人。その性格から、多くの人に愛されている。
◆◇用語説明◇◆
・フォルトゥーナ王国
月に存在する国々の中で、最も大きな権力を持っている平和な王国。王様ではなく女王が国を治めている。
そして、女王はチェーロの母親である。
・月人 Tsukibito
月に住む人たちの総称。地球人と月人は、元を辿れば祖先は同じである。
なんらかの事象が起きて二つの人種に別れてしまっており、体のつくりが違っている。これは、住む環境が異なり、それぞれがその環境に適応するために進化を重ねた結果である。
地球人は月人の存在を知らない。
・方舟
緊急時に月を脱出する装置。高度な技術を駆使して作られたため、一台しか存在しないとされている。地球人からは宇宙船、またはUFOと呼ばれている。
□■
話が進み、登場人物が増えたり用語が増えたりしたら、ここを更新する予定です。
- Re: 月から来た猫 ( No.2 )
- 日時： 2016/05/03 00:37
- 名前： 桧 譜出子 （ID: c.0m5wa/）
瑞樹さん、こんにちは!!
初めまして、桧譜出子です。
「月から来た猫」、出だしの波の音の表現がとっても気にいって、つい、コメントしてしまいました…
私も、小説経験が浅くて…
新参者の私がこんな事を言うのもあれなのですが、一緒に頑張りましょう!!
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