コメディ・ライト小説(新)

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少女と海猫の少しだけ変わった日常
日時: 2019/04/10 17:41
名前: 空巫女 (ID: z.RkMVmt)

ある郷には、“獣人”という、人化ができる生き物がいる。

このお話は、人間界で暮らす猫の獣人、“海猫”と、海猫と共に暮らす独り暮らしの高校生の少女、“白鳥千影”。
そしてその仲間達が送る、普通の人間の日常とは少しだけ変わった日常。



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こんにちは。はじめましての方ははじめまして。空巫女です

当作の略名は海日です。

各話サブタイトルリスト兼目次 >>24

4/8
あらすじ的な何かを変更しました

4/10
>>6 の#EX1のキャラクター紹介の紅実の部分に、“ツンデレ”という記述がありますが、もう今ツンすらないですね。
設定を変更しようと思って、修正のパスワードを打ち込んでも、間違ってるになって、修正ができないです...
その為、紅実の性格は葵達と接していくうちに、ツンが消えたと脳内補充願います。

#1 であい ( No.1 )
日時: 2019/02/21 17:23
名前: 空巫女 (ID: Kr7lbJGs)

<#1 であい>

私、白鳥しらとり千影ちかげは日本人とアメリカ人のハーフなだけの普通の女子高校生である。

これはある初夏の下校での出来事。
私は親友の古波蔵こはぐら紅実くるみと一緒に道を歩いていた。
「なぁ、千影。あれって猫か?」
紅実が公園の方向を指指す。
その方向には水色の猫らしき生き物が。私達は、猫らしき生き物に近づく。
「猫.....?変異種かしら?」
「変異種でも流石に水色はおかしいだろ」
それもそうか。じゃあ何なんだろう。もしや新種の生き物?
「ねぇ、この子どうする?放置するのも可哀想だし...」
首輪とか着いてないし、色が水色なのもあって、恐らく野良猫だろう。
「飼えば?」
「“飼えば”って簡単に言うわね....里親が見つかるまでならいいけど...」
私はため息を吐き、紅実に提案をする。
「なら決定だな!そいつの里親が見つかるまで、千影が世話をするってことで!私は帰る!」
紅実はそう言うと、逃げる様に走っていった。いや、逃げる様じゃなくて逃げたな、これは。仕方ない。自分で言い出した事だし暫くは飼うか。

紅実が去って数分後。私は猫らしき生き物を抱っこしようとすると、生き物は警戒することなく、素直に抱かれた。私は生き物が暴れないのをいいことに、小走りで家へと向かった。

#2 ねこ ( No.2 )
日時: 2019/02/21 17:59
名前: 空巫女 (ID: Kr7lbJGs)

<#2 ねこ>

私は猫らしき生き物 (面倒なのでこれからは猫と仮に呼ぶことにする)を連れ、家に入る。家といってもペット可のマンションの一部屋で、一人暮らしだが。

家に着いて、着替えてから私が最初にした行動。それは猫の体を洗う事。野良猫だったら、どんな菌を持ってるか解らないからね。

という事で、風呂場に移動し、ぬるま湯を入れた桶に猫を入れる。
「ニャァァ♪」
どうすれば良いのか解らないので、石鹸で軽く洗っていたら、気持ち良さそうな声を出していたからこれで大丈夫かな?

洗った後、猫を乾かしていると時間は18時を過ぎていた。時間も時間なので、夕飯にする。私は適当に即席麺ですませ、猫には魚を。
「ごめんね。生憎キャットフードは無いの。」
私は猫を撫でながら魚を差し出すと、美味しそうに食べていた。

自身の入浴を済ませ、猫が暮らす為の準備をしていたら、時計の針はとっくに23時を過ぎていた。猫なとっくに簡易ベットで寝ているし。明日も学校があるので、それに備えて私もベットで眠りにつく事にした。
「おやすみなさい」

#3 うみねこ ( No.3 )
日時: 2019/02/21 18:57
名前: 空巫女 (ID: r7vnrseg)

<#3 うみねこ>

翌日の朝6時。目覚ましの音で私は目を覚ます。目を擦りながらベットから出ようとすると....床に座る白い服を着た、水色の髪の少女が居た。
「は?」
え?私は寝ぼけてるのかな?頬を叩くも、少女は居た。
「い、違法侵入!!」
私は驚きのあまり後退りをする。そして大声で叫ぶ。何故この言葉が出たのかは私でも解らなかった。
「飼い主、落ち着いてよ!私、昨日貴方に拾ってもらった猫!」
「そんな訳....あ」
寝起きのせいで気がつかなかったが、少女には猫耳と尻尾があった。
「その耳と尻尾、本物?」
「本物!疑うなら触って?」
少女は尻尾が触りやすいように、後ろ向きになる。尻尾がくねくね動く辺り、本物なのだろう。さっき、耳も動いてたし。でも触ってみたかったので、触ることにした。
「何これ...触り心地最高!」
一言で表すとモフモフ。これ程モフモフな物は他に知らない。
「信じてくれた?」
「いや、信じれなくても証拠がある以上、信じるしか無いのよね...」
「はぁ、よかった」
猫の少女は安堵し、溜め息を吐いた。

十数分後。取り合えず着替えて朝食を取る。猫の少女の食べ物は“人間が食べれる物なら何でも良い”と言うことで、トーストにコーンスープ、サラダのメニューにした。
「ねぇ、貴方って名前あるの?色々聞きたい事があるけど、名前が無いと不便だから」
「無いよ。飼い主に決めてほしい」
「その“飼い主”って呼び方禁止。私は白鳥千影。千影って呼んで」
「うぐ....解った...」
少女は少し嫌そうに返事をした。

さて、猫の少女の名前、何にしようか。この子、年は私と同じ位で水色の髪のツインテールで、結構背が高くて可愛い美少女....って、何考えてるのよ私は!今は名前を考えないと!水色....青系なら海?海の猫で...
海猫うみねこって名前はどうかしら?」
「うみねこ?海猫かぁ!気に入ったよ!」
猫の少女こと、海猫は満面の笑みを浮かべ、尻尾と耳を激しく動かすと、「ニャン♪」と喜びの声をあげた。

さて、聞きたい事が色々あるけども...まずは学校、どうしようか。海猫を一人で家に置いていく訳にもいかなければ、学校を休む訳にもいかないし...

#4 じゅうじん ( No.4 )
日時: 2019/02/21 19:31
名前: 空巫女 (ID: .1MHnYLr)

<#4 じゅうじん>

「千影、どうしたの?悩み事?」
「ええ、学校について、どうするべきか迷ってるのよ...」
時が7時を過ぎた頃。私達は朝食を食べ終えた。幸い、家が学校に近いので家を出るのは7時半でも充分だ。
「なら、連いてく。転校生ってことにすれば..」
「軽く言うけどね...転校するにしても戸籍とかないでしょ。あと学校とか知っているのね...」
「問題無いよ。それは私の力で何とかなる。学校とかの知識があるのも私の力だよ。」
何それチート。
「信じて、いいの?」
「もっちろん!私達、人に化ける事のできる動物を“獣人じゅうじん”っていうんだけどね、獣人は生活知識とか元から備わってるし、生活に必要な事は多少強引に用意できるんだ。戸籍なんかも、ね。」
それから、色々獣人について聞いた。自由に人と獣の姿を変えれる事とか、耳とかは消せるとか、猫以外にも犬とかいるとか、クラスは私と同じにするとか。
「って、話してたらもう時間じゃない!海猫、行くわよ!」
私は海猫の手を引っ張り家を出る。
制服や鞄なんかも、獣人の力で用意したから問題無い。


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