コメディ・ライト小説(新)

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色褪せた僕は、
日時: 2022/09/02 22:16
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

初めまして、たまはるです。
執筆活動(?)をする気になったので、記念すべき一作目を書きます。
何か問題があるとすれば、更w新wがw遅wいwこwとでwすw
許してください何でもしますから!(迫真)
それでは本編どうぞ!/(^o^)\

8/28 この度、たまはるからぷれに改名いたしました
9/2 完結いたしました。ありがとうございました!

人物紹介>>1
プロローグ>>2
1話「転校生」>>3-6
2話「言いたくない過去」>>7-8
3話「風邪をひいた男」>>9-12
4話「文化祭(前編)」>>13-15
4話「文化祭(中編)」>>16-19
4話「文化祭(後編)」>>20-22
5話「旧友との再会」>>23-33
6話「クリスマス」>>34-37
7話「晴夏、来日」>>38-42
8話「境界線」>>43-44
最終話「色褪せた僕は、鮮やかな視界を取り戻した」>>45
エピローグ>>46

Re: 色褪せた僕は、 ( No.1 )
日時: 2022/08/12 17:28
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

人物紹介

花山叶望はなやまのぞみ 男 16歳
高1。過去にとあることでトラウマを植え付けられた。身長はそこそこ高い。
性格は暗いが表向きは社交的。

桐野夕姫きりのゆうき 女 16歳
高1。叶望とは幼馴染みで仲は良い。頭は良いが生粋の天然。
性格は明るすぎるがちょっとだけ下ネタが多い。

北見郁きたみかおる 女 21歳
大学生。叶望と夕姫の保護者的ポジションだが、家事は全て叶望任せ。
モデル体型で告白されない日は無い。

Re: 色褪せた僕は、 ( No.2 )
日時: 2022/08/12 19:40
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

プロローグ

『お前なんかこの世界にいちゃいけないんだ!』
『死んじゃえ!』
「ッ...!」
早朝5時前、俺は目を覚ました。酷い夢のような回想、ほんと最悪だ。
俺は鳴らないスマホのアラームを解除し、ベランダに出た。
「......何でこんな夢見ちゃうかなぁ」
吐き捨てるように目の前の水平線に呟いた。潮風に当たると、少しだけ気分が良くなる。そう信じていた。
室内に戻る。誰かが起きている様子はない。テレビを点けて、孤独をまぎらわせる。
今日も平凡でフラットな1日が始まった。

Re: 色褪せた僕は、 ( No.3 )
日時: 2022/08/13 18:06
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

1話 転校生

夏休みが明けて1週間が経ったが、どうにも体がダルい。
「「行ってきまーす」」
俺には玄関から出るのにも一苦労だと言うのに、こいつーー桐野夕姫はハイテンションだ。
「ん?どしたの?のぞみん、まさか夜遅くまでナニしてたのかなぁ~?」
始まった。夕姫は人の事を心配できる良いやつなのだが、平気で朝からセンシティブワードを発してしまうド変態なのだ。
「はぁ...。朝からド下ネタを言えるお前の思考と神経に俺は脱帽しているよ。
...あっ」
なんと言う事だろう、たった今、この生粋の天然と変態を兼ね備えたハイブリッドを黙らせる方法を思い付いた。
「ねぇねぇ、私と良いことシよ?」
すんごい、頭溶けそう...。というかそういうことじゃなくて。と頭を切り替え、俺は彼女の肩を掴む。焦った様子を見せるが、お構い無しに耳元で囁いた。
「そんなにしたいなら、俺だけのもになれ(?)...なーんてな、本気にした?少しはこれでこりてくr...あのーなにその構えはごめんって許しtブベラッ!!!???」
朝の住宅街に鈍い音が響き渡った。



まだまだ1話は続きます。

Re: 色褪せた僕は、 ( No.4 )
日時: 2022/08/13 19:17
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

「痛って~...お腹ぎゅるぎゅる言ってるし...」
そうぼやきながら、一番後ろの窓際の席にカバンを置いた。
すると、クラスメイトの木山迅きやまじんが話しかけてきた。
「おはよう、叶望。」
「おはよう」
「今日、うちのクラスに転校生が来るらしいぞ。何でも女子だ」
だから朝から騒がしいわけだ。というか、なぜ女子を強調したのか小一時間ほど問い詰めたいところだが、まぁいいか。
...え?待って、俺の隣の席空いてね?
「あっふーん」
大体想像ついていたので、別の席へどうぞ。
「はいじゃあ今日は、転校生を紹介するぞ」
夢野夏樹ゆめのなつきです。よろしくお願いします」
「じゃあ夢野の席は...」
高まる心拍数、流れ出る冷や汗。
「花山の隣だ。花山、後で校舎の案内してやってくれ」
「.....ハイ」
燃え尽きたよ、真っ白にな。
「俺、花山叶望。よ、よろしく」
「まぁ、握手してあげないこともないけど?」
.....何この人。

Re: 色褪せた僕は、 ( No.5 )
日時: 2022/08/14 14:18
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

「これで終わるけど、何か質問とかある?」
「別に。」
別にってなんだよ。俺この人苦手だなとか思いながら教室に戻ろうとした。
「そう、じゃあ俺教室戻るから」
「...花山叶望。あんた、中学の頃に問題を起こした生徒でしょ?」
「......何のこと?」
確かに、問題を起こしたかもしれないが最終的な被害者は俺なのに。というか、何で地元から300km以上離れた高校にその情報が回っているのか。
「ネットすごいよね、個人のことまでよく分かる」
「...言っとくけど、俺はその問題とやらとは無関係だよ。同姓同名じゃないのか。」
そう吐き捨てて、教室に戻った。
正直、今中学時代のことを知られるとなると他人に迷惑がかかる。
「ーーで、数曲線が」
「何でこっち見てんの」
「いいじゃん、それに中学の頃のことが本当かどうか知りたいしね」
うるさいなぁ。少しからかってやるか。
「はぁ、夢野さん俺のこと好きなの?」
「なっ...!?ば、バッカじゃないの!?そんなわけないじゃん!!!」
「どうした、うるさいぞ~」
これで少しは懲りてくれたかな。

ーー屋上
うちの学校は全国でも中々少ない屋上の出入りが自由な学校だ。といっても、基本的に俺と夕姫しかいないが。


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