ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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殺し屋・殺愛、此処に見参————。
日時: 2009/12/09 20:03
名前: 雛 ◆r2ORk.p0PA (ID: 6.Riuk1k)

はじめましてー…の方もいれば、知っている方もいらっしゃるかと…。
雛でございますっ。雷という名前も使ってます♪

(この小説は、少しグロが入るかもです)
見てくれた方、コメント下さると嬉しいです!!
(コメしてくれた方の小説は絶対見に行きますよっ)


コメントを下さった方々▽

現名3サマ

・影山の子分3が好き様
・白魔女様
・巫來様

お話▽

登場人物>>1

プロローグ>>2

一話:仕事>>3 >>4 >>5 >>6

二話:鈴橋 愛>>8 

三話:仲間>>13 >>15 >>16 >>18

四話:殺し屋の力>>19 >>22 >>23 >>27


小説鑑定屋・。・。・。・。・柚木様の鑑定結果>>40

+*$*+☆+*++*☆ごゆっくり、お楽しみ下さい☆*++*+☆+*$*+

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Re: 殺し屋・殺愛、此処に見参————。 ( No.18 )
日時: 2009/12/03 15:36
名前: 雛 ◆r2ORk.p0PA (ID: 6.Riuk1k)

「で。俺等を此処に呼んだ理由は?」

急に真剣な目をして、切死は私に、訊いた。

「うん……。今度のターゲットが、大物でさ。皆の力を借りたいんだけど……」

「大物?」

逝姫は、首を傾げながら言った。

「そう。今、人気のタレントさんよ」

「タレント……? うーん、誰??」

「伊月織零」

「伊月、織零ぉ? やっぱり分からないよぉっ」

私は、逝姫の方を見ながら言った。

「逝姫、前好みだって言ってたじゃない。皐織葉よ」

「えぇぇぇぇっ!? 織葉君っ!?」

「そーいや、今、テレビでよく見かけるな」

逝姫は驚いた様な声を上げた。

そして、切死は、冷静に呟く。

私は、二人の表情を確認し、作戦を言った。

「とりあえず、どうにか事務所に入り込むよ。私が陽動をかけるから、逝姫はその間に侵入して。切死は、依頼人の方宜しく」

「久々の仕事だし、頑張らなくちゃっ」

逝姫は私の方を見て、頷いた。

「俺、ターゲットの方行きたかったぜぇ」

少し、嫌そうな表情をしながらも、切死は私に、OKのサインを出した。

これが、私の仲間達。

ちょっと騒がしいけれど、とても優しくて……。

一緒にいて、幸せになれる。

そう、楽しかったあの頃のように——————。


三話:仲間 [終]

Re: 殺し屋・殺愛、此処に見参————。 ( No.19 )
日時: 2009/12/03 15:37
名前: 雛 ◆r2ORk.p0PA (ID: 6.Riuk1k)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12315

四話:殺し屋の力


「それじゃあ、作戦はこの前言った通りで宜しく」

今回のターゲット、皐織葉こと、伊月織零は事務所の控え室にいる。

控え室に入るには、まず入口を突破する必要がある。

「……まぁ、とにかく。切死は、依頼主の方、先行ってて」

「あいよ」

私がそう言うと、切死は屋根の上を飛び越えながら依頼主の元へ向かった。

「あのさぁ。入口を強行突破しなくても、殺愛の変装で、上手く誤魔化せるんじゃない?」

「この事務所は警備が厳しいの。持ち物までチェックされるから……」

「そっか。なら、仕方ない」

「いつも言ってるけど、なるべく人を殺さないようにね」

「うんっ」

逝姫は、私に笑顔を向けて頷いた。

……それでは、行きますか。

「行くよ、逝姫」

「了解」

私は、立っていた屋上から事務所の入口前に飛び降りた。

Re: 殺し屋・殺愛、此処に見参————。 ( No.20 )
日時: 2009/11/13 05:02
名前: 影山の子分3が好き (ID: W0MEbhZQ)

いけーーーー!!!ナンツテー
おおお…頑張れ〜〜☆と

応援してます!!!

Re: 殺し屋・殺愛、此処に見参————。 ( No.21 )
日時: 2009/11/13 08:02
名前: 雛 ◆r2ORk.p0PA (ID: 6.Riuk1k)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12315

>>20
きゃあぁぁぁあぁ(しつこ

また、来て下さったのですか!!
有難うございます〜っ!

小説、書き始めたら題名教えて下さいねー((殴
こんな小説に、三回もコメを……っ。

本当に、有難うございますっ!!!!

Re: 殺し屋・殺愛、此処に見参————。 ( No.22 )
日時: 2009/12/03 15:38
名前: 雛 ◆r2ORk.p0PA (ID: 6.Riuk1k)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12315

「誰だっ!」

思った通り。

入口前に立っていた警備員は、不思議な格好をした私を取り押さえようようとした。

「逝姫っ」

「分かってるって!」

私が逝姫を呼ぶと、逝姫は軽々と警備員を飛び越え、事務所の中入って行った。

「侵入者だっ!! 捕まえろっ」

私を相手にしていた警備員は、大声でトランシーバーに呼びかけた。

「そんな事、言ってる暇ないんじゃないかなーっ?」

運が良い事に、警備員は一人。

これなら、楽勝っ。

私は、トランシーバーを足で蹴り飛ばした。

「クソッ! 今すぐ、捕まえてやるからなっ!!」

……何、このオッサン。

「ちょっと……あんた五月蝿い。しばらくは、此処で寝ててくれます?」

私は、持っていた鞄から注射器を取り出す。

この毒は、いつもより弱毒性だから気絶程度で済む物だ。

——チクッ——。

よし。何とか、中に入れそうだわ。

逝姫一人にやらせる訳にはいかないし。

私は、逝姫の元へと向かった。


しばらく、走っていると、逝姫を見付けた。

「逝姫。ターゲットは見付かった?」

「殺愛、随分早かったね。今から、奇襲をかけようとしてたのに」

「……って事は。織零は、この部屋にいるのね?」

「……」

逝姫は、黙って頷いた。

私と逝姫は、顔を見合わせ突入した。

突入と言っても、音を出来る限り立たせない様に。

「もう、仕事かよ? さっき、終わらせたばっかりじゃねーか」

うわ。口悪……。

テレビとかだと、清純っぽいのに。

「私達は、テレビスタッフでも何でもない部外者よ」

「はぁっ!? 部外者が何で此処にいんだよ」

「ふふっ。それはね、私達は……」

逝姫が、微笑みながら言う。

「殺し屋だからっ」

「「殺し屋・殺愛、逝姫、此処に見参————」」

私と逝姫は同時にそう言った。

「殺し屋……っ!?」

これから、私達の演劇が始まる……っ。


—side:Seisi

はぁ……。俺も、ターゲットの方に行きたかったのになぁ。

殺愛は酷いぜ。


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