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堕天使
日時: 2009/12/05 12:01
名前: haru (ID: uRjlitq/)

あんまり時間無いけど書ける時に書くので読んでください!

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Re: 堕天使 ( No.16 )
日時: 2009/12/15 17:30
名前: テイル (ID: acQ6X1OT)

・・・ヨルゥ!陛下とかいう糞人間を倒せぇ!!
じゃなきゃ、この俺が殺してやるぅ!!(この人暴走中につき超危険です☆

Re: 堕天使 ( No.17 )
日時: 2009/12/16 02:29
名前: haru (ID: uRjlitq/)

コメントありがとうございます!
テイルさん。ヨルはこれから、、、
とりあえず続きを書きます

「ヨル、、、?」
険しい表情、、、。
もはやアサの声など届いていない

狭間は確か天使と悪魔になれなかった者が行く所
まさかヨルは、、、

元悪魔、、、、、!?

うそだっ、、あんな優しいヨルが、、悪魔な訳ない

さっきの光で私は羽根を取り戻している
ってことは、もし悪魔なら羽が、、黒の羽があるはず

「、、、、!!」
羽が、、、、



黒い



「げほっ、、ごほっ、、」
____おばあさん!!
「おばあさん。しっかりして!」
アサは必死で背中をさする
血は止まらない
「おばあさん、、、、。」
ヨルがいう
「こいつに言いたいことは、、、ある?」
はっ、、

気付けばヨルは陛下の首を掴んでいた
その目は狩りを楽しむ猛獣に見えた

「離して、、、くれ、、」
陛下が必死で頼み込む
「は、、、何いってんの?頭大丈夫?」
ガンっ
頭後とたたきつける
「いたっ、、、」
「、、、痛い、、、?お前はこんな事で痛いなんていうんだ。弱いね。」
ガンっ
また蹴りを入れる

「ヨル。そろそろ離してあげないと、、、。」
死んじゃうヨ、、、。
「もっとだ、、。こんな痛み、、。」
ヨル、、、どうしちゃったの!?
「ま、、、、まだ死にたくねえ!、、、」
陛下はがくがく震えてる

「アサちゃんよ。私を陛下の前へ、、。」
「えっ、、、。あ、、危ないよ!!!」
「たのむ。最後の頼みじゃ、、。」
最後、、、、?

何を言って、、、?

Re: 堕天使 ( No.18 )
日時: 2009/12/17 02:12
名前: haru (ID: uRjlitq/)

おばあちゃん、、
最後って何!!??
「最後って何ですか!!」
おばあさんは苦しそうな顔で笑う
「大丈夫だろ?」
なっ、、にが?
「わたしゃ淋しかったよ、、。じいさんが先に行ってしまって、、。」
、、、、!
「でも、やっと会える、、、。」
ぶんぶん
アサは必死で首を振る
「あんたは淋しくないじゃろ、、?アサ。」
「やっ、、、やだ!!」
ぽんっ
「ヨルがいるんじゃ、、。」
おばあさん、、、。
ぽたっ、、、
「やだっ、、、、行かせない!!」
くるっ
アサはヨルのほうを向く
「ヨル!待って!殺しちゃだめ!」
ヨルは不思議そうにアサを見つめた
「何でだ、、、、?」
「何でって、、、、、悪魔になっちゃうよ!?」
そう、、悪魔は生前に悪事を働いたものがなる、、。
「大丈夫。それは生前の者だけ、、。」
ぎゅっ
「ぐっ、、、はあああ、、、!!!」
ヨルがきつく閉める
「ヨル、、、一旦放しておくれ、、。」
「、、、、、、。」
ヨルは首から手を放した
「ありがとう、、、。」
「はあはあはあ、、、はあっくっ、、。」
陛下の首を見ると

くっきり手跡がついていた

「おばあさん!あんまり近づいたら!!」
おばあさんはまた笑った
すっ
何かを胸元から出した
教会のステンドガラスの光が反射している
「、、、、ま、、、さか、、、、、。」
ナイフ、、、、、!!
「おばあさんダメーーーー!!!!!!!」

Re: 堕天使 ( No.19 )
日時: 2009/12/17 19:39
名前: テイル (ID: acQ6X1OT)

おばあさん!・・・ヤダよ?死ぬなよ??
・・・陛下とか言ってる人が死ねば良いんだよ・・・。

Re: 堕天使 ( No.20 )
日時: 2009/12/20 00:03
名前: haru (ID: uRjlitq/)

「な、、、なんだよ。このばあさん、、。」
陛下は腰が抜けたようにおばあさんを見上げている
「忘れたなんていわせんよ、、、。」
おばあさんはゆっくりと刃先を陛下に向ける
「おばあさん!何してるの!?」
アサはおばあさんの腕を引っ張った
だが、、、
弱ってるはずの体がびくともしない
しかも、震えている
この震えは

恐怖からじゃない、、、、?

おばあさんはゆっくりと陛下にナイフの先を向ける

「おまえが、、、、っ、、じいさんを殺した!!」

「、、、、、、!!!!!!!」

周りの人が目を見張る

「なんだって?」
「リヒトさんは、事故じゃなかったのかい!!?」
「なんてことを!」

「な、、、何の事だ、、、?」
「とぼけんじゃないよ。わたしゃ知ってるよ。おじいさんが娘たちに会いたくっておまえにお願いしに行った事を、、、。」

「えっ、、、?」
アサは驚いた、、、。

「おじいさんは、何度もお願いしてた、、、!!私は物陰から見ていたという人に聞いた!」




三年前
「陛下!!なぜわし等は子供と離れんばならんのです?」
おじいさんは土下座をして必死だ
「なぜ、、、、?くっ、、笑わせるな。無意味なものとの接触は避けるべきだろ?」
王座に足を組みながら笑っている
「私たちの価値は、、、あなたに決められてしまうものではねえんです!」
がたっ
「なんだと、、、?」
コツコツコツ、、
陛下はおじいさんに近づき

首を絞めながら言った

「ふっ、、、抵抗できんだろう?」
「っ、、、く、、、。」
「価値のある者。それは財、富、外見、若さ、健康、など、、、、。これがひとつでもある奴はまだ価値がある、、、。でも」
ぐっ
さっきよりも手に力をこめた
「でも、お前みたいな老いぼれに町で何が出来る?邪魔なだけだろう、、、?」
「っ、、、なにが、、おいぼれ、、じゃ、、、」
「ほう、、、。まだしゃべれるか、、。」
ぐっ
「ぐはあああっ、、、けほっ、、、。」
だんっ
「まだ、何かいいたいことは、、、あるか、、、?」
にやっ
陛下は薄気味悪い笑みを浮かべた
「っ、、、けほっ、、わしの、、ねが、、いは子供と、、、子供とっ、、、会うことじゃ!!」
「こいつっ、、、!!まだ!」
ごんっ
手に持っていた杖でおじいさんの頭を殴った
「っ、、けほっごほ、、、」
「、、、、!!!!くそっ!」
「わしは、、、けほっ、、、あきらめんぞっ、、、っく、、、、!」
ばしっ
おじいさんは床にたたきつけられた
床に敷いてある赤いじゅうたんにしがみつく、、。
口から大量の血が出ていた
その赤はじゅうたんの赤よりも濃い赤だった
「たのむっ、、、!会わせてくれっ、、げほっ、、」
おじいさんは必死で頭を下げる
ぱしっ
「ちっ、、、、小賢しい、、、、!!!!!」
ぱちんっ
陛下が指を鳴らす
後ろから執事と思われる者が出てきた
「陛下、、、何も老人一人にこんなっ、、。」
執事は老人に目を向ける

「俺に、、、文句でも、、、?」
陛下は執事を睨む

「はあ、、ふぇほ、、、げほっ、、」

「い、、、え、、、出すぎた発言お許し下さい。」
ぎゅっ
執事は右手を握った
その反対の手で



陛下に震えながら、、、銃を渡した






ぱーーーーん




城に響く、、、玉の音


その周りにいたものはみな震え、目を覆っていた


「はははっ、、、、ははっはっはは、、バカめ、、。私の逆らおうとするとこうなるんだ!!!ははっはははは、、、、、!!!」


広い城には、陛下の大きな笑い声と息絶えた血のにおいが漂った



「あ、、、ああ、、あの時の老人、、、か、、。」
陛下の声は震えている
困惑しているのか
少し笑っている
「お前を、、、殺す!!おじいさんの仇じゃっ!!」
おばあさんは涙目だ
これから殺すという恐怖からなのか
手が震えて狙いが定まらない
「、、、はっ、、、こ、、怖いのか、、、?」
陛下は震えながら言った
ガンッ
ヨルが陛下に蹴りを入れる
「、、、この時間神様にでもおねがいすれば、、、?天国へ逝かせてくれって、、、ふっ、、まあムリだけれどな。」
ヨルッ、、、なんか、、怖い
「おじいさん。今っ、、果たすから、、。」


こつ、、、、こつ、、、こつ

おばあさんは不安定な体で陛下の前に立った


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