ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 堕天使
- 日時: 2009/12/05 12:01
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
あんまり時間無いけど書ける時に書くので読んでください!
- Re: 堕天使 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/05 12:44
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
君は、堕天使を、知っているだろうか。
天使から堕とされた天使を、、。
「あー!もー!いった−い!ひどいじゃない!いきなり天界から追放とか言って雲から落とす?普通。何が神様よ、、、、、、、。」
ここは、悪魔にも天使にも慣れなかった奴らの狭間
コツ、コツ、コツ、コツ
「だ、だれ?」
誰かが目の前に現れた。ここは暗闇。姿は見えない。
「、、、また増えたのか、、、。」
「えっ?」
「、、、俺はここの番人ヨル。」
「番人、、?」
「ってことにしてる。」
「、、、は?」
「、、、お前来たばっかりか?」
「ええ。そうよ。」
「天界に戻りたい?」
「、、、う、、そうね、、。ここよりは、、。」
ピタ
「ちょ、なに?」
「背中の羽。、、、まだ白いな。」
「えっ?」
「この羽はどんどん闇を吸う。吸えば羽は穢れ。二度と天界へ帰れない。そして、記憶も消える。」
「帰れない、、?記憶が消える?どういうこと?」
「ついて来い。歩きながら話すから。」
すくっ、、座り込んでいた足を立たせる
なんて歩きにくい所なんだろう。ごつごつしてる
「お前は、その羽の役割をしっているか?」
「えっ?飛ぶためのものでしょ?」
「その他。」
「えっ?」
「、、、記憶するんだ。今まであったこと。嬉しい事とか、、。感情を、思い出を。」
「へ〜。すごいのね。」
自分の羽をちょこんと触る
「つまり、お前はその羽を穢したら天界へ帰る道の記憶をなくすって事だ。そうすれば二度と帰れない。」
「え、、、」
羽ってそんな重要なものだったの?
「今、もう純白じゃない君の羽では、この狭間から出る事は出来ない。」
「じゃあ、、どうすればいいの?」
「お前、名前は?」
「えっ」
「名前。」
「アサ」
「、、、、ア、、サ、、?」
「えっ?」
「、、、まさかな、、。」
ピタ
「ちょっ、なに?」
ヨルが羽を触った
「我コノ狭間ノ番人ナリ。未熟シ堕天使‘アサ‘ノ扉開放!」
な、、なに?
羽が光ってる?
「きゃーーー!光に吸いこまれる〜〜〜!」
- Re: 堕天使 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/05 16:04
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
「、、、い、、、お、、、おい!」
「ん、、、?え、、?」
目を覚ますと明るい世界になっていた
、、見覚えのある世界 ここは?
「ヨル、、、?」
「、、、ここは、お前の過去の中だ。」
「過去?」
ヨルはうなずく
「お前が天界を追放された理由は羽の穢れ。つまり心の穢れからだ。」
「、、、私、穢れてなんていない!」
「、、、いつの間にか穢れてるものなんだよ。」
ヨルは遠くを見つめる
私は昔、この光景を見た気が、、、、
「この世界で、お前が穢れた瞬間があるはずだ。それを、お前が阻止すればいい。ただし、阻止できるのは
その場面ごとに1度きりだけ。」
「、、、うん。わかった。」
私、絶対天界に帰って見せるわ、、、!
- Re: 堕天使 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/05 16:27
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
コツコツ
靴の音が鳴る
石が綺麗に並べられている道
「お前は、人間からの天使か?」
「え、、、まあ、そうね。」
天使
それは命を失った生命より成り立つもの
世界は多く、人間のいる世界だけではない
植物だけの世界、廃墟の世界 闇の世界 地の無い世界 様々 その数多くの世界の中で、選ばれたもののみ 死後 天使として神の下で存在が許され、そこで努力すると また 何かの生命として 神の下から発ち 生きる事ができる
私は、人間のいる世界から選ばれたもの
「でも、何で分かったの?」
「、、、別に、、。」
「別に?」
「勘だよ。」
「、、、、勘で、分かるもの?」
「、、、、、。」
「まあ、いいわ。 で、ヨルは何?」
「、、、。」
ヨルはまた遠くを見つめた
「早く行こう。」
だっ
「え、ヨ、、、ヨル?待ってよ!」
バサッ
羽を開いた
やっぱり空飛ぶのはいいわね
ぐいっ
「痛い!何するのよ!」
「羽を閉じろ!!」
「えっ?」
「早くだ!」
むっ
何よ。偉そうに
「嫌よ!」
「は?」
「歩くのは嫌!」
「早く閉じないと、あの狭間に、、、、っておい!」
ひゅーーーーん
「あの馬鹿!」
ヨルはアサを追いかけた
- Re: 堕天使 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/05 16:44
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
「あっ、、、人間だ。」
いっぱいいる
「空から見ると小さいものね 。」
人はみんな
この中で 誰かいなくなっても 世界全体の動きは
かわらない
なのに、生きる
「変な生き物ね。」
がくっ
「えっ? 羽が重た、、、い、、、きゃーーーおちるーーーー!」
どーーん
「いたたた、、今日二度目。っ、、、。」
とんとん
「おねいちゃん。大丈夫、、?」
「、、、、、え、、、。」
女の子?人間の、、?
なんで、、
「見えてるの?」
「、、、、?」
ピタ ピタピタ
「羽が無いーーーー!」
「おねいちゃん!?」
どうしましょう、、、、。
天使に戻りたかったのに
人間になってしまうなんて、、、!!
- Re: 堕天使 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/07 23:16
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
は、、羽が無い、、、。
嘘でしょ、、、?
「ほら、そこの人そんな所でしゃがみこんでないでたって仕事せんかい!動かんきゃ、食べ物なんて食えねぇぞ!?」
「えっ、、、。」
「返事は!?」
な、、なんなのこのおばあさん、、。私は天使よ?あんた達みたいな地を這う生き物とは違うのよ!
「おばあさん。あのね、このお姉ちゃん落ちてきたの
。空の方から。」
「はっ、、、?」
おばあさんに女の子はいきなり説明し始めた。
「空からヒューーーンって。」
「ぷっ、、、、はははははは!!!」
おばあさんは爆笑した
「は、、はは、、天使ならまだしも人間が、、は、、はは落ちてくるわけ無かろうに。」
むっ
だから私は天使です!っていえたら良いのに。
「でも、確かに見たことない子じゃ。この町の子か?おまえさん。」
おばあさんはじっと私を見つめた
「、えっと、、違います。、、、旅の者で、、。」
「旅じゃと〜〜〜〜!?ふはあは!冗談を言いなさって、この町に旅人は入れんよ。」
「、、、なぜ、、ですか?」
おばあさんはアサをきょとんとした目で見る
「何言うとんの?あんた。ここは終わりの町じゃろ?体弱いもんや年寄り、ちっさい子、町で働けん不必要な人間が、集まるとこじゃ。」
「終わりの、、、町、、。」
私の言葉に小さい子がうつむく
「あんた、ほんまなーんも知らんのねえ。」
知らなかった。
人間の中に 不必要なんて、、。そんなのがあるんだ。 まるで私たちの言うあの狭間みたい。
でも、何だろう。この人たちとは私、違う気がする。
たったったった
後ろから足音、、、
どんっ
「いったーーーーーい!!!!」
「あ、、、、いた。」
ーーーーーーー!!!!
「ヨル!!」
「なんだい。ぼおいふれんど、かい?」
「「ちがいます!!」」
「そんな息ぴったりで。お似合いだねえ、、。」
「ねえ、ぼおいふらんどってなに?」
「ふふ。ヨサナちゃんにはまだ早よう。しかもぼおいふらんど、じゃのうて ぼおいふれんど じゃ。」
「、、、、?」
女の子は首をかしげた
ーーーーー!!
ぐいっ
「なっ、、何?ヨル!?」
「おおお♪さっ邪魔もんは退散せんと。ヨサナちゃん。おいで。」
「あっ、、、ばいばい。おねえちゃん」
_____?
また、、見たことあるような
「お前!羽は!?」
ヨル、、怒ってる、、?
「なんか、、、なくなって、、、。」
がしっ
ヨルが肩をつかむ
「消え始めるぞ、、、。記憶が、、。」
「−−−−!?」
「な、、、んで?」
私なんかした?
「この世界は、見た目、人間のいる世界。」
「見た目?」
「狭間より、天界側にあるところなんだ。」
ヨルが上を指差す
「て、、天界、、。」
「だから、飛ぶなっていったんだ。飛ぶと羽に負担がかかる。負担がかかれば弱くなる。」
闇に、、抵抗、、できなくなったんだ、、。
「、、、、そんなの聞いてないわよ!?」
「説明する前にお前が飛んで言ったんだろ?」
「、、、っ、、。」
だっ
「あっ!アサ!!」
私、、どうしよう。記憶、、、なくなっちゃうの?
この掲示板は過去ログ化されています。